学校でまだ習っていない範囲が毎週宿題に出ます
最近、娘が塾の宿題を開くたびに「これ、学校で習ってないから分からない」と言います。
中学1年生で、学校の授業を補ってもらうために地域密着型の塾へ入れました。入塾面談でも、学校の進度に合わせて指導すると説明を受けています。
ところが、塾の先生は別の中学校の進度と混同しているらしく、娘の学校ではまだ扱っていない数学の単元が宿題に出されます。授業中にも十分な説明がないまま、「教科書を読めばできる」と言われるそうです。
娘は空欄で出すことを嫌がり、解答を見ながら写して提出しています。このままでは勉強になっていない気がしますが、先取り学習だと思って見守るべきでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
塾の先生が学校の進度を誤って把握しているなら、宿題が既習内容か未習内容かを整理して伝えましょう。未習単元を家庭で解かせ続けると、理解できないまま答えを写す習慣につながることがあります。学校の年間予定や教科書のページを共有し、塾では先取りとして教えるのか、学校に合わせて復習するのか方針を確認してください。指導の順序をそろえ、目的を明確にすることが大切です。
保護者の視点からアドバイス
子どもから「まだ学校で習っていない」と聞いても、親には本当か判断しづらいですよね。まず教科書や学校の予定表を一緒に確認し、宿題の該当ページに付箋を貼って塾へ持たせてみてください。「分からないまま提出するのが心配です」と伝えれば、責める印象になりにくいです。宿題を全部終わらせることより、どこまで理解して取り組めたかを先生に見てもらいましょう。無理に答えを埋めなくて大丈夫です。
法的安心の視点からアドバイス
塾の宿題内容や学校との進度差だけで直ちに契約上の問題になるとは限りません。ただし、学校準拠をうたって契約したのに実際の指導方針が大きく異なる場合は、広告や説明資料と提供内容を確認してください。未習単元を理由に追加講座を勧められたときは、必要性と費用をその場で決めず書面でもらいましょう。説明と実態の差が続く場合は、コース変更や解約条件も確認できます。資料は保存してください。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
宮谷 穣士 先生
個別学習のセルモ町田鶴川教室
こんにちは!
個別学習のセルモ 町田鶴川・忠生教室代表の宮谷です。
「学校でまだ習っていない範囲が毎週宿題に出る」とのお悩みですね。
単語や漢字の暗記、あるいはあらかじめ予習を前提とした指導スタイル(反転学習など)を除き、授業で扱っていない未習範囲をいきなり宿題として出すのは、学習塾としての指導・管理(オペレーション)が行き届いていない可能性が高いと言えます。
本来、塾の宿題は「授業でインプットした知識を、自宅で演習(アウトプット)して定着させる」ために出すものだからです。
まずは一度、教室長や塾長先生に現状をご相談(確認)してみることをおすすめします。以下のような理由から、悪意なく行き違いが起きているケースも考えられるからです。
お子様の通う学校の授業進度を塾側が正しく把握できていない
担当講師の宿題出し・指示が雑になっている
もし教室長へお伝えしても改善されない場合や、納得のいく説明が得られない場合は、「お子様に合っていない(指導管理が不十分な)塾」と判断し、転塾をご検討されるのも選択肢の一つです。
なお、お子様一人ひとりの理解度や学校の進度に合わせた指導を受けたい場合は、個別指導・個別学習塾をご検討いただくと、こうした進度の不一致は解消されやすいかと思います。
お子様が無理なく、安心して宿題に取り組める環境が整うことを願っております。少しでもご参考になれば幸いです。