塾を切り替えるタイミングは中間テスト?それとも期末まで待つ?

有識者から2件の見解が投稿されています!

塾を切り替えるタイミングは中間テスト?それとも期末まで待つ?

この春から中学生になる子どもが、春期講習から初めて塾に通う予定です。まだ通い始めてもいないのに塾を変えることを考えるのは早いかもしれませんが、もし1学期の中間テストで成績が思うように上がらなかった場合、すぐに塾を変えるべきでしょうか?それとも期末テストまでは様子を見るべきでしょうか?初めての塾なのでどれだけ子どもが変わるのか気になります。塾の効果が出るまではそれなりに時間がかかるのが普通なのでしょうか?

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

塾の効果は即座に出るものではなく、特に新しい学習環境に慣れるまでの時間が必要です。中間テストで成績が伸びないからといって焦って塾を変えると、学習方針が定まらず逆効果になることもあります。大切なのは、学習習慣の定着や指導方法との相性。まずは期末テストまで継続し、学習態度や理解度の変化を見極めましょう。そのうえで、塾のサポート体制や子どもの学習意欲に変化がないかを総合的に判断するのが賢明です。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

親としては早く成果を求めたくなりますが、塾の学習効果が出るにはある程度の時間が必要です。中間テストの結果を見てすぐに決断するよりも、まずは子どもの意見を聞き、塾の先生とも相談してみましょう。授業の理解度や宿題の取り組み方に変化があるかを確認し、成績以外の成長も評価することが大切です。期末テストまで様子を見つつ、塾のサポート体制や学習環境が子どもに合っているかをじっくり見極めることをおすすめします。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    こんにちは!

    よく聞く一般論は「早く見切りをつけて転塾したほうがいい」と「最低でも一年は続けないと効果は分からない」の二つです。どちらも極端なので、ちょっと噛み砕いてみましょう。

    まず春期講習と四月の授業だけで、定着→応用→点数アップの三段跳びを決めるのは、正直かなり難易度が高いです。特に初めての塾通いなら、ノートの取り方ひとつ覚えるのにも時間が要ります。中間テストは“慣らし運転の健康診断”くらいの位置づけで見ると気が楽です。

    とはいえ「様子見」をダラダラ続けるのも心配ですよね。そこで二つのチェックポイントを用意しておくと判断がブレにくくなります。

    ひとつめは“プロセス指標”。宿題提出率や授業中の挙手回数、解き直しノートのページ数など、点数以外の動きを数字でメモしておくと、中間で点が動かなくても「やることは増えている」と確認できます。

    ふたつめは“中間後のフィードバック面談”。テスト翌週に塾の先生と面談を入れ「どこが弱点で、期末までにどう改善するか」を三行で書いてもらいましょう。ここで具体策がパッと出るかどうかが塾の腕試しになります。

    この二つがそろっていれば、期末テスト(六月末ごろ)までは腰を据える価値があります。逆に
     宿題は形だけ
     授業態度も変化なし
     面談が“がんばりましょう”で終わる
    という三拍子がそろったら、期末を待たずにセカンドオピニオンを取るサインです。

    目安として、塾効果が点数に表れ始めるのは早くて二回目の定期テスト、平均的には三回目(学期末)と言われます。ですから「中間はレントゲン写真、期末は血液検査、二学期中間で総合診断」と三段階で見ると、焦りすぎずに改善サイクルを回せます。

    というわけで
     中間テストは“慣らし運転”
     プロセス指標で手応えを数える
     面談で期末までの処方箋をもらう
    この流れで動いてみてください。テストの点は木の実、毎日の習慣は根っこです。根っこが伸びているかどうかを観察できれば、転塾の判断も納得のいくものになります。

  • 有識者

    山本 涼太郎 先生

    個別教育クラーク

    お子さんがこの春から塾に通い始めるとのこと、新しい環境に期待と不安が入り混じるお気持ち、よくわかります。「塾を変えるべきか」 についてですが、結論としては 、1回のテスト結果だけで判断するのは早いと言えます。成績の伸びには時間がかかるのが普通で、慣れること自体も重要なプロセスだからです。特に、今回は進学するタイミングなので、学校の環境も大きく変わります。慣れるのに時間がかかるお子さんの場合は特に長い目で見て、周囲に相談しながら適切なサポートを見極めていきましょう。

    ◯塾の効果が出るまでに時間が必要な理由
    成績がすぐに上がるケースは限られています。特に「勉強スタイルが確立していない場合」や、「基礎が不足している場合」、「環境が変わったとき」は時間がかかることが一般的です。効果が見え始めるのは「3か月~半年」が目安です。

    塾での勉強内容が学校のテストに直結していない場合や、新しい指導法に慣れていない場合も、結果がすぐに現れないことがあります。また、成績が上がるには家庭学習で授業内容を定着させる復習の習慣をつけることが重要なポイントです。

    ◯塾をすぐに変えた方がいい場合
    春期講習に参加したが雰囲気がまったく合わず、お子さんが行きたがらず、塾の日は毎回、親子喧嘩になる等

    ◯中間テストで期待した結果が出なかった場合はどうする?
    1回のテストだけで結論を急がず、以下の点をチェックしてみましょう

    1. 塾の授業内容が学校のテスト範囲と合っているか?
     塾が以前の学年の範囲に戻って基礎を固めている場合など、テスト結果と直結しないことも。
    2. 家庭学習が効果的に行われているか?
     塾の授業を復習し、定着させるよう、家庭学習の習慣を見直す必要があるかも。
    3. お子さん自身が塾に満足しているか?
     授業が「分かりやすい」「楽しい」と感じているなら、結果が出るまで様子を見るのも選択肢です。一方で「質問しづらい」「先生が合わない」と感じている場合は、塾の先生に相談してみましょう。

    ◯改善案を試しながら期末テストまで様子を見よう
    ・塾の先生と相談して計画や学習法を見直す
    ・家庭学習を充実させ、学校や塾で学んだ内容を復習する
    ・お子さんがモチベーションを維持できるよう目標を一緒に設定する

    ◯塾を変えるかどうかの判断基準
    期末テスト後の状況を踏まえ、以下の基準で判断してください
    ・塾の指導スタイルや先生との相性が合っているか?
    ・家庭学習が効果的に行われているか?
    ・3か月以上取り組んで成果が全く出ない場合、塾に相談してみましょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

有識者 の紹介

一覧

宮谷 穣士先生

個別学習のセルモ町田鶴川教室

東京都町田市で、個別学習のセルモ町田忠生・木曽・鶴川教室の3教室を運営しております、株式会社進化代表取締役社長の宮谷と申します。 個別学習のセルモは、社員講師の適切なサポートとデジタルAI学習システム+オリジナルノートを活用し、学力改善を目指す生徒さんを指導しています。
投稿数34

名川 祐人先生

Studyコーデ

慶應大学経済学部卒業後、キーエンスの営業職を経て大学受験業界へ。オンラインを中心に全国の受験生を指導しつつ、総合型選抜の塾比較サイト(総合型選抜塾比較コンシェルジュ https://sogogata-concierge.com/ )も運営。受験生への情報提供を行う。MENSA会員資格なども持つ。
投稿数24

脇坂 幸雄先生

傳塾 ~denjuku~

長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
投稿数5

大石 基先生

名張さかえ進学教室

進学塾・個別指導塾・中学・高校などで30年以上の指導経験があります。 合格実績としては、難関私国立中学、私立高校・公立高校、国立大学・私立大学など多数あります。 コミュニケーションを通じて、一人一人に合った学習方針や進学指導を行っています。 また、オンラインで24時間質問受付をしています。
投稿数37
目次