田谷 智紀 先生|投稿履歴

田谷 智紀 先生

s-Liveきょうと山科校

個別指導塾業界で28年の経験があり、「直接」指導した生徒は1000人以上、指導時間は2万時間を超えます。ミスマッチの進路指導に力を入れ、保護者の信頼も厚い。「勉強だけでなく、勉強のやり方も教える」ことで、家でも学校でも生徒が「自律」して学べる力を育てることを目指しています。

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面倒見の良さをアピールしてる塾ばかりで違いがわかりません

ご質問、とても本質的です。 今や多くの塾が「面倒見が良い」「一人ひとりに寄り添う」と掲げています。 確かに、文字だけを見ると違いが分かりません。 でも実際には、その“中身”や“実行の仕方”には大きな差があります。 では、何を見ればその違いを判断できるのでしょうか。 チラシやHPだけでは見えにくい“本当の中身”を見極めるための5つのポイントをご紹介します。 ①【仕組み】寄り添いが“人の気持ち”ではなく“仕組み”として続くか 「面談はどのくらいの頻度でありますか?」「授業の様子は保護者に共有されますか?」 → 寄り添いを継続できる仕組みがある塾ほど信頼できます。  “人による”ではなく、“仕組みで続く”かがポイントです。 ②【時間】授業以外でどんなサポートをしているか 「テスト前や自習のときに、質問できる時間はありますか?」 → “面倒見の良さ”は授業中ではなく、授業外でどれだけ支えてくれるかで分かります。 ③【講師】講師が“子どもを見ているか” 体験授業のときに、「この子の得意・苦手はこうですね」と具体的に話してくれるか。 → 教え方よりも、“観察してフィードバックしてくれるか”で講師の力量が見えます。 ④【一貫性】誰が担当しても方針が同じか 「講師によって指導方針が変わることはありますか?」 → 教室全体で理念が共有されていれば、担当が変わってもブレません。  個人任せの塾よりも、“チームで生徒を見る”体制がある塾を。 ⑤【透明性】実績や保護者の声をどこまで開示しているか 「成績の変化や保護者の声はどんな形で見られますか?」 → 成果・取組み・改善を数字や事例で見せられる塾は内部が整っています。  見せない=整っていない可能性もあります。 チラシの言葉は似ていても、塾の中身は“仕組み”と“姿勢”でまったく違います。 ぜひ体験や面談の際に、上記のような質問を投げかけてみてください。 回答の具体性・迷いのなさ・誠実さが、その塾の本質を映します。 最後にもうひとつ。 「面倒見が良い塾」とは、“手取り足取りやる塾”ではなく、“子どもが自分でできるようになるまで支える塾”です。 言葉よりも、行動でそれを感じられるか。そこを確かめてみてください。

塾選び

塾のわいせつ事件のニュースが多くて心配になってきました

お母さまのご不安、とてもよくわかります。 私自身も学習塾を運営する立場であり、また子どもを持つ親でもあります。 ですから、塾講師によるわいせつ事件のニュースを目にするたび、怒りとともに、深い悲しみと残念な気持ちを抱きます。 教育は信頼の上に成り立つものです。 その信頼を裏切る行為は、子どもたちの心を傷つけ、真摯に子どもと向き合っている多くの先生方の努力までも踏みにじります。 同じ教育に携わる者として、心から憤りを感じています。 不安を「安心」に変えるために、家庭でできる見守り方を紹介いたします。 ①「見える関係」をつくる 塾への送迎時や保護者面談などで、講師や教室の様子を直接感じ取るようにしてみましょう。顔を合わせ、挨拶を交わすだけでも「この親は見ている」という抑止力になります。お子さんにも、“お母さんが先生と話している”という安心感が生まれます。 ②「イヤだ」を教える 思春期の子は“イヤと言っていい場面”が分からないことがあります。 「不快なことがあったら、理由を言わなくても“イヤ”でいいんだよ」 「どんな話でも、お母さんは怒らないから聞かせてね」 と伝えておくことで、“危険を言葉にできる子”になります。 ③「ニュースを一緒に話題にする」 事件をただ怖がらせるのではなく、「こういうニュースを見て、親としても悲しい」「あなたの塾は信頼しているけれど、気になることがあったら教えてね」と冷静に話すことで、“恐怖”ではなく“意識”として共有できます。 ④「信頼できる塾を選び、対話できる関係を」 防犯対策や指導体制について、率直に塾へ質問してみることも大切です。 誠実な塾なら、保護者が不安を口にすることを歓迎し、“どうすればより安心して通えるか”を一緒に考えてくれます。 親ができる最大の安全対策は、「信頼できる大人たちとつながること」です。 家庭・塾・地域がそれぞれの立場で子どもを見守る社会になれば、子どもたちは安心して学びに集中できます。 お母さまのように、「不安だけど、見守り方を考えたい」と行動される姿勢こそ、お子さんにとって最大の防御であり、愛情の証です。 どうか、その優しい警戒心を大切にしながら、安心できる環境を一緒に築いてください。

親の関わり方

勉強から逃げ続ける小5の子ども…どう向き合えばいいのか分かりません

お母さま、本当にお疲れさまです。 お子さんのために毎日向き合い続けてこられた、その姿勢は並大抵のものではありません。 文面から、深い愛情と、同時に「どうしてもうまくいかない」というもどかしさが伝わってきます。 おそらくお子さんは「勉強が嫌い」というよりも、 “お母さんと衝突するのがつらい”と感じているのかもしれません。 勉強=ケンカのきっかけ、となってしまうと、 本来前向きな学びの時間が「防衛の時間」になってしまいます。 また、お母さんご自身も「どう支えたらいいか」迷いながら、 それでも毎日声をかけ続けてこられたことでしょう。 これは心理学でいう“燃え尽き型の愛情疲労”の状態に近いかもしれません。 つまり、努力をしているのに報われず、自分の愛情さえ疑いたくなるほど疲れてしまう段階です。 ここで大切なのは、“頑張りをやめる”ことではなく、 「頑張る方向を変える」ことです。 勉強させるよりも、まず「お母さん自身の心を休ませる」こと。 安心した大人の姿こそが、子どもにとって一番の学びの環境になります。 たとえばこんな声かけがあります。 「今日は一緒にゆっくりしようか」 「やらない日があっても、あなたの頑張りは消えないよ」 こうした“責めない言葉”が、子どもにとって“安心の合図”にもなります。 もし家庭の中でこれ以上頑張るのが苦しいときは、 塾や第三者の先生に頼ることを恐れないでください。 外の大人が関わることで、親子の関係がいったん“リセット”され、 お母さんが「応援者」としての役割に戻ることができます。 子どもが変わるきっかけは、“親が信じて待つ勇気”の中から生まれます。 どうか一人で抱え込まず、ご自身の心も大切にしてあげてください。

親の関わり方

中間テストが思ったより悪くて不安…期末に向けて塾に通うならいつから?

お子さんもきっと、頑張ったのに結果が出なかったことにショックを受けていると思います。でも、だからこそ今が、次に向けて動き出す絶好のチャンスです。 というのも、実は「テストが終わった直後」というのは、塾に通い始めるには非常に良いタイミングです。ここでしっかりと今回の結果を振り返り、どこでつまずいたのか、何が足りなかったのかを見つけておくことで、次の期末テストに向けた“正しい準備”ができるからです。 おすすめしたいのは、まず塾の無料体験や面談に行って、今回のテストの答案や勉強方法を一緒に振り返ってもらうこと。プロの視点で見てもらえば、「時間は取っていたけど、やるべき内容がずれていた」とか、「学校の授業の理解度が不十分なまま先に進んでいた」など、思いがけない原因が見えてくることがあります。 そして、その上で「次のテストまでにどういうペースで、どんな内容をやっていくべきか」を塾と一緒に計画していくと良いです。塾というと「直前に追い込みで勉強する場所」と思われがちですが、本当に力をつけるには、焦らず、少しずつ理解を積み重ねていく期間が必要です。 「じゃあ、今から始めて期末テストまで持つかな?疲れないかな?」という不安も、よくわかります。でも、だからこそ“無理なく通えるペース”を作ることが大事です。週1回からでもOKですし、最初の1~2週間は授業に慣れるだけでも十分。その間に塾側もお子さんの性格や学習スタイルを把握してくれるので、ムリのないカリキュラムを組んでもらいやすくなります。 期末テストが近づいてくると、どうしても焦りや不安が大きくなります。そのときに「聞ける先生がいる」「相談できる場所がある」というだけで、心の負担がグッと軽くなることでしょう。勉強って、内容だけでなく“気持ち”のケアも大切ですから。 それに、お子さんが「今回の結果は悔しかった。でも、次は変われるかも」と感じている今こそ、前向きなスタートを切りやすいタイミングです。ここで塾に通い始めることで、「次はちゃんと準備して臨める」という自信も育ててあげられます。 ぜひ、次のテストを“今度こそ納得のいく結果”にするために、塾との連携を前向きに考えてみてください。小さな一歩でも、今踏み出せば大きな差になりますよ。

通塾開始時期

受験未経験の私がネットで必死に勉強中…塾に相談してもいいのでしょうか?

毎日、ネットや本で情報を調べながら、どうやってお子さんをサポートすればいいか考えていること。それって、本当にすごいことだと思います。 中学受験という世界に、必死に学ぼうとしているその姿勢は、心から尊敬します。 ただ、情報が多すぎて、見れば見るほど不安になってしまう気持ちも、すごくよくわかります。「これって正しいのかな?」「うちの子に合ってる?」って、考えれば考えるほど、自信がなくなってしまいますよね。 そして、「塾に相談してみたいけど、ネットで得た浅い知識で話すと迷惑がられるんじゃないか…」って、ためらってしまう。その気持ちもわかります。 特に実績のある有名な塾だと、「こんなこと聞いていいのかな?」って、余計に気を使ってしまいますよね。 しかしはっきり言います。相談していいです。 というか、むしろ相談しなきゃもったいないです。 塾の先生たちの仕事って、ただ勉強を教えるだけはないと私は考えています。 子ども一人ひとりの進路を、一緒に考えて、親御さんと連携して、ゴールまで導いていくこと。だから、保護者の声って、とても大事なんですよ。 「素人なのに…」なんて遠慮は、まったく必要ありません。むしろ、「自分の頭で考えようとしてる親御さんだな」って、私なら感じます。たとえその情報が正しくなかったとしても、それをもとに「じゃあ、こういう考え方のほうが合ってますよ」と丁寧に教えてくれるはずです。 それに、ネットの情報って本当に玉石混交です。いいこともたくさんあるけど、間違った方向に導いてしまうものも多い。だからこそ、「うちの子に合った正しい情報」は、塾で直接聞くのが一番なんです。 相談って、難しく考えなくて大丈夫です。たとえば、「今こういう声かけをしてるんですが、大丈夫でしょうか?」とか、「ネットでこの参考書がいいって見たんですけど、使ってもいいですか?」とか、小さなことからでいいんです。先生たちも、そういう一歩一歩をとても大事にしてくれるはずです。 相談者さんは決して“素人”なんかじゃありません。毎日調べて、悩んで、試行錯誤している。それって、どんな専門家よりも、お子さんのことを真剣に考えてる証拠です。 そして、お子さんにとって何よりも心強いのは、「親が自分と一緒に走ってくれている」という安心感です。正解を全部知っている必要なんてないんです。一緒に迷って、一緒に考えてくれる。そんな親の姿が、子どもにとっては何よりの力になります。 ですので自信を持っていただき、迷ったときこそ、塾というプロを頼ってください。 気持ちは、ちゃんと伝わります。そして、きっと先生たちも、全力であなたの味方になってくれることと思います。

親の関わり方

多動症の子どもに合う塾が見つからなければ通塾を諦めるしかない?

「このまま通える塾が見つからなければ、やはり通塾はあきらめるしかないのでしょうか?」 そう思ってしまうのは無理もないと思います。 でも、答えはNOと考えます。 もしかするとお子さんに原因があるわけではなく、 “特性を受け入れる準備ができている塾”がみつからないことが問題なのかもしれません。 ◆受け入れ可能な塾を見つけるポイントを挙げてみました 1. 子どもへの対応が具体的か? 「集中が切れたときどう対応しますか?」 →「状況により臨機応変に」ではなく、具体的な工夫や実例を話せるかがポイント。 2. 「動く=ダメ」になっていないか? 立ち歩きや姿勢の変化があっても、学びを止めない工夫があるか。 叱るより“切り替えるサポート”を重視している塾が理想。 3. 教室の空気がどうか? 子ども同士の雰囲気、先生の口調、声かけのテンポ…… 見学や体験でしか見えない“空気感”も、判断材料になります。 面談時での伝え方や質問も考えてみました 伝え方: 「学ぶことが好きで、本人なりの集中の形があります」 「興味のあることにはとても意欲的です」 →診断名や苦手なことばかりを先に話さなくてもOK。 質問例: ・「立ち歩いたりしたとき、どのように対応されますか?」 ・「同じ教室に特性のあるお子さんがいた場合、先生はどう関わりますか?」 希望の伝え方: NG:「注意しないでください」 OK:「失敗に敏感なので、声かけに工夫をいただけると安心します」 ◆もし「なんか違う」と感じたら… 遠慮はいりません。 「合わないかも」と思った直感は、意外と的確です。 その場合は、無理に通わせず、視点を広げてみてください。 たとえば塾以外での 選択肢として ・オンライン個別/家庭教師 ・フリースクールやNPO支援 ・家庭学習+地域の居場所 もあるかもしれません。 学びの場は塾だけではありません。 大切なのは「通わせること」ではなく、“本人の意欲が続く環境”です。 お子さまは「じっとできない子」ではなく、「動きながら考える力を持った子」かもしれません。 その力を理解してくれる大人と出会えたとき、きっと学びはもっと楽しく、自由になるかもしれません。 焦らず、でもあきらめずに。 親としてその可能性を信じることが、いちばんの“学びの味方”と考えます。

特別なサポート

駐車場がなく近隣に迷惑をかけています…送迎トラブルはどう対処すればいいでしょうか?

夜遅い時間の送迎が必要で、駐車環境が整っていない状況でのトラブルやご不安、非常に心配なことと思います。 以下のような解決策を考えてみました。 ◆塾に駐車場の確保をお願いする 塾に保護者の送迎事情を説明し、専用駐車スペースや近隣施設の駐車場を借りられないか相談してみてはいかがでしょうか。 ◆近隣のコインパーキングを利用する 塾の近くにコインパーキングがある場合、そこを利用するのも有効です。費用は掛かりますが、路上駐車を避けることができます。 ◆塾から少し離れた場所に車を停める 塾の前が混雑する場合、少し離れた安全な場所に車を停め、お子さんにそこまで歩いてきてもらう方法も検討できます。 ◆お迎えの時間を混雑する時間帯からずらす 塾に相談し、授業後に教室や自習室で待機できるようお願いするのも一つの方法です。帰る時間を少しずらすことで、混雑を避けられるかもしれません。 ◆送迎をシェアする 同じ塾に通う保護者と協力し、送迎を交代制で行うことで混雑の緩和や負担軽減につながる可能性があります。 夜遅い時間の送迎が必要な状況で、駐車環境が整っていないのは大きな課題ですが、塾との連携や駐車方法の工夫を行うことでトラブルを回避できます。塾や他の保護者と協力しながら、お子さんが安全に通塾できる環境が整うことを願っています。

通塾の負担

塾の先取りが進みすぎて学校の授業が身につかない…

先取り学習が期待通りの効果を上げず、不安を感じていらっしゃるのですね。先取り学習はうまく活用すれば成績向上に役立ちますが、進め方やフォローの仕方で結果が変わることもあります。 以下に、具体的なアプローチをお伝えします。 先取り学習への考え方 先取り学習は「学校の授業が分かるようになる」ことを目的として行うものです。塾で習ったからといって学校の授業が不要になるわけではありません。むしろ、学校の授業は「復習の機会」として活用することで学んだ内容を定着させる大切な場となります。この視点をお子さんと共有し、学校の授業に対する意識を変えていきましょう。 具体的な解決策 1. 学校の授業を復習の場と捉える 学校の授業は、塾で習った内容を思い出し、理解を深めるための絶好の機会です。学校の先生が説明する新しい視点や解き方を発見することを目標に、積極的に授業に取り組むよう促しましょう。 声かけの例: 「学校の授業で習った内容を塾の内容と比べてみると、もっと理解が深まるかもしれないね」 「先生の説明を聞きながら、塾の内容を思い出して確認してみよう」 2. 定期的な復習を取り入れる 塾で習った内容を忘れにくくするためには、定期的な復習が欠かせません。学校の授業に合わせて復習を行う習慣をつけることで、記憶が定着しやすくなります。 具体的な復習の方法: 塾のテキストやノートを見直す。 簡単な問題集を解く。 学校の授業前に塾で習った内容を短時間で復習する。 3. 塾に相談する 塾に「どのように復習を取り入れれば良いか」を相談してみるのも効果的です。塾の先生はお子さんの学習状況をよく把握しているため、具体的なアドバイスをもらえる可能性があります。 相談の例: 「学校の授業に合わせた復習方法を教えてもらえませんか?」 「先取り学習の内容を忘れにくくするためのサポートをお願いできますか?」 4. 塾の進度を見直す 塾の進度が息子さんにとって速すぎる場合、塾に進度の調整が可能か相談するのも一つの手です。場合によっては、個別指導や少人数制の塾へ切り替えることも検討してみてください。 5. 基礎力の強化 先取り学習に力を注ぎすぎると、基礎的な部分が疎かになることがあります。学校の授業や宿題を活用して基礎力をしっかり固めることを意識しましょう。 学習スケジュールの工夫 塾と学校の学習内容をうまく連携させるために、学習スケジュールを調整してみましょう。たとえば… ・学校の授業前に塾で学んだ内容を短時間復習する時間を作る。 ・学校の授業後に塾の内容で分からなかった部分を補習する。 お子さんが前向きに取り組めるよう、ポジティブな声かけを心がけてください。 「塾で先に習った内容を学校の授業で確認できたら、自信がつくね!」 「学校の授業で新しい発見があると面白いね」 「復習をしっかりしていけば、テストで良い結果が出るよ!」 塾での先取り学習は、学校の授業を補強し、理解を深めるためのものです。学校の授業を「復習の場」として活用し、塾や学校の先生と連携して学習の進め方を見直すことで、効果を最大化できます。不安な点は塾に相談しながら、お子さんに最適な学習スタイルを見つけていきましょう。

授業内容

ネットの塾ランキングってどれぐらい信憑性ある?

塾のランキングサイトについて疑問を感じられるのは自然なことです。ランキングは一つの参考情報にはなりますが、「お子さんにとって最適な塾」を示しているとは限りません。以下に、ランキングの仕組みや塾選びの基準について分かりやすくまとめました。 ランキングの上位に来る塾が必ずしも「質の高い塾」というわけではありません。多くのランキングは「問い合わせ数」や「広告費」などを基準にしており、データが主観的だったり、限られた情報に基づいていることもあります。規模は小さくても結果を出している塾も多くあります。 そのため、ランキングは一つの目安程度に留め、他の要素も考慮することが重要です。 ランキングだけに頼らず、以下のポイントを基に塾を選ぶことをおすすめします。 ◆お子さんの目標に合った指導内容 中学受験を目指す場合、志望校に特化した対策を行っている塾を選びましょう。合格実績や志望校別の対策方法を塾のパンフレットや説明会で確認してください。 ◆お子さんに合った学習環境 「集団授業」「少人数制」「個別指導」など、塾の授業形式はさまざまです。お子さんにとって学びやすいスタイルを体験授業で確認することをおすすめします。 ◆講師との相性 講師の指導力や人柄は学習のモチベーションに大きく影響します。体験授業で「この先生なら分かりやすい」「勉強が楽しい」と感じられるかを確認しましょう。 ◆費用対効果 授業料や教材費、模試代などを事前に確認し、無理なく通える塾を選びましょう。 ◆通いやすさ 自宅や学校からのアクセスが良い塾を選ぶことで、通塾の負担を減らし、勉強に集中できる環境が作れます。 ランキングや口コミを参考に、いくつかの塾をピックアップしてみてください。 ◆体験授業や説明会に参加する 実際の授業や雰囲気を体験することで、お子さんに合う塾かどうかを判断できます。 ◆お子さんと話し合う 体験後にお子さんの感想を聞き、「ここなら頑張れそう」と感じる塾を選びましょう。 ◆複数の塾を比較検討する 1つの塾だけでなく、複数の塾を比較することで、より適切な選択ができます。 塾選びは親御さんとお子さんにとって大切な決断です。ランキングはあくまで参考程度に留め、体験授業や説明会などで実際に確認し、お子さんにとって最適な塾を見つけてください。お子さんが楽しく、前向きに学べる環境が整えば、中学受験に向けて大きな成果が期待できると思います。

塾選び

退会を申し出たら「もったいない」と引き留められて転塾できません

お子様の学習環境をより良くするために転塾を決断されたにもかかわらず、塾側の強い引き留めや高額な違約金の請求に悩まれているとのこと、大変ご心労のことと思います。 まず、塾側が「向こう2ヶ月分の授業料が発生する」と主張している点について、特定商取引法に違反する可能性が高いことをお伝えいたします。 特定商取引法における「特定継続的役務提供」について 学習塾は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に該当する場合、消費者(保護者・生徒)が中途解約できる権利 が保障されています。 この法律に基づく解約時の違約金の上限は、 2万円 または1か月分の授業料相当額 のいずれか低い額までしか請求できません。 つまり、「2か月分の授業料全額を請求する」という塾側の主張は、法律の上限を超えており無効となる可能性が極めて高いです。 スムーズに退会手続きを進めるための対応策 ①契約書を確認する 「中途解約の際の違約金」についての条項をチェックしてください。 たとえ契約書に「2か月分の授業料を請求」と記載されていても、特定商取引法の上限を超えているため、無効を主張できます。 ② 塾側に特定商取引法の規定を伝える 「特定商取引法では、違約金の上限は2万円または1か月分の授業料のいずれか低い方と定められています。」 「2か月分の授業料を請求することは法律違反の可能性があります。」 こうした法的根拠をもとに、冷静に伝えることで塾側が対応を改める可能性があります。 ③消費生活センターに相談する 塾側が不当な請求を続ける場合は、消費生活センター(国民生活センター)に相談 しましょう。 消費生活センターの専門担当者が、法的な根拠をもとに塾と交渉してくれる場合があります。 後のトラブル防止のために、まずは文面(メール等)でお伝えしていくのが最善と思います。

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