春から中3、講習がない塾に変えるべきか迷っています
春から子どもが中3になります。現在通っている塾は気に入っているのですが、月謝や講習代が中3になるとかなり高くなるようで、正直家計にとって負担が大きいです。特に夏期講習や冬期講習、入試対策講座などの費用が高額で、このまま通わせ続けるべきか迷っています。できれば講習が自由参加の塾や講習がない塾に変えたいとも考えていますが、子どもの学力や受験に影響が出ないかが心配です。どのように判断すればよいでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
講習費用が家計を圧迫する状況は、多くのご家庭でよくある悩みです。まずは、今の塾で「必須の講習」と「選択できる講習」の違いや、講習を減らしても個別対応で補えるかを相談してみましょう。また、講習がない塾に移る場合は、定期的な学習計画の確認や模試への参加が重要です。受験に向けて学力を維持するには自宅学習の管理が必要なので、オンライン塾などを併用する方法も検討してください。
保護者の視点からアドバイス
私も同じような状況で悩んだ経験があります。まずはお子さん自身の意見をしっかり聞くことをお勧めします。通っている塾で得られる安心感やサポートをお子さんが大切にしている場合、費用の相談を塾に直接することで分割払いや負担軽減策を提案されることもあります。一方で塾を変える場合は、講習がない塾でのサポートが十分か、家庭学習環境が整うかを確認し、子どもが安心して学べる環境を優先してください。
法的安心の視点からアドバイス
塾に関する契約内容を確認することも重要です。講習が必須の場合、契約書や説明書に明記されていることが一般的です。もし曖昧であれば、納得するまで塾の担当者に相談して確認することをお勧めします。また、塾を変更する際には新しい塾の契約内容も細かく確認し、途中解約時の返金ルールや講習の自由参加制度の有無などを明確にしておきましょう。法的に安心できる選択が、お子さんの受験期を安心して過ごす土台となります。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (3件)
宮谷 穣士 先生
個別学習のセルモ町田鶴川教室
こんにちは!
個別学習のセルモ町田の宮谷です。
確かに中学3年生の講習費用等は悩みの種ですよね。
塾側で講習を実施する理由としてはいくつかあります。
①近年の指導要領が膨大で、通常の授業だけでは指導しきれないので講習で補う。特に個別指導塾で学習ペースがゆっくりな生徒さんに必要。
②通常授業で受講していない科目の指導を行う。特に受験生は科目が多く、その必要がある。
③受験レベル問題演習や過去問演習などを行う。過去問演習は全体を解くだけで50分掛かり、そこから解説や解き直しを行うとなると、通常授業だけでは足りない。
このような理由から、どうしても通常の授業だけでは時間が足りず、塾側も頑張って出勤して指導しております。
そういう意味ではどうしても時間は必要なのですが、講習費用も含めてお手軽な学習塾さんも沢山ありますので(当教室も大手さんの半額くらいの講習費用です)、そういったところを探すというのが宜しいかと存じます。
塾により月謝も講習費用も
田谷 智紀 先生
s-Liveきょうと山科校
お子さんが中学3年生になるにあたって、塾の費用のことで頭を悩ませていらっしゃるのですね。特に受験生となると塾の月謝や講習代が高くなりがちで、家計の負担も大きくなってしまいますよね。今通っている塾をお子さんが気に入っているということで、簡単に塾を変えることもできないというお気持ち、よく分かります。
現在の塾に通い続けることには、実はたくさんの良い点があります。お子さんが塾の環境に慣れ親しんでいて、安心して学習できているというのは、とても大切なことなんです。特に受験期は精神的にも大変な時期なので、信頼できる先生や慣れた環境で勉強できることは、お子さんにとって心強い味方になりますよ。
中学3年生の塾費用が高くなってしまう理由は、受験対策の授業が増えるためです。夏期講習や冬期講習では、志望校合格に向けた問題演習や模試、個別指導などが用意されています。これらは確かに費用がかかりますが、合格への近道にもなるので、上手に取捨選択できるといいですね。
では、費用の負担を少しでも減らすために、できることを見ていきましょう:
まずは、今通っている塾に相談してみるのはいかがでしょうか。意外かもしれませんが、多くの塾では家庭の事情に応じて柔軟な対応をしてくれることがあります。必要な講座だけを選んだり、支払い方法を調整したりできる可能性がありますよ。
講習も、全部受けなければいけないというわけではありません。お子さんが苦手な科目や、志望校の入試で特に重要な科目の講習に絞って受講するという方法もあります。
家での学習を工夫するのも良い方法です。参考書や問題集を使ったり、最近では無料や安価なオンライン学習ツールもたくさんありますから、これらを上手に活用してみましょう。お子さんと一緒に学習計画を立てて、進み具合を確認しながら進めていけると理想的ですね。
大切なのは、お子さんとしっかり話し合うことです。どの科目の講習が必要だと感じているのか、塾を変えることになった場合どんな不安があるのかなど、お子さんの気持ちをゆっくり聞いてみてください。
新しい塾を検討される場合は、単に講習が自由参加だからという理由だけでなく、しっかりとした受験対策ができるのか、先生方のサポート体制はどうかなど、幅広い視点で見ていくことをお勧めします。
まとめますと、今の塾を続けながら、必要な講座を選んで受講したり、家庭学習で補ったりすることで、費用面での負担を減らしつつ、効果的な受験対策を進めることができそうです。最終的には、ご家庭の事情とお子さんの気持ちを大切にしながら、ベストな選択をしていただければと思います。一つひとつ考えながら、お子さんと一緒に最適な方法を見つけていってください。
濱野 祐樹 先生
明光義塾コノミヤ富田林教室
こんにちは。ご相談内容に対する答えが個別指導と集団指導とでは違うと思いますのであくまで個人の見解(自教室の場合)としてお答えします。
「子どもの学力や受験に影響が出ないかが心配です。どのように判断すればよいでしょうか?」
こちらに関するお答えですが、その生徒さんの成績によりけりなので一概に影響の有無を判断することは難しいと言えます。といいますのも、例えば公立トップ校を志望校とする生徒さんの多くは自学自習の習慣ができており、塾側からの提案や授業数もそれに伴い減少する傾向にあります。一方でまだ学習習慣のついていない生徒さんや保護者の方がたとえ、自身で考えた学習内容をしっかりと守って継続しても内容の点で「かけた時間に結果が比例しない」ことも、かなり多くのケース見受けられます。これは定期テスト5教科400点を超えている生徒でも例外ではありません。
家計負担の問題は難しく、必ずしも「講習受講を必須」とすべきとは言えません。
ですが達成したい目標やその度合によっては通常授業だけでは賄えないことがあることも事実です。
可能な範囲での受講日数や費用の相談を出来るように面談前に準備をすることや
校舎責任者に事前に事情を伝えておくことで双方にプラスの面談、受講計画がたてられると思いますので、ぜひ相談してみてくださいね。