長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
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先ずは親御様のお悩みについて、解決の一助になればと思い、お話をさせていただきます。 中3の夏休み期間をどのように過ごすべきか、とのお悩みであると理解いたしました。 結論から申し上げますと「今までと同じ方針を続けるべきです」となります。 以下、その理由を説明していきます。 ここまでのお子様ご本人様とご家庭との進学に対する方針を整理いたしますと、 ・子供の第1志望は内申での推薦、もしくは併願での私立高校 ・家庭としては第1志望の私立高校のボーダーに内申が届かなかった場合でも、下げた私立高校に相談に出すつもりで、県立に通わせるつもりはありません。 ・中2のはじめから、すべての提出物に最大の努力をし、小テスト、定期テスト、振り返りシート、副教科の実技までスクールに通い、なにひとつ息を抜けず、親子ともに常に緊張感にはりつめ、ここまできました。 ということですので、現在通われている学校での学業成績、主体的な取り組みなどの授業態度、生活態度も含めて学校からの推薦(内申点)を勝ち取るという方針で現在まで来られています。 では、この戦いはいつまで続きますか。 中3の1学期で終了。それとも秋・2学期の末まで。 はたまた、冬・3学期の最終成績見込みまで影響しますか。 (と言いますのも、一般的に2月に「推薦で合格」をいただいていたとしても、それはあくまで「入学内定」です。卒業をしていない限り、中学の時点で何かをしでかしたら、推薦の合格は取り消される可能性がありますから。) では、現在の「県立トップ校を目指す」「大手高校受験塾の選抜クラス的なクラスに通塾して」いるのはなぜですか? それは学校よりも「授業の質」や「先生のレベル」が高かったからですね。つまりお子様ご本人様の「学校での学業成績」に影響を与えていたわけです。 したがって、結論は「今まで通り、県立トップ校を目指す大手高校受験塾の選抜クラス的なクラスへの通塾を続ける」となります。 その大手高校受験塾から「定期テスト対策や提出物を仕上げる努力を否定されたり」「模試の偏差値を最優先」とありますが、確かにそれは学校側からやらされているだけの単純作業ですから、そのように言われたりするのも無理はありません。ですが、スルーしてください。今までも、そのようにスルーしてきていたはずです。ここでぶれてはいけません。 ご一考いただけましたら幸いです。
先ずは親御様のお悩みについて、解決の一助になればと思い、お話をさせていただきます。 「家庭の事情で急に引越しをする」という事情の中で「引越し」という事由が通塾継続不可の要因に当たりますので、甚だ急ではありますが「解約」が認められたのだと思います。 但し「違約金」という表現が、親御様の側としては故意に契約を違えた訳ではなさそうですから、双方に誤解を生むような感じがしますね。 しかしながら、先ずは「違約金」の費目・内訳の算定根拠をお伺いするのが一つの動き方だと思います。 例えばそれらの費目(教室の家賃や光熱費の一部負担金・運営維持費・担当講師のお給料など)の中に「教材」などの物品があれば、返品処理が可能なケースも有ります。但し、お子様の名前とかが記入されていたら難しいです。 あとは「家庭の事情」の点で考える余地がありそうです。 サラリーマンのご家庭でしたら雇い主の側に「引越しに伴う費用負担」を相談してみるのも一つの動き方だと思われます。 最後に「特定商取引法」に伴う案件ですから「消費者センター」や弁護士にも相談してみるということをお勧めします。また、複雑な「家庭の事情」であれば、役所の生活課の窓口にて相談をして、場合によっては申請できる補助金などがあるかもしれません。 ともあれ、これらの中から、うまくいけば、少しでも利用できればラッキーぐらいにお考えくださると、親御様の気持ちも落ち着いてくるのではないかと思います。 ご一考いただけましたら幸いです。
先ずは親御様のお悩みについて、解決の一助になればと思い、お話をさせていただきます。 「講習費は前払い済みで、返金不可と規約に記載されているのを確認した上で事前に申込書を提出しています」と,百もご承知の上で「できれば半額の返金」が可能かどうかのお尋ねと受け取りました。 振替授業を受けなければ授業料が無駄になるのではとお考えの保護者様には「大丈夫ですよ、お支払いいただいている授業料は決して無駄にはなっていませんので」とお伝えしたいです。なぜなら塾の経営者の側からすれば、その授業料は、お子様がお休みになられた「その日の授業を担当される先生」にちゃんと「お時給として支払われていますから、ご安心ください」という理屈になるからです。 しかしながら「授業料」は一般的に「レッスンを受ける料金(受講料)」だと考えられていますので、このように説明されると「うちの子の授業はどうしてくださるんですか?」という思いを持つ方がほとんどなのではないかと思われます。 では、なぜそのような食い違いが起きるのでしょうか。 そこには「授業料」と「受講料」の捉え方の違いがあるからだと考えられます。 厳密に言えば「授業料」とは、先生が生徒に「業」を「授(さず)ける」料金なので、支払っている側は担当の先生の「時間」を買っていることになります。なので、授業料の未消化(返金)は「生徒が出席している」のに「先生がいらっしゃらない」場合にのみ発生することになり、その場合に限って塾の側としては予めいただいていた授業料を返金するか、それとも「振替授業」を実施せねばならない、となります。 したがって、保護者様はお子様に「振替授業がたまっているから塾に行きなさい」と言ってはいけません。なぜなら「振替授業」は存在していないからです。 一方で、塾から提案してもらえる通常授業での振替対応は「担当している先生が受け入れ可能」なコマという意味になります。その場合は新たな費用は発生せず、うまくスケジュールが合えば、少しでも利用できればラッキーぐらいにお考えくださると、親御様の気持ちも落ち着いてくるのではないかと思います。但し「講習(オプションの授業)」については振替対応していないケースがほとんどです。 最後に「インフルエンザ」は法定伝染病(5類)なので、公衆衛生(公共の福祉が優先される)の観点から法的根拠を伴った外出禁止という措置が取られます。救済措置の特例としては、国が行う大学入試では本試験とは別に追試験(急病や事故などの理由で本試験を受験できなかった受験生が、別日程で受験できる試験)を用意していますが、私立(民間)ではそこまで手厚く対応することはしていないのが現状です。
先ずは親御様のお悩みについて、解決の一助になればと思い、お話をさせていただきます。 以前は「お皿洗い」「洗濯物をたたむ」など、お子様は簡単な家事を一緒にしてくれていたのですが「中学生になってから」は「時間がない」と言われることが多くなった。で、その原因を、親御様は今のところ「塾」と「宿題」と「試験勉強」がそれぞれ増えたためとお考えのようですね。 「時間管理」の悩みは、人類永遠の課題です。 いつの世も変わらないものは「1日24時間」という制限であり、その中で人は年齢を重ねるに伴ってやるべきこと(タスク)が増えていき、それらを卒なく処理できるようになると、今度は責任を負う量が増えて……、そのような過程を経ながら、知らず知らずのうちに成長を遂げていく、という営みを繰り返す日々を送る生き物です。 今お子様が、以前と比べて「時間が無い」とおっしゃるのは、タスクとしての学習量が増えたからに他ありません。「1日24時間」という制限の中で、与えられたタスクをすべて処理していくことが、今一番求められている課題です。そのタスクをこなす手際が良くなり、要領がわかってきたころには学習リズムも整いだし、ようやくペースをつかみかけたころに「家事をヘルプ」してもらう、というのが理想の展開ですね。 では、そのタイミングはいつなのか。 それは、学校の授業が走っているときでは大変なので、学校の長期休みの時期が一番良いタイミングということになりますね。 なぜ「春・夏・冬」の長期休みの時期が良いかというと、学校の授業が止まると、塾の課題も「これまでの復習」にもどるので、お子様が一息付くことができるからです。 その時期に、家族でお互いに会話をしながら、労をねぎらってあげる。そして家族だけでなく「人の世」というのは「互いに迷惑をかけ合いながらも、持ちつ持たれつの関係で成り立っている」という点にお子様にも気づかせてあげられれば、そのうち自然と、お子様の方から「家事のことも手伝ってあげようかな」という思いが戻ってくるのではないかと思われます。 注意点としては、親御様の方からはくれぐれも「家事の役割分担」を強制しないでいただきたいという点です。決して強制することなく、お子様の方から自然と申し出てきてくれることを期待して、ただひたすら「待つ」ことに徹してみてください。 ご一考いただけましたら幸いです。
先ずは親御様のお悩みについて、解決の一助になればと思い、お話をさせていただきます。 「振替を受けなければ授業料が無駄になるのでは」とお考えの点は「大丈夫ですよ、お支払いいただいている授業料は決して無駄にはなっていませんので」とお伝えしたいです。なぜなら塾の経営者の側からすれば、その授業料は、お子様がお休みになられた「その日の授業を担当される先生」にちゃんと「お時給として支払われていますから、ご安心ください」という理屈になるからです。 しかしながら「授業料」は一般的に「レッスンを受ける料金(受講料)」だと考えられていますので、このように説明されると「うちの子の授業はどうしてくださるんですか?」という思いを持つ方がほとんどなのではないかと思われます。 では、なぜそのような食い違いが起きるのでしょうか。 そこには「授業料」と「受講料」の捉え方の違いがあるからだと考えられます。 厳密に言えば「授業料」とは、先生が生徒に「業」を「授(さず)ける」料金なので、支払っている側は担当の先生の「時間」を買っていることになります。なので、授業料の未消化(無駄)は「生徒が出席している」のに「先生がいらっしゃらない」場合にのみ発生することになり、その場合に限って塾の側としては予めいただいていた授業料を返金するか、それとも「振替授業」を実施せねばならない、となります。 したがって、お子様に「振替授業がたまっているから塾に行きなさい」と言ってはいけません。なぜなら「振替授業」は存在していないからです。 一方で、塾から提案してもらっている振替授業は「担当している先生が受け入れ可能」なコマという意味だと思われますので、新たな費用は発生せず、うまくスケジュールが合えば、少しでも利用できればラッキーぐらいにお考えくださると、親御様の気持ちも落ち着いてくるのではないかと思います。 最後に、お子様が「塾に全然行こうともしない」点についてのお悩みは、また別のところで解決策を参考にしてみてください。