オンライン授業で顔出し必須。部屋を映したくない私はわがままですか?
高校1年生です。最近、通っている塾の授業が一部オンラインになりました。
先生からは、授業中はカメラをオンにして顔が見える状態にするよう言われています。でも、自分の部屋が画面に映るのがどうしても嫌です。家族が後ろを通ることもありますし、ほかの生徒に部屋の中を見られるのも恥ずかしいです。
背景を変えようとしたところ、「表情や姿勢が分かりにくくなるため、加工した背景は禁止」と言われました。カメラを切っていると、授業に参加していても欠席扱いになる場合があるそうです。
母には「塾の決まりなら仕方ない」と言われましたが、授業のたびに落ち着きません。顔を映さずに受講したいとお願いするのは、わがままでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
オンライン授業でカメラを常時オンにする目的は、理解度や集中状態を確認するためと考えられます。ただし、家庭の様子が映る不安から学習に集中できないなら逆効果です。背景ぼかしの使用、手元だけを映す参加、発言時のみオンにする方法が認められないか相談しましょう。出席確認と授業参加を分け、安心して受講できる条件を整えることが大切です。無理なく続けられる形を探してください。
保護者の視点からアドバイス
自宅の中が先生やほかの生徒に見えると思うと、あなたが嫌がるのも無理はありません。まず、顔を出すこと自体が嫌なのか、部屋を見られるのが嫌なのかを考えてみてください。壁を背にする、背景を設定するなど家庭でできる工夫をしたうえで、難しければ塾へ事情を伝えましょう。「参加したくない」のではなく「安心して参加したい」と伝えると話しやすいです。自分の気持ちを優先しましょう。
法的安心の視点からアドバイス
カメラ映像には顔や室内の様子など、個人を識別したり生活状況を推測したりできる情報が含まれます。塾には、映像を録画するのか、誰が閲覧するのか、保存期間はあるのかを確認してください。入塾後に常時オンが必須と知らされた場合は、契約時の説明資料も見直しましょう。録画への同意と授業参加のための映像送信は分けて確認し、希望はメールで残すと安心です。必要事項を整理して伝えてください。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
小野 大毅 先生
オンライン個別学習塾エアスタ
こんにちは。
「オンライン個別学習塾エアスタ」を運営している小野です。
オンライン塾を運営している立場から、回答させていただきます。
私の考えとしては、「顔を映さずに受講したい」は、わがままではないと思います。
自分の部屋が不特定の相手に映るのを避けたいというのは、年齢を問わず自然な感覚です。授業のたびに落ち着かないのも、無理はありません。(実際、当塾でも講師・生徒ともにバーチャル背景を使っている割合は高いです。)
講師がカメラを求める理由を、内側から正直にお話ししますと、手が止まった瞬間や、わずかな表情の変化から「今つまずいているな」と気づくためです。対面と違って、オンラインではそれがほぼ唯一の手がかりになります。もちろん、部屋の中が見たいわけではありません。
つまり、塾が必要としているのは「顔」、あなたが守りたいのは「部屋」。この二つは両立できます。
その上で、塾への相談とご自身でできることに分けて、今後の対応策をお伝えします。
●塾への相談
バーチャル背景を使わない代わりに、フィルターでのぼかしを使えないか相談してみる。ぼかしであれば表情や姿勢は判別できるので、検討してもらえる可能性はあります。「顔はきちんと映します」と一言添えると伝わりやすいです。(言い出しにくければ、保護者の方から伝えていただくのも良いと思います。)
●ご自身でできること(画角の調整)
・壁を背にして座り、カメラを少し上向きにする(顔と上半身だけが映ります)
・背後に無地の布やパーテーションを置く
・家族の通り道から外れた位置に机を動かす
それでも折り合わず、毎回の授業がつらいままなら、そのときは学び方そのものを見直す選択肢もあります。ただ、せっかく今続けられている環境ですので、まずは一度交渉してみるのをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。