総合型選抜のために興味のないボランティアまで勧められています
先日の塾の進路面談で、「最近は総合型選抜を利用する生徒が増えているので、今から活動実績を作っておきましょう」と言われました。
先生から提案されたのは、ボランティア活動、資格取得、外部コンテストへの参加、探究イベントなどです。
どれも経験として悪いものではありません。
ただ、うちの子は部活動も続けていますし、学校の探究活動にも時間を使っています。
本人が特に興味を持っていない活動まで「出願書類に書けるから」という理由で増やすことには少し違和感があるのですが、塾に従った方がいいでしょうか。
教育のプロの視点からアドバイス
総合型選抜では、活動の数を増やすこと自体より、なぜ取り組んだのか、何を学び、その経験が志望分野とどうつながるのかが重要です。本人が関心のないボランティアや資格を「実績づくり」だけで詰め込む必要はありません。志望大学の評価項目を確認し、学校での探究や既存の活動を深める方向も含めて塾と計画を立て、本人が自分の言葉で説明できる経験を増やしましょう。
保護者の視点からアドバイス
総合型選抜が増えていると聞くと、何か実績を作らなければと焦りますよね。私なら、子どもが興味のない活動まで受験のためだけに増やす前に、志望大学が実際に何を見ているのか確認します。今続けている部活動や学校の探究でも伝えられる経験はあるはずです。予定表を埋めるより、本人が意味を感じて取り組み、その経験を自分の言葉で話せることを大切にしたいと思います。
法的安心の視点からアドバイス
総合型選抜の評価方法や提出書類は大学・学部ごとに異なります。民間資格、ボランティア、探究活動などが必要かどうかは、必ず最新の募集要項で確認しましょう。塾から有料の活動プログラムや資格講座を勧められた場合は、それが出願条件なのか任意の対策なのかを区別し、費用、申込条件、キャンセル規定、成果物の利用方法まで事前に確認してから判断すると安心です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
大石 基 先生
名張さかえ進学教室
最近総合型選抜をやたら進める塾が増えているようですね。私の塾でも総合型選抜を受けたいという生徒さんにはそれに沿った指導をしていますが、ボランティアは必ずしも必要ありません。部活で、部長をやっていたり、コーラス大会で指揮をしたり、学校生活の中で率先して活動をした経験があれば、それをもとに実績をまとめることができますし、そうすることで合格している生徒を何人も見ています。
要は「私はこれをがんばった」と言える経験があり、それを具体的に言えることができることが大切ですので、それに沿った指導をしてもらえるように相談するのがよさそうです。