似たような問題を何度も解かせる塾は古いのでしょうか?
私の息子は、算数があまり得意ではありません。
通っている塾では、計算問題や割合の問題を何度も繰り返し解きます。
同じようなプリントを2回、3回とやることもあり、息子も「また塾で同じようなことをやった」と言われることもあります。
そんな中、デジタル教科書に関するニュースを見ていたところ、「反復練習のための問題は教科書に載せる内容として適切ではない」という趣旨の記事を目にしました。
それを読んで、今の塾がやっている反復練習は時代遅れなのかと少し気になっています。
ニュースの見出しだけで塾の指導を判断するのも違う気がして、反復練習をどのように考えればよいのか整理できずにいます。
教育のプロの視点からアドバイス
今回議論されているのは、検定教科書にどのような内容を含めるかという問題であり、反復練習そのものを否定する話ではありません。計算や漢字など、繰り返しによって定着しやすい学習もあります。大切なのは、同じ問題を漫然と解かせるだけでなく、理解→練習→定着という目的があるかです。息子さんの正答率や解く速さが改善しているなら、その効果も含めて塾の指導を見てください。
保護者の視点からアドバイス
教育関連のニュースを見ると、「今までの勉強方法は間違っていたのかな」と心配になることがありますよね。私なら、ニュースの言葉だけで塾を変えることはせず、息子が繰り返すことで何を身につけているのかを先生に聞きます。同じ問題ばかりで考える力が必要ない状態なら気になりますが、苦手を定着させるための反復なら納得できます。本人が成果を感じているかも一つの判断材料にしたいです。
法的安心の視点からアドバイス
学習指導要領や教科書検定に関するニュースは、検討段階の内容と正式決定された制度を分けて確認することが大切です。見出しだけでは趣旨が省略されている場合があるため、文部科学省などの一次情報も確認しましょう。塾の反復学習は独自の指導方法であり、教科書の掲載基準とは別の問題です。教材変更や追加購入を勧められた場合は、変更理由や費用を確認して判断すると安心です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
大石 基 先生
名張さかえ進学教室
まず最初に「教科書に載せるかどうか」と「学習に必要かどうか」は別に考える必要があるでしょう。反復練習は教科書に載せなくても、アプリなどを利用して反復練習をすることができるということも考えられます。昔はそのようなアプリはなかったので、教科書にある程度練習問題を載せる必要がありました。
しかし、それでも私は教科書や学校のワークを見ていて練習量が少ないなと感じることが多いです。そのため、塾用教材の多くは単元を細分化してスモールステップで理解と演習量の確保を目指しています。私の塾では、使用している塾用教材でじゅうぶん反復練習ができると考えていますので、それ以外のプリントはあまり使っていません。
しかし、中学受験となれば実際の入試問題から類題を集めてプリントを作ることで、精度を上げることをしています。
集中して一つの問題に取り組むことも大切ですが、反復して身に着けるということも大切です。生徒さんの状況や学力、目標や適性などを考えて、ふさわしい学習を進めることが必要です。心配ならば塾とよく相談してみるのがいいでしょう。