塾の勉強が優先?家庭での役割分担の悩み

有識者から2件の見解が投稿されています!

塾の勉強が優先?家庭での役割分担の悩み

中学生の娘が塾に通い始めてから家での役割分担がうまくいかなくなってきました。以前はお皿洗いや洗濯物をたたむなど簡単な家事を一緒にしていたのですが、塾の宿題や試験勉強が増えたため家事を頼むと「時間がない」と言われることが多くなりました。勉強を優先させるべきだとは思いますが、将来的には家庭での協力も大切だと考えています。どのようにバランスを取れば良いのかアドバイスをいただきたいです。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

家庭での役割分担は、時間管理と優先順位のトレーニングにもなります。例えば、学習スケジュールを確認しつつ、塾のない日や短時間でできる家事を一緒に行う習慣を作ることを提案します。子どもが「自分の役割」を果たすことで、達成感を感じられるようになります。小さなタスクでも成功体験を積むことが重要です。塾の先生にも相談し、宿題や勉強の負担が適切かを確認すると良いでしょう。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

子どもの成長には、勉強だけでなく家庭での役割も大切だと思います。親としては、まず話し合いの時間を作り、「今は勉強が大変なんだね。でも家族の一員として協力することも大切だよ」と伝えるのが良いでしょう。時間がないと感じる場合は、タスクを簡略化したり、子どもの意見を取り入れて柔軟に対応することがポイントです。親も手伝いながら楽しい雰囲気を作ると、子どもも前向きになれます。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    沖津 亮佑 先生

    個別進学塾セルフクリエイト水戸校

    今まで、家庭での役割分担がしっかりと機能していたのですね。それはとても素晴らしいことです。
    お子様の学年が上がるにつれて、自由な時間が減っていきます。そのため、去年まで問題なかった役割分担やルールが、守れなくなってしまうことはよくあります。

    学年が上がったタイミングや、役割分担がうまくいかなくなったタイミングで、役割やルールの見直しが必要です。
    例えば、今まで毎日一緒にやっていたことを休日だけにするとか、平日だけ一緒にやっていたことを月曜と金曜だけにするなど、お子様も保護者様も納得できる役割分担を新たに作ってみてください。

    おそらく、お子様が受験生になったり、高校生になったりすると、またその分担を変更する必要が出てくると思いますので、柔軟に対応していきましょう。

  • 有識者

    脇坂 幸雄 先生

    傳塾 ~denjuku~

     先ずは親御様のお悩みについて、解決の一助になればと思い、お話をさせていただきます。
     以前は「お皿洗い」「洗濯物をたたむ」など、お子様は簡単な家事を一緒にしてくれていたのですが「中学生になってから」は「時間がない」と言われることが多くなった。で、その原因を、親御様は今のところ「塾」と「宿題」と「試験勉強」がそれぞれ増えたためとお考えのようですね。

     「時間管理」の悩みは、人類永遠の課題です。

     いつの世も変わらないものは「1日24時間」という制限であり、その中で人は年齢を重ねるに伴ってやるべきこと(タスク)が増えていき、それらを卒なく処理できるようになると、今度は責任を負う量が増えて……、そのような過程を経ながら、知らず知らずのうちに成長を遂げていく、という営みを繰り返す日々を送る生き物です。
     今お子様が、以前と比べて「時間が無い」とおっしゃるのは、タスクとしての学習量が増えたからに他ありません。「1日24時間」という制限の中で、与えられたタスクをすべて処理していくことが、今一番求められている課題です。そのタスクをこなす手際が良くなり、要領がわかってきたころには学習リズムも整いだし、ようやくペースをつかみかけたころに「家事をヘルプ」してもらう、というのが理想の展開ですね。

     では、そのタイミングはいつなのか。
     それは、学校の授業が走っているときでは大変なので、学校の長期休みの時期が一番良いタイミングということになりますね。
     なぜ「春・夏・冬」の長期休みの時期が良いかというと、学校の授業が止まると、塾の課題も「これまでの復習」にもどるので、お子様が一息付くことができるからです。
     その時期に、家族でお互いに会話をしながら、労をねぎらってあげる。そして家族だけでなく「人の世」というのは「互いに迷惑をかけ合いながらも、持ちつ持たれつの関係で成り立っている」という点にお子様にも気づかせてあげられれば、そのうち自然と、お子様の方から「家事のことも手伝ってあげようかな」という思いが戻ってくるのではないかと思われます。

     注意点としては、親御様の方からはくれぐれも「家事の役割分担」を強制しないでいただきたいという点です。決して強制することなく、お子様の方から自然と申し出てきてくれることを期待して、ただひたすら「待つ」ことに徹してみてください。

     ご一考いただけましたら幸いです。

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東京都町田市で、個別学習のセルモ町田忠生・木曽・鶴川教室の3教室を運営しております、株式会社進化代表取締役社長の宮谷と申します。 個別学習のセルモは、社員講師の適切なサポートとデジタルAI学習システム+オリジナルノートを活用し、学力改善を目指す生徒さんを指導しています。
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長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
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