うちの子はこの春から中学3年生になりましたが、まわりの友達も含めてまだまだ部活が優先という雰囲気が強く、塾に通っている子がほとんどいません。そのせいか、本人も「みんな通ってないし」と受験への危機感がまったくない様子です。私は夏の部活引退後ではもう遅いのでは…と焦りを感じているのですが、話しても聞く耳を持ってくれず困っています。周囲に流されやすい性格なので、今のままでは受験生としてのスタートが大きく遅れてしまいそうで不安です。手遅れになる前に塾に通わせたいのですが、どんなふうに声をかければ前向きになってくれるでしょうか。
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有識者の見解 (1件)
山本 涼太郎 先生
個別教育クラーク
いや〜、めちゃくちゃ分かります、そのお気持ち!中学3年の春って、「まだ受験生って感じじゃないし、みんな部活がんばってるし」って空気、すごく強いんですよね。そして、お母さまが感じていらっしゃる「このままじゃ遅れるかも…」という感覚、それは 本能的にすごく正しいアンテナ です!
まず、前提としてお伝えしたいのは、中学生って、親の「正論」や「焦り」には耳を塞ぐけど、「共感」には反応してくれるんです。たとえば、「あなただけじゃなくて、私もなんか焦ってるのよ〜。あなたがどんな高校行くのかな〜って、楽しみでもあるけど、ちょっと心配でもあるんだよね〜」みたいに、「一緒に不安を感じてる」というトーンで話すと、子どもは意外とすんなり受け入れてくれたりします。そして、具体的な声かけとしては、比較じゃなくて「未来」を軸に話すのがポイントです。たとえば、こんな感じです。
「今、部活頑張ってるのすごいと思うよ!お母さんも応援してるし、やり切ってほしいなって思ってるんだよね。でも、ちょっとだけ想像してみて。たとえば、行きたい高校が見つかったときに、“よし、行ける!” って、自信持って言える自分って、かっこよくない?」「塾って、ただ勉強する場所じゃなくて、“自分の夢を見つけたり、近づくための場所” でもあるんだよ。最初は週1回だけでもいいし、部活と両立しながら、ちょっとずつ “未来の自分” に向かって準備していけたら素敵じゃない?」
この時期に塾に通い始める最大のメリットは、「学力の差」ではなくて、「気持ちの差」を先に作れることなんです。
「なんとなく受験が近づいてるな」じゃなくて、「よし、ちょっと本気出してみようかな」って思える環境をつくってあげるだけでも、夏以降の伸びが全然違いますよ~!