受験生という自覚がまるでないまま部活優先で中3に…

有識者から1件の見解が投稿されています!

受験生という自覚がまるでないまま部活優先で中3に…

うちの子はこの春から中学3年生になりましたが、まわりの友達も含めてまだまだ部活が優先という雰囲気が強く、塾に通っている子がほとんどいません。そのせいか、本人も「みんな通ってないし」と受験への危機感がまったくない様子です。私は夏の部活引退後ではもう遅いのでは…と焦りを感じているのですが、話しても聞く耳を持ってくれず困っています。周囲に流されやすい性格なので、今のままでは受験生としてのスタートが大きく遅れてしまいそうで不安です。手遅れになる前に塾に通わせたいのですが、どんなふうに声をかければ前向きになってくれるでしょうか。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

この時期の「周りもまだだから大丈夫」という空気は珍しくありませんが、受験の準備は見えない差がつきやすい時期でもあります。部活に集中している今は、塾=勉強だけでなく「高校選びの情報が手に入る場所」として伝えてみましょう。進路や志望校を一緒に考える時間を作ることで、本人の意識に火がつくきっかけになります。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

親が焦るほど子どもは身構えてしまうもの。まずは「いま頑張ってる部活もすごく応援してるよ」と肯定しつつ、「受験も部活と同じくらい大切なんじゃないかな?」と寄り添った声かけをしてみてはいかがでしょうか。塾の体験に誘うときも「勉強の遅れを取り戻すため」ではなく、「どんな先生か見に行こうよ」と軽い見学感覚で誘うと、気持ちが動きやすくなります。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (1件)

  • 有識者

    山本 涼太郎 先生

    個別教育クラーク

    いや〜、めちゃくちゃ分かります、そのお気持ち!中学3年の春って、「まだ受験生って感じじゃないし、みんな部活がんばってるし」って空気、すごく強いんですよね。そして、お母さまが感じていらっしゃる「このままじゃ遅れるかも…」という感覚、それは 本能的にすごく正しいアンテナ です!
    まず、前提としてお伝えしたいのは、中学生って、親の「正論」や「焦り」には耳を塞ぐけど、「共感」には反応してくれるんです。たとえば、「あなただけじゃなくて、私もなんか焦ってるのよ〜。あなたがどんな高校行くのかな〜って、楽しみでもあるけど、ちょっと心配でもあるんだよね〜」みたいに、「一緒に不安を感じてる」というトーンで話すと、子どもは意外とすんなり受け入れてくれたりします。そして、具体的な声かけとしては、比較じゃなくて「未来」を軸に話すのがポイントです。たとえば、こんな感じです。
    「今、部活頑張ってるのすごいと思うよ!お母さんも応援してるし、やり切ってほしいなって思ってるんだよね。でも、ちょっとだけ想像してみて。たとえば、行きたい高校が見つかったときに、“よし、行ける!” って、自信持って言える自分って、かっこよくない?」「塾って、ただ勉強する場所じゃなくて、“自分の夢を見つけたり、近づくための場所” でもあるんだよ。最初は週1回だけでもいいし、部活と両立しながら、ちょっとずつ “未来の自分” に向かって準備していけたら素敵じゃない?」
    この時期に塾に通い始める最大のメリットは、「学力の差」ではなくて、「気持ちの差」を先に作れることなんです。
    「なんとなく受験が近づいてるな」じゃなくて、「よし、ちょっと本気出してみようかな」って思える環境をつくってあげるだけでも、夏以降の伸びが全然違いますよ~!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

有識者 の紹介

一覧

濱野 祐樹先生

明光義塾コノミヤ富田林教室

2013年入社以来、自塾では中学校別・地域別の傾向を重視。特に定期テストにおいては講師の出身地域と生徒合わせをおこないながら、目標達成の支援を行っております。延べ800人の指導実績と、進路指導を専門領域とするため2021年国家資格キャリアコンサルタントを取得しています。趣味は料理と子育て。
投稿数4

中村 友先生

高2までの英語塾OUTCOME

慶應義塾大学経済学部卒。ユニクロの店長、ITベンチャーを経て塾業界に。人の成長をサポートするのがとにかく好きで得意。マイルドな指導で、生徒やスタッフからの信頼も厚い。
投稿数14

宮谷 穣士先生

個別学習のセルモ町田鶴川教室

東京都町田市で、個別学習のセルモ町田忠生・木曽・鶴川教室の3教室を運営しております、株式会社進化代表取締役社長の宮谷と申します。 個別学習のセルモは、社員講師の適切なサポートとデジタルAI学習システム+オリジナルノートを活用し、学力改善を目指す生徒さんを指導しています。
投稿数34

脇坂 幸雄先生

傳塾 ~denjuku~

長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
投稿数4
目次