成績が悪ければ個別指導の塾に変えるべきでしょうか?

有識者から2件の見解が投稿されています!

成績が悪ければ個別指導の塾に変えるべきでしょうか?

中学2年生の息子が最近の定期テストで思うような成績が取れず悩んでいます。特に数学と英語が苦手で、塾の授業中も先生の説明が早すぎてついていけないと話しています。現在は集団指導の塾に通っていますが、このままではさらに苦手意識が強まるのではないかと心配です。個別指導の塾に変えた方がいいのでしょうか?ただ、友達と一緒に学ぶ環境は捨てがたいらしく、本人も完全に個別に行きたいとは言っていません。親としてはどうするのが最善か悩んでいます。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

学力向上には、お子様に合った学習環境を選ぶことが大切です。今の塾で苦手科目に特化した補講や個別フォローが可能か、まず確認してみましょう。個別指導の塾に移る選択肢もありますが、友達と学ぶことで得られるモチベーションを考えると、集団指導と個別指導を併用する方法も有効です。例えば、数学と英語だけ個別で強化する科目別個別指導のようなシステムがある塾を検討してみてください。体験授業を活用し、実際の指導スタイルが合うかを確認すると安心です。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

現状では、お子様が友達と学ぶ環境を保ちながらも、成績改善を図れる方法を模索するのが現実的です。例えば、お通いの塾で先生に具体的な改善提案を依頼し、進捗を確認する習慣をつけるのも良い方法です。また、家庭では「どのようなサポートをしてほしいか」をお子様自身に聞き、必要に応じて塾以外のリソース(オンライン塾や家庭学習用の補助教材)を活用できる選択肢を提示してみてください。お子様が主体的に取り組める環境を整えることが重要です。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    こんにちは!

    まず大前提として、数学と英語は中学の学習の“幹”です。ここで苦手意識が強まると、高校に入ってからもじわじわ効いてきます。ですから「早めに手を打ちたい」というお気持ちはとても大事です。

    よくある二択は「集団のまま踏ん張る」か「個別に移る」かですが、実際にはその間にグラデーションがあります。いきなり全切り替えしなくても工夫できることは多いんです。

    一つ目の方法は「ハイブリッド型」。
    基礎の理解は個別指導や家庭教師的なサポートで補強しつつ、集団では応用演習や刺激をもらう。例えば週2コマは集団、週1コマだけ個別。本人も「友達と一緒」が残るので抵抗感が少ないです。

    二つ目は「予習型」に切り替えること。
    集団塾の授業についていけない原因のひとつは“初見で聞いているから”。授業前に10分でもテキストを見て、わからない単語や計算だけピックアップしておくと、授業中の理解度がガラッと変わります。個別に移る前にこの工夫を試す価値はあります。

    三つ目は「質問の場」を増やすこと。
    集団塾でも先生に授業後5分だけ質問したり、自習室で捕まえたりできる塾は多いです。もし“聞きにくい雰囲気”があるなら、それを塾に伝えて改善できるか確認してみてください。

    つまり、個別にすぐ移るのではなく
    ① 集団+個別のハイブリッドを検討
    ② 授業の前に軽い予習を取り入れる
    ③ 塾内で質問時間を確保する
    この順番で試してみると、本人の気持ちも尊重しつつ成績アップにつながりやすいです。

    というわけで、完全に個別に振るのは「集団に残る工夫をやりきってから」でも遅くありません。親としては「選択肢は一つじゃないよ」と息子さんに見せてあげることが、まず安心につながると思います。

  • 有識者

    宮谷 穣士 先生

    個別学習のセルモ町田鶴川教室

    こんにちは

    個別学習のセルモ町田代表の宮谷です。

    私ども個別学習・指導タイプの塾に、良く寄せられるご質問です。

    学校や塾で説明についていけないのは、近年の国が定める学習指導要領の中身が各科目とても多く、学校や塾の先生はそれを1年間ですべてやりこなさいといけないので、授業のペースはどうしても早くなります。

    一人ひとりが理解出来ているかよりも、成績中位以上の生徒が理解出来ているか?という観点になってしまいます。これは時間が限られているので、致し方ない面があります。

    一方で、個別の塾に来ればそれがすべて解消するかというと、解消する部分と新たに出てくる課題もあります。

    まず説明や学習のペースはその生徒さんに合わせた形になるので、生徒さんの不満は解消するでしょう。一方で、ペースがゆっくりになると言うことは、テスト範囲をすべて消化出来ない可能性があります。

    そのためにも集団塾より多くの学習時間を割かなければなりません。それは理屈上致し方ないことですが、費用も集団塾よりは高くなると思いますので、何を優先されるかを良くお考えになってから冷静にご判断下さい。

    なお、私達は指導にICTを活用し、指導コストの低減をはかり、なるべく集団塾の費用に近づけるよう工夫しています。そういった塾であれば、費用面の課題はある程度解消されるでしょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

有識者 の紹介

一覧

河井 昌裕先生

大学受験kawaiラボ

大学院博士後期課程修了、博士(理学)を取得した理系としての専門性の高さを活かし、化学を専門に、数学、物理などの大学受験を指導しています。
投稿数3

名川 祐人先生

Studyコーデ

慶應大学経済学部卒業後、キーエンスの営業職を経て大学受験業界へ。オンラインを中心に全国の受験生を指導しつつ、総合型選抜の塾比較サイト(総合型選抜塾比較コンシェルジュ https://sogogata-concierge.com/ )も運営。受験生への情報提供を行う。MENSA会員資格なども持つ。
投稿数24

山本 力大先生

オンライン個別指導塾Cheers!

1975年大阪市出身・関西大学法学部卒 1998年ビジネスオーナーとして独立 2007年大阪NSC30期生としてワッハ上方お笑いコンクール銀賞 2012年夏 4歳の娘と二人で世界一周の旅へ 現在はオンライン学習塾Cheers!の塾長として、全国の子供達と日々切磋琢磨している
投稿数70

田谷 智紀先生

s-Liveきょうと山科校

個別指導塾業界で28年の経験があり、「直接」指導した生徒は1000人以上、指導時間は2万時間を超えます。ミスマッチの進路指導に力を入れ、保護者の信頼も厚い。「勉強だけでなく、勉強のやり方も教える」ことで、家でも学校でも生徒が「自律」して学べる力を育てることを目指しています。
投稿数12
目次