問題集を何冊も買って、どれも中途半端になってしまいます…

有識者から2件の見解が投稿されています!

問題集を何冊も買って、どれも中途半端になってしまいます…

成績を上げるために家での勉強を充実させようと思い、子どもと一緒に本屋さんに行って色んな種類の問題集を買いました。でも、どれも少しずつ手をつけるだけで一冊も最後までやり切れていません。最初は「この問題集わかりやすい!」と思って買うのですが、途中で飽きたり、難しく感じたりして別の問題集に手を出してしまうようです。普通は何冊も買わずに一冊を繰り返し解く方がいいのでしょうか?子どもが飽きずに続けられる方法も分かりません。問題集の選び方や効果的な活用法があれば教えてほしいです。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

問題集は質より量ではなく、やり切ることが大切です。一冊を繰り返し解くことで理解が定着し、応用力も身につきます。まず、子どものレベルに合った一冊を厳選し、例題を解けるか、解説が分かりやすいかを基準に選びましょう。また、飽きる場合は、目標を決めて達成感を得られるように工夫を。例えば、1日〇ページ、〇週間で1周などの計画を立て、進捗を見える化することでモチベーションを維持しやすくなります。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

途中で飽きるのは、大人でもよくあることですよね。でも、それは子どもがダメなわけではなく、自然なこと。大切なのは「どの問題集を最後までやるか」より、「どうすれば勉強を楽しく続けられるか」です。例えば、シールを使って進捗を可視化する、問題を解いたらゲームのプレイ時間を少し増やせるなど、小さなご褒美を設定するのも一つの手です。続けたくなる仕組みを考えてみましょう。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    こんにちは!

    「本屋さんで色んな問題集を見て、あれこれ手を出してみたけど、結局どれも最後まで終わらない」という現象、これは本当に“あるある”です。
    うちの塾でも、「3冊買ったけどどれも中途半端」みたいな生徒さん、よくいます。

    一般的には、「問題集は一冊を繰り返すのがいい」とよく言われます。理由は、同じ問題を何度も解くことで“本当に理解したか”がわかるし、頭に定着しやすくなるからです。これをものすごくざっくり言うと、「何度も見たテレビCMって勝手に覚えてるのと同じ仕組みです」と思ってもらうとイメージしやすいです。

    とはいえ、「一冊だけだと飽きてしまう」「最初はやる気が出るけど、途中から難しくて止まっちゃう」という気持ち、すごくよくわかります。私も中学生の頃、家に“最初の20ページだけ真っ白な問題集”が何冊も転がってました。

    「色々な問題集を買うべきか?一冊でいいのか?」という話ですが、私のおすすめは「最初は1〜2冊に絞る」で十分だと思います。全部を完璧にやろうとすると、どこから手をつけていいか分からなくなって、結局どれも続かなくなることが多いからです。

    それと、「最後まで一冊やり切らなきゃ!」とプレッシャーをかけすぎないことも大切です。一冊丸ごとやりきるのはけっこうハードル高いので、「1単元だけ」「3日分だけ」など、小さなゴールを作って、達成感を味わえるようにすると続きやすくなります。
    例えば、「今日は数学の計算のページだけ終わらせたらご褒美タイム」とか、ちょっとした区切りで達成感を作ってあげると、案外続くことも多いです。

    問題集の選び方としては、「本人が見て“分かりやすい”と思えるか」がいちばん大事です。難しすぎるとやる気が続かないので、最初は「簡単すぎるかも?」くらいのものでもOKです。
    意外と「解説が分かりやすい」「答えのページがすぐ見れる」といったシンプルな理由で選ぶのもアリです。

    というわけで、何冊も並行してやるよりも、「本人が気に入った1冊を、単元ごとに区切って少しずつ進める」のがおすすめです。途中で飽きるなら、「飽きてもOK!」くらいの気楽な気持ちで、また戻ってこれるようにしておくのも全然アリです。

    おうちの方も「今日はここまで進んだね!」と声をかけるだけで、子どものやる気がちょっと続きやすくなりますよ。

  • 有識者

    山本 涼太郎 先生

    個別教育クラーク

    とてもいい視点ですね!成績を上げるには、「問題集を買うこと」よりも「問題集を使い切ること」が大事なので、後者の目的を達成するにはどうしたらいいかを考えていきましょう。

    1. 問題集は厳選し、一冊をやり切る
    確かに、たくさんの問題集を買うとなんだか満足してしまいがちです。そして、どれも途中で終わってしまうと、知識が定着せず、実力がつきにくくなります。
    おすすめは、「これなら最後までできる」と思える問題集を選び、それを繰り返し解くことです。一冊を何周もすることで、知識が定着し、理解が深まり、問題を解くスピードや正確性が上がります。

    2. 問題集の選び方
    問題集を選ぶときは、次の基準で考えてみましょう。
    ◯レベルが合っているか
    難しすぎると嫌になるし、簡単すぎると飽きてしまいます。問題集は簡単に感じるくらいの「7〜8割くらい解けるもの」なら、サクサク進められて達成感が得られます。
    ◯解説がわかりやすいか
    つまずいたときに解説を読んで理解できるかがポイント
    ◯問題の量が適切か
    分厚すぎると途中で挫折しやすいので、1〜2ヶ月で終わるものが◎

    3. 飽きずに続ける工夫
    途中で飽きてしまうのは、単調になったり、成果が見えにくくなったりするから。
    こんな工夫で解決できます!
    ① 3回解くルールを作る
    解いて終わりではなく、
    1周目:できる問題とできない問題を分ける
    2周目:間違えた問題だけ解く
    3周目:もう一度間違えた問題だけを解く
    こうすると、やるべき問題量がどんどん減っていき、回数を重ねるごとに復習の負担が少なくなっていきます。
    ② 「できた!」を見える化する
    ・実行するページをカレンダーやノートに書き出しておき、終わったら◯をつけていく
    ・「◯%達成」と進捗率を記録する
    「ここまで進んだ!」が目に見えると、やる気も続きます。
    ③ 短時間で集中する
    長時間ダラダラやるより、「25分勉強+5分休憩」のリズムで学習するなど、集中できる時間を区切る方が効果的。キッチンタイマーをセットして、ゲーム感覚で取り組みましょう。

    4. もし問題集が合わなかったら?
    「買ったけど、やっぱり合わなかった…」という場合もありますよね。そのときは、無理に続けるより、思い切って別のものに変えることをおすすめします。
    ただし、「また別のにしよう」をそう何度も繰り返さなくていいように、「続かなかった原因が何か」を分析し、次の問題集の選び方に活かしましょう。

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