マンツーマンのオンライン塾で講師との相性が合わない気がします
中学3年生の息子がマンツーマンのオンライン塾を利用しています。最初は「質問がたくさんできる」と喜んでいましたが、最近では「先生が自分の話をあまり聞いてくれない」「指導がわかりにくい」と不満を漏らすようになりました。一方で、先生を変更することに息子自身が遠慮してしまい、結局現状に不満を感じながら授業を受けています。相性の合う先生に変えた方が良いと思うのですが、どのように進めるのが良いのでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
マンツーマン授業では、講師との相性が学習成果に直結します。塾側に相談し、別の講師の「試し授業」をお願いすることをおすすめします。多くのオンライン塾では複数の講師との授業を体験できる制度があるため、事前に確認しましょう。また、現在の講師に対して具体的な改善要望を伝えることも一つの方法です。例えば「具体例を交えて説明してほしい」など明確なリクエストをすることで授業の質が向上する場合もあります。講師変更はあくまで最終手段とし、まずは塾と柔軟に話し合ってください。
保護者の視点からアドバイス
子どもが講師変更に遠慮する気持ちは理解できますが、保護者が背中を押すことも大切です。まず、子どもの気持ちをしっかり聞き、「先生を変えることは悪いことではない」という安心感を伝えてあげましょう。そのうえで、塾に直接相談し、講師変更の手続きをサポートします。相性の問題は子どもにとって重要な課題なので、無理に現状を続けさせるよりも、本人が学習に集中できる環境を優先してください。
法的安心の視点からアドバイス
マンツーマン授業で講師変更を希望する場合、まずは契約内容を確認しましょう。例えば、「講師変更が可能な条件」や「追加料金の有無」が明記されている場合があります。契約内容に不明点がある場合は、塾側に説明を求めることが法的にも正当です。また、契約書に講師変更の条項がない場合でも、多くの塾では顧客満足を重視して対応してくれるケースが多いです。不透明な対応をされた場合は、教育機関向けの消費者相談窓口に相談するのも選択肢のひとつです。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
名川 祐人 先生
Studyコーデ
まずは保護者様が現状を正しく認識することが大切です。
講師の授業が実際に雑であったり分かりにくいものなのか、もしくは厳しさもありながら正しい指導をしているもののお子さんがそれを受け入れられていないのかなど、第三者の視点から保護者が客観的に見てみることで発見があるかもしれません。
オンライン塾であれば、画面の外で保護者が授業を見ることができると思います。
実際に授業を見てみて、お子様だけでなく保護者様視点でも検討してみてください。
そのうえでやはり講師の変更が妥当だと感じた場合は、遠慮なく塾側に伝えましょう。
塾の運営体制にもよりますが、直接担当講師に伝えるよりは、保護者様から塾長などの責任者に近い立場の人に伝えたほうが話はスムーズです。
現状、物足りなさを感じている点を具体的に伝え、講師変更を要望したいが可能か、他にどんな講師がいるか、または講師変更ではない何か他の方法があるか、是非相談してみてください。
特に個別指導の場合、必ずしも生徒と講師の相性がいいとは限りません。経験値の多い講師ほど様々なタイプの生徒に合わせた指導をすることができますが、大学生講師などにはそれは難しいところがあります。
塾側もそういった認識をもって運営しているはずですので、遠慮なく相談してみてください。