個別指導の塾のデメリットも知りたい

有識者から4件の見解が投稿されています!

個別指導の塾のデメリットも知りたい

個別指導の塾を検討しています。メリットについては調べたらたくさん出てくるのですが、デメリットについては具体的な情報があまり見つかりません。実際に個別指導が合わないケースや、デメリットについて知りたいです。その上で本当に子どもに合った塾を選びたいと思っています。周りの意見に流されず慎重に決めるためのアドバイスをお願いします。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

個別指導のデメリットとして挙げられるのは、講師との相性が学習効果に大きく影響する点です。一対一や一対二の形式では、講師が生徒のペースや性格に合わない場合に学びにくい環境になる可能性があります。また、個別指導は自発的な学習姿勢を求められることが多く、指示待ち型の子どもには不向きな場合もあります。まず体験授業を通じて指導スタイルが子どもに合っているか確認することが重要です。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

個別指導の最大のデメリットは、子どもが「一対一の緊張感」に馴染めない場合があることです。また、個別指導では友達同士の切磋琢磨や集団の中で得られる刺激が少なく、勉強に対する意欲が下がることもあります。親として気を付けたいのは単に周囲の評判だけで決めないことです。個別指導以外にも集団指導や少人数制の塾など選択肢は多いので、子どもの性格や希望をしっかりと聞いた上で判断してください。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (4件)

  • 有識者

    中村 友 先生

    高2までの英語塾OUTCOME

    個別指導のデメリットは、
    ①集団塾と比較すると、受講料が割高になること
    ②他人と比較する機会が減り、それが不安となって勉強へのモチベーションが安定しないこと
    の2点が挙げられます。

    1点目については、「個別のオリジナルカリキュラム」と謳ってカスタマイズされること多いため、必然的に費用がかさむといったイメージです。本人に合わせたカリキュラムを組んでもらえるという点はメリットですが、その分塾側には個別対応が必要になり、場合によっては本人の実力に合わせすぎて受験日までに必要なカリキュラムが消化できないといった可能性もあります。個別カリキュラムとはいえ、受験までになにをどこまで終わらせていくのか、といったゴールラインは入塾前に確認しておくことをおすすめいたします。

    2点目については、受験は模試の順位や合否結果といったように、常にライバルと比較される状況にあります。他人がどんな成績を取っているかわからない中で、ある種の孤独感を感じながら勉強を進めていくと、自分がいまどのくらいできているのかということに不安を持つこともあるでしょう。それによって勉強に集中できなくなってしまうことが想定されるなら、個別指導は合いません。他人は全く関係なく、自分でやるべきことにしっかり向き合って淡々とこなして結果を出せるような方なら、個別指導で必要なフォローをしてもらい、時には自分で不明点を質問して解消するといった使い方が可能です。
    一方で、他者よりも遅れていることに奮起して勉強により集中できるといったケースもあります。もしお子さまが他人といるほうが頑張れるような性格でしたら、大教室で授業を行うようなスタイルがおすすめです。

  • 有識者

    岡本 康志 先生

    サポーツ京田辺

    「個別指導のメリット」が、ただ単に2:1などの「少人数だから」とお考えであれば、必然的にデメリットは「先生との相性次第」ということにはなるかと思います。

    しかし、個別指導として、スポーツなどでいうところの「プライベートコーチ」という指導イメージして考え、「あなたのタイプの場合は…」というような指導がなされる”べき”であるとするのであれば、「先生との相性」というのが、個人のパーソナリティ次第という意味ではなく、その塾として「どのような指導をすること」が提供価値であるかという方針や、講師教育の在り方の問題だということになります。

    「勉強する」ということが、「問題演習して間違ったところを教わる」ということだと考えているなら、「集合授業の少人数版」でしかありませんが、本来の「個別指導」とは、ひとりひとりの個性・特性に合わせて「ものの見方・考え方を変える」というような、いわゆる反転学習・探求的学習活動にも通じる”学び”として、「対話学習をする」ための個別指導だと考えると、メリット・デメリットの概念も変わってくるかと思います。
    なお、そのような対話学習として考えた場合の個別指導のデメリットとは、意見バリエーションを広げにくい。ということになるのではないでしょうか。

    追伸:拙書「なぜ個別指導で成績が上がらないのか?」という小冊子をAmazonオンデマンドで出版しておりますので、よろしければそちらも参考にしていただけると幸いです。

  • 有識者

    名川 祐人 先生

    Studyコーデ

    ➀競争原理が働かず「基準」が低くなるリスクがある
    ②担当講師の当たりはずれがある
    の2点が、個別指導における主なデメリットだと考えます。

    ➀については生徒の性格によります。
    例えば程よく負けず嫌いで、他者がいたほうが頑張れる子にとっては個別より集団のほうが向いています。しかし負けず嫌いの度が過ぎる場合や、他人と比較されることを嫌う子の場合は集団にいることでうまくいかなくなるリスクがあるので個別のほうが無難でしょう。
    また勉強量やクオリティの高さは、周囲の環境によって良くも悪くも影響を受けます。周囲の子が真面目にしっかりと勉強に取り組んでいる状況があれば、自分も同じぐらいやるのが当たり前という気持ちになり「基準」を高く設定して取り組める可能性があります。これは個別にはないメリットです。ただし下に引っ張られるリスクももちろんあります。

    ②については、なるべく妥協なく、良い講師を探してほしいところです。特に大学生アルバイト講師の場合は、経験値が少ないため指導力に不安があるだけでなく、急に担当が変更になることなども一般的です。所詮はアルバイトですので、塾講師の仕事は大学生活の一部でしかありません。そこに大きな責任を求めることは難しいでしょう。
    そのため(特に本格的な受験勉強の指導を受けたいと考えているときには)プロ講師を探し、しっかりと体験授業を受け、妥協なく信頼できる講師を探すことをお勧めします。

  • 有識者

    大石 基 先生

    名張さかえ進学教室

    個別指導塾のデメリットとして考えられるのは、担当教師の良し悪しの差が激しいということです。相性ピッタリで学力も高く自分に合った指導をしてくれる教師もいれば、単にテキストに書かれていることを最大公約数的に教えてくれるだけの教師もいます。
    また、体験授業で担当してくれた教師と実際に受け持つ教師が違うということもよく聞きます。体験授業で担当してくれた教師が気に入ったならば、それ以降も同じ教師に教わりたいという希望を言っておく必要があります。ただし、同じ塾の中でも教師の質は千差万別ですので、なかなか良い教師に巡り合えないこともあるようです。

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有識者 の紹介

一覧

大石 基先生

名張さかえ進学教室

進学塾・個別指導塾・中学・高校などで30年以上の指導経験があります。 合格実績としては、難関私国立中学、私立高校・公立高校、国立大学・私立大学など多数あります。 コミュニケーションを通じて、一人一人に合った学習方針や進学指導を行っています。 また、オンラインで24時間質問受付をしています。
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中村 友先生

高2までの英語塾OUTCOME

慶應義塾大学経済学部卒。ユニクロの店長、ITベンチャーを経て塾業界に。人の成長をサポートするのがとにかく好きで得意。マイルドな指導で、生徒やスタッフからの信頼も厚い。
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河井 昌裕先生

大学受験kawaiラボ

大学院博士後期課程修了、博士(理学)を取得した理系としての専門性の高さを活かし、化学を専門に、数学、物理などの大学受験を指導しています。
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山本 涼太郎先生

個別教育クラーク

シドニー生活7年を通じ、教育の違いに衝撃を受ける。帰国後、「子どもたちの自己肯定感を高め、笑顔にしたい」と、大手塾勤務を経て、2010年「個別教育クラーク」を創設。2013年「教育先進県ナガサキ」をプレゼン大会で発表。2024年「タイパ最強!AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド」上梓。3兄弟の父。
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