テストに合格するまで帰れないルールで終了時間が毎回読めません
子どもの塾では授業後に英単語の確認テストがあり、一定点数に届かなかった生徒は、その場で覚え直して再テストを受ける仕組みだそうです。
最初は良い取り組みだと思っていました。
ところが、合格するまでは基本的に帰れないようで、一度で終われば予定どおりですが、何回かやり直すと30分以上遅くなることもあります。
先日は終了予定から45分たっても連絡がなく、心配になってこちらから塾へ電話しました。
再テストはありがたいものの、一定の時間で切り上げてもらうようお願いしてもよいでしょうか。
教育のプロの視点からアドバイス
再テストで理解度を確認すること自体には意味がありますが、「合格するまで帰れない」が毎回続くと、学習よりも不安や焦りが強くなることがあります。まず再テストの目的、合格基準、最大で何時まで残る可能性があるのかを確認しましょう。帰宅時間が読めない状態は家庭生活にも影響するため、一定時刻で切り上げて別日に再挑戦する方法も塾へ相談してください。無理にその日のうちに終わらせない選択肢も必要です。
保護者の視点からアドバイス
できるまで頑張らせたい気持ちはありますが、迎えの時間になっても帰ってこないと心配になりますよね。私なら、再テストそのものをやめてほしいとは言わず、何時を過ぎる場合は連絡がほしいとお願いします。子どもにも、分からないまま何度も受けるより、間違えたところを確認して次に挑戦する方が大事だと伝えたいです。帰宅後の食事や睡眠に響かない範囲にしてほしいです。
法的安心の視点からアドバイス
授業後の再テストや居残りについては、入塾時の案内や教室ルールに記載があるか確認しましょう。予定された終了時刻を大幅に超えることが常態化している場合は、保護者への連絡方法や帰宅時刻の目安を塾へ求めて構いません。子どもだけの判断で長時間残らせる運用に不安があるなら、日時と実際の退室時刻を記録し、教室責任者と対応を話し合ってください。特に小学生の場合は、安全面も含めて確認が必要です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
小野 大毅 先生
オンライン個別学習塾エアスタ
こんにちは。
「オンライン個別学習塾エアスタ」を運営している小野です。
塾を運営する側の人間として、正直にお伝えします。
ご質問いただいた件につきまして、塾の方にお願いしていただいてよろしいかと存じます。一方で、「一定の時間で切り上げてほしい」という形だと、通りにくいかもしれません。
合格するまで再テストを続けるのは、おそらくその塾が大切にしている方針です。時間で区切ってしまうと、「できるまでやりきる」という仕組み自体が成り立たなくなります。塾側としては、譲りにくい部分だと思います。
一方で、先日の45分連絡がなかった件は、方針とはまったく別の話だと考えています。
終了時刻が延びることが前提の仕組みなのであれば、保護者への連絡体制はセットで用意されているべきです。延びる可能性があると分かっていて連絡がないのは、方針の問題ではなく、運用が追いついていないだけです。ここは指摘して構わないと思います。
そのうえで、2つに分けて相談されるのがよいかと思います。
ひとつは、連絡の仕組みです。「終了予定を15分過ぎる場合は、一報いただけますか」とお願いしてみてください。塾側の負担も小さく、応じてもらいやすいはずです。今の状態は、お迎えや帰宅時間の見通しが立たないという、ご家庭側の実害があります。
もうひとつは、終了時刻の上限です。ここは「回数を減らしてほしい」ではなく、時刻で区切る形で相談されるとよいと思います。
何時を過ぎたら残りは次回に持ち越す、という形であれば、やりきらせるという方針自体は維持されます。その日のうちに終わらないだけで、翌回に回るためです。塾側としても、方針を曲げずに調整できる提案になるかと思います。
回数や時間の長さそのものを問題にすると、方針への異議と受け取られやすくなります。仕組みは認めたうえで、区切り方だけを相談する。この順番だと、話が進みやすいと思います。
もし、それでも一切の調整が難しいという回答であれば、その塾の方針とご家庭の生活リズムが合っていない、ということかもしれません。ただ、そこまで硬直的な塾は多くないと思いますので、まずは相談されてみてはいかがでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。