質問し放題の自習室に期待したのに先生がいつも授業中で聞けません
夏期講習を申し込む決め手になったのが、「講習期間中は自習室を自由に利用でき、分からない問題は先生へ質問できます」という説明でした。
中学生の娘も、それなら家で一人で勉強するよりいいと言って、午前中から自習室へ行っています。
ところが実際には、先生たちはほとんど授業に入っており、質問しようとしても「後でね」と言われたまま帰宅することが多いそうです。
最近では、分からない問題に付箋を付けたまま何ページも残っています。
もちろん授業中の先生を呼び出すことはできませんが、質問できる自習室と聞いていたのに想像していた状況とは少し違います。どこまで対応をお願いしてよいのでしょうか。
教育のプロの視点からアドバイス
「自習室でいつでも質問できる」という点を重視して講習を選んだなら、実際にどの時間帯なら質問できるのかを具体的に確認しましょう。講師が授業中で質問できない時間が長いなら、質問受付の時間を決める、付箋で残す、翌日にまとめて聞くなどの方法があります。自習室は席を提供するだけなのか、学習サポートまで含むのかを整理することが大切です。利用ルールも確認してください。
保護者の視点からアドバイス
分からない問題をその場で聞けると思っていたのに、結局家へ持ち帰ってくるなら少し話が違うと感じますよね。私なら「質問できませんでした」と責めるのではなく、何時なら先生に聞けるのかを子どもと一緒に確認します。質問カードやノートを置いておける仕組みがあれば使いたいです。せっかく長時間塾にいるので、待つだけの自習にならない方法を相談したいです。先生にも率直に聞きたいです。
法的安心の視点からアドバイス
自習室での質問対応が入塾や夏期講習の重要な説明事項だった場合は、パンフレットやホームページ、面談時の資料を確認してください。利用できる曜日や時間、対象科目などの条件が後から示された場合は、申込時にどのような説明があったか整理しましょう。別料金の質問講座を新たに勧められたときは、既存サービスとの違いと料金を確認してから申し込むと安心です。案内画面も保存しましょう。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
小野 大毅 先生
オンライン個別学習塾エアスタ
こんにちは。
「オンライン個別学習塾エアスタ」を運営している小野です。
塾を運営する側の人間として、内情も含めて正直にお伝えします。
まず、現状、質問事項が溜まっていて、質問ができていない実態を教室に伝え、今後の進め方についてご相談されてみるのがよろしいかと存じます。付箋が何ページも残っているというのは、それだけ理解が止まったまま進んでいるということです。夏期講習が終わってから気づくより、今のうちに動いたほうが確実です。
●なぜこうなるのか、運営側の事情をお話しします
夏期講習は、年間で最も授業のコマ数が多い時期です。講師の多くが授業に入っているため、質問対応に割ける人が手薄になりやすい。これは多くの塾で起きている構造的な問題です。
つまり、その先生が不誠実というより、体制が追いついていない可能性が高いです。そのため、「対応してくれない」と不満を伝えるより、「どうすれば質問できるか」と聞くほうが話が前に進みやすいです。
●お願いしてよいこと・難しいこと
授業中の先生を呼び出すのは、おっしゃるとおり難しいです。ただ、以下は十分に相談の範囲だと思います。
・質問対応が可能な時間帯を教えてもらう(授業の合間や、コマの少ない曜日があるはずです)
・質問用のノートや用紙で受け付けてもらう。その場で答えられなくても、後日回答をもらう形なら講師の負担も小さく、受け入れられやすいです
・質問対応の担当者がいるか確認する。当塾のように、自習室実施時は講師の滞在時間を決めて専任スタッフを置いている塾もあります
一方、「常時いつでも質問できる状態」を求めるのは、講習期間中は現実的に難しいと思います。ここは期待値を調整しておいた方が、お互いに気持ちよく進められるかと存じます。
この確認をしたことでお子さんが気まずくなることを心配されるかもしれませんが、通常の相談の範囲ですので、こちらのご心配はいらないかと存じます。
少しでも参考になれば幸いです。