家でスマホばかり触っている息子。受験が終わるまで取り上げた方がいいですか?

有識者から3件の見解が投稿されています!

家でスマホばかり触っている息子。受験が終わるまで取り上げた方がいいですか?

中2の息子はこの春からいよいよ受験生になりますが、家では完全にスマホ中心の生活を送っています。動画を見たり友達と会話をしたりと、気づけば何時間も触っています。学校や塾の宿題はギリギリやるものの自主的に勉強する様子はなく、こちらが言わないとほとんど動きません。「スマホを取り上げようか?」と話すと「勉強には息抜きが必要だから」と反発されて言い争いになることも…。受験が終わるまで強制的にスマホを取り上げるべきか、それともある程度は自由にさせるべきか悩んでいます。どのように対応すればよいでしょうか?

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

スマホを完全に取り上げるのは逆効果になる可能性があります。大切なのは「適切な使い方」を身につけさせることです。例えばスマホ使用のルールを一緒に決めるとよいでしょう。「平日は○時間まで」「勉強が終わったら○分だけ」など、子供が納得できる形で制限をかけるのがポイントです。また、勉強に役立つアプリを一緒に探し、スマホを学習ツールとして活用するのも有効です。親子でルールを決めたら守れなかった場合のペナルティも設定すると、自然とメリハリがついてくるはずです。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

私もかつて同じことで悩みましたが、強制的に取り上げるのは思春期の子供にとってストレスになり、かえって反発を招くだけでした。我が家では「まずは1週間、スマホを使う時間と勉強時間を記録する」とルールを決めました。その結果、子供自身が「スマホの時間が多すぎる」と気づき、自分で調整するようになりました。親が無理に取り上げるよりも、子供に自己管理をさせる方向に導いたほうがスムーズにいくと実感しました。一方的に制限をかけるより、「どうすればバランスが取れるか」を一緒に考えることが大切です。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (3件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    中学2年生の息子さんが受験生としてスマホに多くの時間を費やしている状況は、受験期間にとって大きな悩みどころですね。

    強制的にスマホを取り上げると、一時的には利用時間が減るかもしれませんが、反発やストレスにつながる可能性も高いです。
     
    「スマホを取り上げようか?」という言葉が、息子さんの自主性を否定してしまうと、かえって勉強に対する意欲がさらに低下することも考えられます。

    そこで、まずは息子さんとじっくり話し合い、スマホがどのように受験勉強に影響を与えているか、一緒に考えることが大切です。
     
    具体的には、以下の点を試してみるとよいでしょう。

    ・スマホの利用時間や使用状況を、一緒に記録するアプリを導入して、客観的に「どれだけ時間を使っているか」を確認する。
     
    ・使用可能な時間帯や場所について、ルールを親子で決め、例えば「勉強中はスマホは別の部屋に置く」「休憩時間だけ○分だけ使う」など、スマホとの付き合い方を自分でコントロールするための環境を整える。
     
    ・息子さん自身が「スマホと上手く付き合う」ためのアプリやタイマー機能を使い、自己管理の意識を高めるサポートをしてみる。
     
    ・受験勉強のメリハリをつけるために、休憩や気分転換の時間も決めつつ、スマホを使う時間を具体的にスケジュール化する。
     
    ・親としては、単に禁止するのではなく、スマホの使い方についてのルール作りに参加し、子どもと一緒にそのルールを作成することで、息子さん自身の納得感や自律性を促す。
     
    受験期はどの子もプレッシャーを感じやすい時期ですから、スマホを通じてのコミュニケーションが、むしろリラックスの一環となるような活用法も模索しながら、受験に集中できる環境を一緒に作り上げていくことが大切です。
     
    このように、強制的な取り上げではなく、息子さん自身がスマホとの付き合い方を学び、自主的に管理できるようサポートしていくアプローチがおすすめです。

  • 有識者

    沖津 亮佑 先生

    個別進学塾セルフクリエイト水戸校

    中学生のスマホの扱い、難しいですよね。
    スマホの使いすぎに不安を感じるかもしれませんが、スマホを取り上げたからといって、必ずしも勉強に向かうわけではありません。
    大切なのは、お子様が自主的に学習に取り組める環境を整え、希望する進路へ進めるようサポートすることです。
    受験期を乗り切るために、以下のような方法を試してみてはいかがでしょうか?

    ■ 塾での学習時間を増やす
    もし、塾ではスマホを見ずに集中できているのであれば、塾での自習時間を増やせるか相談してみるのも1つの方法です。
    ■ スマホのルールを家族で決める
    スマホのルールがまだ決まっていない場合、「家族全員で守れるルール」を話し合って決めると、お子様も納得しやすくなります。
    (例:夜◯時以降はリビングに置く、勉強中は通知オフにする など)
    ■ 第三者の意見を取り入れる
    ご家庭だけでルールを決めるのが難しい場合は、塾の面談で先生に相談するのも1つの方法です。
    第三者の意見が入ることで、お子様も冷静に受け入れやすくなるかもしれません。

    お子様がスマホと上手に付き合いながら、学習に集中できる環境を整えていけることを祈っております。

  • 有識者

    西尾 信章 先生

    セルモ日進西小学校前教室

    スマホの使い方について後から厳しく規制するのは、「後出しジャンケン」になってしまい、息子さんの反発を招くだけかもしれませんね。そもそもスマホを渡すときにルールを決めていなかったのであれば、いきなり取り上げるのは逆効果になりかねません。スマホを悪者にするのではなく、どう使えば生活や勉強とうまく両立できるのか、一緒に考える姿勢が大切です。

    まずは「スマホを取り上げるかどうか」ではなく、「どうしたら勉強時間を確保できるか」を話し合うべきです。スマホを使うこと自体は悪いことではありませんし、適度な息抜きも必要です。ただし、「勉強もやるべきことをやる」という前提があるはずです。「何時から何時までは勉強」「終わったらスマホOK」など、息子さんと納得のいくルールを決めることが重要でしょう。ここで大事なのは、親が一方的に決めるのではなく、本人と合意することです。

    また、スマホを取り上げるときの最大の問題は「管理される側」になってしまうことです。受験を控える今こそ、息子さん自身が「どうやったら自分で時間を管理できるか」を考える機会にすべきです。「試しに1週間、このルールでやってみよう」と提案し、実際にやってみた結果を一緒に振り返るのも良いでしょう。受験は親が管理するものではなく、最終的には本人が自分の意志で取り組むものです。その意識を育てることこそが、スマホをどう扱うかよりも大切なのではないでしょうか。

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2013年入社以来、自塾では中学校別・地域別の傾向を重視。特に定期テストにおいては講師の出身地域と生徒合わせをおこないながら、目標達成の支援を行っております。延べ800人の指導実績と、進路指導を専門領域とするため2021年国家資格キャリアコンサルタントを取得しています。趣味は料理と子育て。
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