振替が面倒と言って塾をサボりがちに…正直、月謝がもったいない

有識者から1件の見解が投稿されています!

振替が面倒と言って塾をサボりがちに…正直、月謝がもったいない

中学生の息子が通っている塾は、休んだ場合に振替ができる仕組みなのですが、「別日に行くのは面倒」「今日は塾の気分じゃない」といった理由で、どんどん振替せずに欠席がたまっています。振替は2ヶ月を過ぎると消えてしまうルールなので、結局そのまま無駄になってしまうことも多く、月謝を払っているのに…というもったいなさを感じてしまいます。とはいえ、無理に行かせても気乗りしていない様子では逆効果になりそうで、強く言えない自分もいます。このままだと成績も心配ですし、そもそも塾に通わせる意味があるのか悩んでしまいます。こういう状況のとき、他のご家庭ではどうされていますか?

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

振替をしない状態が続くのは、学習リズムが乱れているサインです。まずは週に一度だけでも振替日を一緒に決めて固定化し、生活の中に塾を組み込みましょう。やる気を待つのではなく、「行くのが当たり前」の環境を作ることが大切です。塾にも現状を相談し、勉強以外の声かけやフォローをお願いしてみてください。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

我が家も似た状況で悩んだことがあります。「気分じゃない」と言う日は無理に行かせず、代わりに次の振替予定を子ども自身に決めさせるようにしました。自分で決めると不思議と行動に移しやすくなるんです。振替も使いきれない場合は「今月は何回通えたか」を一緒に振り返る習慣をつけると意識が変わってきました。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (1件)

  • 有識者

    山本 涼太郎 先生

    個別教育クラーク

    ご相談ありがとうございます!
    「無理に行かせても逆効果かも」と感じていらっしゃるその視点、とても大切ですし、お子さんの気持ちをちゃんと見ていらっしゃる証拠だと思います。

    塾に限らずですが、「行かなきゃ」「やらなきゃ」と強制されると、それだけで心がシャットダウンしてしまう子って、実は多いんです。
    特に男の子の場合は、自分の中で納得していないと、どこかでブレーキがかかってしまう。
    そういう意味で、このお悩みは「よくあること」でもあり、「ここからが大事なタイミング」でもあるんです。

    私の塾でも、振替授業がたまってしまう生徒は毎年います。
    でも、それをきっかけに大きく変わった子もたくさん見てきました。
    そこで、ここからは私がご家庭にお伝えしている方法をいくつかご紹介しますね。

    1.「行きたくない理由」を一緒に探ってみる
    「今日は塾の気分じゃない」の背景には、いろんな理由が隠れていることが多いです。
    疲れているのか、塾の内容が難しいと感じているのか、人間関係がしんどいのか…。
    ひとつじゃなく、複数の理由がある場合もあります。
    ノートや紙に書き出して、「どうしたら、もう少し楽しんで塾に行けそうか」を一緒に考えてみると、意外なヒントが見つかったりします。
    大事なのは、解決よりも“聞くこと”から始めること。

    2.「家族ミーティング」で目的を共有する
    塾に行く目的を、あらためて親子で話す時間をつくってみてください。
    「お母さんは、あなたの未来の選択肢を増やしたくて塾に通わせているんだよ」
    「あなた自身は、どう思ってる?」
    というように、お互いの思いをフラットに出せる場をつくります。
    「成績を上げたい」「将来やりたいことのために頑張りたい」など、お子さんの中から出てきた言葉は、強い原動力になります。
    なかなか自分から言えない子の場合は、お父さんや第三者が“代弁”すると話が前に進みます。

    3.「塾の意味」を再定義する
    塾は勉強をする場所ですが、それだけではありません。
    時間の使い方や、自分をどう管理するかを学ぶ場所でもあるんです。
    とはいえ、「塾をやめる」ことを考える気持ちも、当然だと思います。
    でも、「塾をやめる」=「勉強をあきらめる」ではありません。
    お子さんが「こうなりたい」と思った気持ちを思い出すことができれば、「じゃあ塾をどう活かす?」という前向きな視点に切り替えていけます。

    4.スケジュールを一緒に“見える化”する
    意外に多いのが、「行きたい気持ちはあるけど、準備するタイミングを逃して行けなくなる」というパターン。
    そういう子には、次のような“見える化”が効果的です:
    ・夜に翌日の予定をホワイトボードに書く
    ・スケジュール帳やスマホでリマインダーをセット
    ・「次の予定」を誰かが声かけしてあげる
    ちょっとしたサポートで「できる自分」が見えてくると、自信につながります。

    5.振替のスケジュールを一緒に立てる
    「振替どうする?」と聞いて、一緒にカレンダーを見ながら相談するだけで、子どもの中のハードルが下がります。「自分で決めなきゃ」と思っている子にとって、ちょっとした伴走が大きな支えになります。

    6.塾に行っても成果が出ていないとき
    もしかすると、「頑張っても結果が出ない」と本人が感じていて、モチベーションが下がっているのかもしれません。そんなときは、塾の先生に相談して、クラスや先生を変えてもらったり、週1回に回数を減らすのも一つの手です。
    逆に、もし塾が近くにあって自習スペースがあるなら、“とりあえず毎日行って宿題だけやって帰る”というルーティンをつくるのもオススメです。
    「行ってみたら、意外と集中できた」「継続したら、それが自分に合っているやり方だとわかった」という子も多いですよ。

    いずれにしても、すぐに改善出来るのはまれです。大切なのは、昨日の自分よりちょっとだけ前に進んでるかどうか。焦らず、でも少しずつ。一緒に、お子さんにとって“ちょうどいいペース”とそのやり方を探していきましょう。

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有識者 の紹介

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大石 基先生

名張さかえ進学教室

進学塾・個別指導塾・中学・高校などで30年以上の指導経験があります。 合格実績としては、難関私国立中学、私立高校・公立高校、国立大学・私立大学など多数あります。 コミュニケーションを通じて、一人一人に合った学習方針や進学指導を行っています。 また、オンラインで24時間質問受付をしています。
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西尾 信章先生

セルモ日進西小学校前教室

当塾では、「放牧メソッド」を採用し、生徒が自ら学ぶ力を育成しています。 また、方眼ノートを活用した思考法を導入し、考える力をサポートしています。 このアプローチにより、生徒たちは「やらされる勉強」ではなく、「みずから学ぶ」姿勢を身につけています。
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福原 健太郎先生

個別指導のグランアシスト

算数数学講師として大手進学塾入社1年目で年間優秀講師賞を受賞。 2013年に地元福山に戻り、個別指導のグランアシストを開設。 2017年には発達障害・学習障害を持った子どもの支援を行うために放課後等デイサービス「まなびのひろば」を開設。 志共育認定講師として、キャリア教育にも力を入れている。
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大学受験kawaiラボ

大学院博士後期課程修了、博士(理学)を取得した理系としての専門性の高さを活かし、化学を専門に、数学、物理などの大学受験を指導しています。
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