中学進学後の塾通いはテスト結果を見てからでも大丈夫でしょうか?

中学進学後の塾通いはテスト結果を見てからでも大丈夫でしょうか?

息子が春から中学生になります。中学生になれば塾が必要になると思っていますが、すぐに通わせるのではなく、まずは生活リズムを整えることを優先して1学期の定期テストの結果を見てから検討しようと考えています。部活にも入る予定なので新しい生活に慣れる時間が必要だと思います。もし1学期の定期テストの結果が良ければ2学期の定期テストまで塾は必要ないのでは、と考えているのですがどう思いますか?専門的な視点からアドバイスをいただけると助かります。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

1学期の定期テスト結果だけで塾の必要性を判断するのは危険です。中学では学習進度が速く、1学期の学習内容は基礎的なものが多いため、良い結果でも油断は禁物です。クラブ活動との両立についても、早い段階から効率的な学習習慣を身につけることで可能になります。特に数学や英語は中1の内容が後々の学力の土台となるため、1学期からの定期的な学習サポートをおすすめします。まずは週1回からでも体験授業や少ない負担で始められる塾を検討してみてください。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

お悩みの考え方自体は理にかなっていますが、1学期のテスト結果が良かった場合でも2学期から急に内容が難しくなり、成績が落ちるケースがあります。また、部活との両立を考えると余裕がある時期に少しずつ塾のペースに慣れることが精神的負担の軽減になります。「塾=定期的に通う」と決めつけず、オンライン塾や個別指導で柔軟にスケジュールを組む選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。保護者が気軽に相談できる塾を選ぶことが鍵です。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    西尾 信章 先生

    セルモ日進西小学校前教室

    ご相談ありがとうございます。新生活に慣れる時間を大切にしようという保護者様のお考え、とても素晴らしいと思います。中学生になると環境が大きく変わるため、まずは生活リズムを整えることが何より大切です。

    定期テストの結果を見るというのも一つの判断材料ですが、テスト前後でお子さんと「塾が必要かどうか」について話し合う時間を持つのがおすすめです。テスト勉強の手応えや、学校での授業内容についての感想を聞いてみると、お子さん自身の状況や気持ちがよく分かるはずです。その上で、必要に応じて早めにサポートを検討すると安心ですね。

    部活も始まり忙しい日々になるかと思いますが、親子で話し合いながら最適な学びの形を見つけていけることを願っています。焦らず見守ってあげてくださいね。

  • 有識者

    大石 基 先生

    名張さかえ進学教室

    小学校の学習と中学校の学習とでは大きな違いがあります。また、ここのところ中学の教科書は難しくなっており、特に英語は相当難しく進度も速くなっています。
    できれば小学6年生のあいだに「中学準備講座」のようなコースを受講することをお勧めします。
    中1の数学を習う前に、小学校で習った計算がきちんと身についているかどうかの確認ができます。特に分数の計算や小数の計算は、出来るつもりになっていてもあやふやなことが多く、その場合中学の計算でも整数ならできるのに分数や小数が出て来ると間違えるということになりがちです。さらに、正負の数の概念もあらかじめ知っておくと理解度が増します。
    英語は、小学校でも科目化されましたが、聞いたり発音したりは結構やっていても読み書きはあまり徹底してやっていないようです。ところが、小学校で出てきた英単語は、中学校の教科書ではすでに習ったものとしてどんどん出てきます。中学校の授業でも、文法的な説明はあまり重視されていない傾向がありますが、1学期からcanが出てきます。助動詞と言う考え方を理解しないで単に暗記していくことに一抹の不安を感じています。
    数年前までは、初めのうちはbe動詞を習いそのあと一般動詞を習う(あるいはその逆)ようになっていましたが、いまはほぼ同時に習います。したがって、be動詞と一般動詞の違い、疑問文や否定文の作り方、助動詞の考え方などを小6の三学期から春休みのあいだに習っておくことで、最初の中間テストも乗り切れるのです。
    それが、あれよあれよと進んでしまい、テストの点数も取れないとなってから塾を探すとなると、手遅れとは言いませんが、相当後れを取っていることになります。
    新しい生活に慣れてからと言うことをよくお聞きしますが、塾も含めた新しい生活に最初から慣れていくことも大切だと思います。ただ、週に何回も一斉授業があり、そのうえ宿題が出るような塾ですと負担感が大きいと思います。週に1~2回あるいは土曜か日曜に日程をしぼって通われるのがよさそうです。

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脇坂 幸雄先生

傳塾 ~denjuku~

長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
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大学院博士後期課程修了、博士(理学)を取得した理系としての専門性の高さを活かし、化学を専門に、数学、物理などの大学受験を指導しています。
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「毎年70%以上が第一志望に合格する大学受験専門塾」を運営しています。 コーチング指導を活用し、生徒さんの本当にやりたい事の発見、その実現をサポートしています。 大学受験生でなくても、当塾の公式LINEから受験や勉強のご相談が可能です。公式ホームページよりご覧ください。
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