広告に書かれている成績アップの実績は一部の優秀な生徒だけに偏っていますか?

有識者から3件の見解が投稿されています!

広告に書かれている成績アップの実績は一部の優秀な生徒だけに偏っていますか?

先日、地元で評判の塾のチラシを見て「驚異の成績アップ実績!」と大々的に宣伝されているのを見ました。しかし、その実績が塾にいる生徒全員の成果なのか、それとも特定の優秀な生徒だけによるものなのかが気になります。うちの子どもは学校の勉強についていけない状況で、塾に通わせたい理由は基礎力を固めて着実に成績を上げてほしいからです。その塾が本当に子どもの成績を上げてくれるのかを判断するための確認方法を教えてください。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

成績アップ実績の背景を確認するには、まずその塾が公開している具体的なデータやサンプルケースを尋ねることが有効です。「何名中何名がどのように成績を上げたのか」を詳細に説明してもらいましょう。また、保護者説明会や体験授業で、実際のカリキュラム内容や成績が向上した生徒の事例について具体的に質問してください。特に「基礎的な学力の向上にも力を入れているのか」という点を確認することが大切です。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

私も似たような悩みを持っていた経験があります。直接塾に問い合わせて、「過去の成績アップ事例のうち、特に中位層や苦手科目が克服できた生徒の割合」を具体的に聞いてみました。また、体験授業後には塾長から授業の振り返りや子どもの理解度、今後の課題について説明を受けました。他の保護者の口コミやレビューを参考にし、特にお子さんと同じ学年や似た学力層の生徒がどのように成績を上げたのかを探ると、安心感が得られると思います。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (3件)

  • 有識者

    沖津 亮佑 先生

    個別進学塾セルフクリエイト水戸校

    塾の成績アップ実績には、特定の生徒さんだけが掲載されていることが多いです。
    ただし、その生徒さんが元々優秀だったのかどうかは、判断が難しいかと思います。

    塾もサービス業の一種であるため、保護者様に良いイメージを持ってもらおうとする意図は少なからずあります。
    そのため、「偏差値30から60にアップ!」「数学のテスト40点から85点!」など、大きな成績変化をした事例が目立つ傾向があります。
    もちろん、偏差値が60から65になったり、数学の点数が80点から95点に上がった生徒さんもいるかもしれません。
    このような着実な成績の伸びも非常に価値がありますが、振れ幅が大きい事例の方がよりインパクトが強く見えるため、「元々優秀でなかった生徒さんの大きな変化を出した成果」が掲載されることが多いのです。

    成績アップの実績も大事ですが、何より重要なのは「その塾がお子様に合っているかどうか」です。
    現在、学習塾には多様なスタイルがあります。例えば、集団塾、個別指導塾、タブレット学習塾、コーチング塾などです。
    さらに、学生講師中心の塾や、社会人講師中心の塾など、塾ごとに特徴も異なります。

    まずは、ネットやチラシを活用して、お子様に合いそうな塾をいくつかピックアップし、実際にお子様と一緒に見学に行くことをおすすめします。
    塾の雰囲気や、先生と直接会話してみた際の感触を比較しながら、お子様にマッチする塾を見つけてください。
    お子様に合った塾で勉強を継続することで、着実に成績が上がっていくはずです。無理なく長く続けられる環境を整えることが、最も大切なポイントです。

  • 有識者

    山本 涼太郎 先生

    個別教育クラーク

    「全国学習塾協会」等に属していて、「合格実績適合宣言マーク」をつけているところは、基準に則って実績を出しています。
    私の塾は個別塾なので、生徒一人ひとりの目標を達成することが大事だと考えています。そのため、大々的には実績を出しておらず、その必要もないと思っています。
    ただ、合格後、先生たちへの感謝の印として写真や合格校を掲載してくれる生徒さんは、難関校に合格された生徒さんが多めかもしれませんね。

  • 有識者

    大石 基 先生

    名張さかえ進学教室

    「特定の優秀な生徒」はもともと成績がいいので、あまり上がりません。それよりも、これまであまり点数が良くなかった生徒さんが成績が上がります。
    成績が低迷していることの原因はだいたい「あまり勉強していない」か「勉強のやり方が間違っている」からです。したがって、正しい勉強方法で継続的に勉強すれば普通は成績が上がります。入塾して二回目の定期テストで向上するのが目安となるでしょう。
    広告に書かれていることだけでなく、どのような環境でどのように教えてくれるのかを、体験授業などを通じて確かめるのが良いと思われます。

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有識者 の紹介

一覧

山本 涼太郎先生

個別教育クラーク

シドニー生活7年を通じ、教育の違いに衝撃を受ける。帰国後、「子どもたちの自己肯定感を高め、笑顔にしたい」と、大手塾勤務を経て、2010年「個別教育クラーク」を創設。2013年「教育先進県ナガサキ」をプレゼン大会で発表。2024年「タイパ最強!AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド」上梓。3兄弟の父。
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中村 友先生

高2までの英語塾OUTCOME

慶應義塾大学経済学部卒。ユニクロの店長、ITベンチャーを経て塾業界に。人の成長をサポートするのがとにかく好きで得意。マイルドな指導で、生徒やスタッフからの信頼も厚い。
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名川 祐人先生

Studyコーデ

慶應大学経済学部卒業後、キーエンスの営業職を経て大学受験業界へ。オンラインを中心に全国の受験生を指導しつつ、総合型選抜の塾比較サイト(総合型選抜塾比較コンシェルジュ https://sogogata-concierge.com/ )も運営。受験生への情報提供を行う。MENSA会員資格なども持つ。
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内田 悠斗先生

東大毎日塾

「受験のプロが毎日指導」がコンセプトのオンライン個別指導塾「東大毎日塾」の代表。 オーダーメイドの計画指導と毎日の徹底した学習管理で、難関大学への逆転合格を多数実現。 教育専門家として、大手学習メディアを多数監修。 本サイトでは、累計1000人以上の指導経験を元にアドバイスいたします。
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