塾に友達が入塾してから成績が下がり始めました…
娘(中1)は、もともと一人で通い始めた塾で集中して勉強し、順調に成績を伸ばしていました。しかし最近、学校の友達が数人同じ塾に通うようになってから様子が少し変わってきました。先生曰く、授業中に友達とふざけてしまったり、休憩時間にはおしゃべりに夢中になったりしているようです。また、帰宅後に塾の勉強ではなく友達との話題ばかり話すようになり、成績も少しずつ下がり始めています。このままでは塾に通う本来の目的が薄れてしまいそうです。友達との関係を壊さずにどうやって集中力を取り戻せばいいでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
友達がいる環境で集中を維持するには、塾内の学習環境の工夫が必要です。まずは塾の講師やスタッフに相談し、座席の配置を見直してもらうことをおすすめします。また、友達と学習を競争として捉えられるような目標設定(例: 小テストの点数や宿題の達成状況)を塾側に提案してみると良いでしょう。さらに、家庭でも「今日は塾で何を学んだか」や「どの問題が難しかったか」を確認し、学びの振り返りを習慣化することで塾での学びに意識を向けやすくなります。
保護者の視点からアドバイス
お子さんが友達と楽しそうに塾へ通っている姿を見ると安心感もありますが、成績への影響が心配になるお気持ちもよく分かります。まずは娘さん自身に「塾に通う目的」を改めて問いかけてみましょう。友達がいることで楽しい反面、勉強に集中できていないことに気付くきっかけを作ることが大切です。勉強と友達との時間をバランスよく取るためのスケジュールを一緒に考えるのも有効です。「塾では勉強に集中、休み時間や帰り道で友達と楽しむ」といった具体的なルールを提案してみると良いでしょう。お子さん自身が納得できる形で進めることが大切です。
法的安心の視点からアドバイス
塾には、生徒が集中して学習できる環境を提供する義務があります。もし友達同士の影響で学習環境が損なわれている場合は、塾側に具体的な状況を相談して改善を求める権利があります。例えば、授業中の行動が他の生徒に影響を及ぼしている場合は塾が注意を払うべきです。また、親としての意見を正式に記録し、対応策を話し合う際にはその内容を共有することで塾との連携を深められます。必要に応じて、第三者機関に相談する準備をしておくことで、安心して改善策を講じられる環境を整えられます。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
山本 力大 先生
オンライン学習塾Cheers!
友達がいるから塾に通うことが楽しいのであればトータルプラスかと。
休憩時間におしゃべりすることを問題視していますが、ごく当たり前の光景のように思えます。
また、帰宅後に友達の話を嬉しそうにしてくれるなんて、とってもいいことではないでしょうか?
お嬢さんの成績低下の原因と、塾の友達が関係しているという仮説を十分検証する必要があります。
もしかしたら、原因は違うところにあるのかもしれません。
また、この時分のティーンエイジャーは、友達付き合いに口を挟んでくる大人を毛嫌いする傾向にあります。たとえそれが両親であったとしても。
なので、「このまま成績が下がっていくなら、塾を続けさせてあげれない」と伝えてみるのはどうでしょう?
友だちがいるからこそ、勉強をやる理由となるように工夫してみましょう