中学受験の塾に通っていますが家庭学習もやらせるべきでしょうか?

有識者から3件の見解が投稿されています!

中学受験の塾に通っていますが家庭学習もやらせるべきでしょうか?

息子が中学受験を目指して大手の進学塾に通っています。塾では「授業と宿題だけで十分」と言われましたが、同じ塾に通う他の保護者からは「家でも問題集を追加でやらせている」と聞き、不安になっています。息子は塾の宿題だけでも時間がギリギリで、追加で家庭学習をさせるのは負担が大きいのではと思っています。でも、他の家が努力しているのを見るとうちだけ何もしていないのではと焦りも感じます。このままで本当に合格できるのか不安でたまりません。家での学習を増やすべきかアドバイスをいただきたいです。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

塾のカリキュラムを信頼してください。中学受験塾は膨大なデータに基づいてカリキュラムを設計しているはずなので、宿題を完璧にこなすことが最も効果的です。ただし、お子さんが苦手な分野がある場合はその点を補強する家庭学習は有効です。まずは塾の担当講師に相談し、具体的なアドバイスをもらうとよいでしょう。塾と家庭学習のバランスが合格へのカギです。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

他の家庭のやり方に振り回されず、お子さんの状態を第一に考えてください。塾の宿題だけで精一杯なら無理に追加の学習をさせると逆効果になりかねません。お子さんとコミュニケーションをとり、ストレスの状況を確認してください。学習状況を細かく見守り、進捗に応じて必要に応じたサポートを考えましょう。焦らずお子さんのペースを大切に。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (3件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    こんにちは!

    まず、よくある一般論を眺めてみましょう。

    「難関校に合格した子は、家でも毎日プラス30ページ解いた」なんて武勇伝、耳にしますよね。確かに勉強量は大事です。でも量=合格ではありません。むしろ“適切な疲労ライン”を超えると、理解度が下がり、睡眠不足で体調も崩れがちです。燃料タンクが空っぽのままアクセルを踏んでいるようなものです。

    では「塾の宿題だけで十分」という塾側の主張は本当なのか。
    実は、大手塾のカリキュラムは年間計画がびっしり組まれています。授業→宿題→確認テストというサイクルで“復習も込み”に設計されているので、フルに回すだけで相当な負荷です。

    とはいえ、「うちだけ何も追加していない…」という焦りもわかります。ここで大切なのは量より質です。

    1 チェックポイントを作る

    週テストや模試の直しがスムーズにできているか、間違いノートが溜まっているかをまず確認します。もし“直し”が浅いなら、新しい問題集を増やすより、同じ宿題のやり直しや解き直しを徹底した方が確実に点になります。

    2 「弱点専用ミニセット」を用意

    どうしても追加したいときは、全科目ではなく“今日の算数の速さだけ10分”のように、弱点をピンポイントで刺すミニ課題にします。分厚い問題集を最初から最後までやろうとすると、高確率で“積ん読”になります。

    3 睡眠時間を最優先に

    成績が伸び悩む子の共通点の一つが「慢性寝不足」です。脳は寝ている間に知識を整理します。睡眠が削られるほど新しいインプットは上書き保存されません。追加学習で就寝が30分でも遅れるなら、本末転倒になりやすいです。

    というわけで、
    宿題をきちんと回してテストで7〜8割取れているなら追加は不要。
    宿題でいまいち手応えがない単元だけ、小さく補強する。
    このくらいのバランスで十分戦えます。

    他のご家庭の“努力メーター”は気になりますが、受験はマラソンです。ペース配分を誤ったランナーが30キロ地点で止まるのを、何度も見てきました。お子さんが今、無理なく前に進めているなら、そのペースこそが正解に近い可能性が高いですよ。

    というわけで、「まずは塾宿題の完成度をチェック→必要なら弱点だけ追加」という作戦をおすすめします。焦りそうになったら、「よそはよそ、うちはうち」と唱えて深呼吸してみてくださいね。応援しています!

  • 有識者

    宮谷 穣士 先生

    個別学習のセルモ町田鶴川教室

    こんにちは!

    個別学習のセルモ町田の宮谷です。
    中学受験、色々悩ましいことが多いですよね!

    塾の宿題の中身や量、目指す学校のレベル(偏差値)により家庭学習は変わってきます。
    今通われている塾の先生が「授業と宿題だけで充分」とのことですので、まずは授業を真剣に受講する、出来ればその復習をしっかりする、宿題は手抜きしない(間違えた問題は解き直す)などで宜しいかと思います。

    あとは模擬テストの判定です。塾の先生の言う通りやっているけど、模擬テストの判定が優れないときは何かしらの問題があるはずです。理解度の問題か、勉強量の問題か、そのあたりも判定結果を持って、通われている塾の先生にご相談するのが良いでしょう。

    その時に大事なのは、お子様を置いてきぼりにしないことです。お子様の意見を聞かずに、保護者さんと塾だけで決めてしまうとよくないと思います。

    良い中学受験になることを祈っております!

  • 有識者

    大石 基 先生

    名張さかえ進学教室

    一般的に塾の教材以外の家庭学習は不要だと思われます。しかし、塾の宿題や復習、過去問についてなどの進捗状況や日程の組み方などを、ご家庭でご確認されることをお勧めします。
    そのうえで、苦手な科目や単元について、参考書で確認したり塾以外の教材で確認することも必要に応じてなされるといいと思います。
    特に国語については一般的な問題集や過去問をやっているだけでは身につかない基礎力や論理力があります。塾でその辺りもフォローしてもらえるのならいいですが、そうでないならご家庭で教材を学習してもいいでしょう。
    保護者の方の負担になるようでしたら、プロの家庭教師や個人塾に依頼して進捗チェックや質問受付をされるといいでしょう。
    当塾でも、大手の中学受験専門塾に通いながら、そのフォローや過去問の詳しい解説などを求めて来られる方がおられ、それらに対応しています。

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有識者 の紹介

一覧

福原 健太郎先生

個別指導のグランアシスト

算数数学講師として大手進学塾入社1年目で年間優秀講師賞を受賞。 2013年に地元福山に戻り、個別指導のグランアシストを開設。 2017年には発達障害・学習障害を持った子どもの支援を行うために放課後等デイサービス「まなびのひろば」を開設。 志共育認定講師として、キャリア教育にも力を入れている。
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沖津 亮佑先生

個別進学塾セルフクリエイト水戸校

「毎年70%以上が第一志望に合格する大学受験専門塾」を運営しています。 コーチング指導を活用し、生徒さんの本当にやりたい事の発見、その実現をサポートしています。 大学受験生でなくても、当塾の公式LINEから受験や勉強のご相談が可能です。公式ホームページよりご覧ください。
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宮谷 穣士先生

個別学習のセルモ町田鶴川教室

東京都町田市で、個別学習のセルモ町田忠生・木曽・鶴川教室の3教室を運営しております、株式会社進化代表取締役社長の宮谷と申します。 個別学習のセルモは、社員講師の適切なサポートとデジタルAI学習システム+オリジナルノートを活用し、学力改善を目指す生徒さんを指導しています。
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山本 涼太郎先生

個別教育クラーク

シドニー生活7年を通じ、教育の違いに衝撃を受ける。帰国後、「子どもたちの自己肯定感を高め、笑顔にしたい」と、大手塾勤務を経て、2010年「個別教育クラーク」を創設。2013年「教育先進県ナガサキ」をプレゼン大会で発表。2024年「タイパ最強!AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド」上梓。3兄弟の父。
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