2科目だけ塾で受けているのですがこのままで受験に対応できますか?

有識者から2件の見解が投稿されています!

2科目だけ塾で受けているのですがこのままで受験に対応できますか?

現在、中学3年生の子どもが塾で数学と英語を受講しています。本当は5科目全てをカバーしてあげたいのですが、月謝の負担を考えると今の2科目が精一杯です。理科や社会は自力で進めるように言っていますが、どこまで理解できているのか、受験に向けて本当に間に合うのかと不安になります。塾の先生には「必要なら追加を」と言われますが、簡単に決められる金額でもなく、どうバランスをとるべきか悩んでいます。このまま2科目中心で進めていいのか、それとも思い切って別の対策を考えるべきなのか、ご意見を聞かせていただきたいです。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

英語・数学の2科目は受験の得点源として重要ですが、理社の対策が遅れると取り戻すのに時間がかかることも。とはいえ全科目塾に頼るのは難しいという状況なら、定期的に模試や問題集で理社の理解度をチェックし、苦手単元だけ短期講座や映像教材を活用するのも手です。必要なのは「塾=全て」ではなく、限られた予算でどう得点を最大化するかという戦略です。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

同じように家計の都合で2科目に絞っているご家庭は多いです。理社はつい後回しになりがちなので、親子で一緒に計画を立て、定期的に進み具合を確認してあげると安心です。市販の参考書やYouTubeなども上手に使えばカバーできるかもしれません。完璧を目指すより、今できるベストの環境を一緒に整えていくことが大切だと思います。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    ご家庭のご事情とお子さんへの想い、どちらもとてもよく伝わってきます。中3で塾に通わせながら、科目数と月謝のバランスに悩まれるのは、多くの保護者が直面するリアルなお悩みです。無理のない範囲で、でも最大限の成果を出したい…本当に難しい判断ですよね。

    結論から言うと、

    英語・数学の2科目受講は「土台として十分」ですが、理科・社会は“戦略的に”家庭でカバーする必要があります。

    以下、判断の材料になるよう、もう少し整理してお伝えします。

    【なぜ英語と数学の2科目で良いのか】

    英数は積み重ね型の科目。一度つまずくと戻るのが大変なので、継続的なサポートが不可欠です。
    塾でこれらを受講しているなら、受験の軸は整っています。

    逆に、理科・社会は「短期集中で得点源にしやすい科目」です。出題範囲が明確で、暗記中心なので、対策方法さえ間違えなければ自力でも十分に伸ばせます。

    【理社の家庭対策:この3ステップでOK】

    1. 夏までに「1・2年の復習」を終える

    市販の「総まとめ問題集」(たとえば「ニガテつぶし」や「定期テスト対策本」)を使って確認。
    苦手分野をピックアップして、短い時間で反復学習。

    2. 秋以降は「入試対策問題集」で得点力をつける

    ・全国高校入試問題集(通称:赤本や黒本)で過去問演習。
    ・「出題傾向を知る→同じような問題を練習」で得点アップ。

    3. 暗記はアプリや動画教材を活用

    ・無料アプリ(スタディサプリ、YouTubeの「とある男が授業してみた」など)でスキマ時間を活用。
    ・ モノグサやAnkiなどの記憶アプリも効果的です。

    【親の不安が少し減る関わり方】

    ・「理社は自力で」と突き放すのではなく、「週1回、一緒に計画を見直そう」と声をかけてあげてください。
    ・本人が苦手そうな単元だけ、\*\*親がテスト役(クイズ形式)\*\*になって確認するのもおすすめです。


    【塾追加 vs.他の選択肢】

    塾の科目追加は、確かに効果はあるでしょうが、出費が大きく、精神的なプレッシャーも伴います。もし現状厳しければ、次のような選択肢も視野に入れてみてください。

    映像教材の併用(理社2科で月2,000円〜3,000円台)
    理社だけ格安の単科オンライン塾(月5,000円台のところもあります)
    家庭教師を短期スポットで呼ぶ(苦手単元だけ)
    高校入試向け問題集を親子で進める

    【最後に】

    お子さんが英語・数学を塾でしっかり取り組めているなら、それは大きな武器です。そこにお金をかけずにできる工夫を積み重ねていけば、理社も十分間に合います。

    お金をかける=安心、とは限りません。
    むしろ、限られた中で「自分で考えて行動する力」が身につくこの時間は、お子さんにとって一生の財産になるはずです。

    一番大切なのは、「一緒に考えてくれる人がいる」ことです。ぜひ、週末だけでも親子で「今週何やった?来週は何やる?」と話す時間を作ってみてください。それが塾以上の力になることもありますよ。

  • 有識者

    大石 基 先生

    名張さかえ進学教室

    私の塾でも英語・数学の2科目で通塾しておられる生徒さんは多いです。この2科目は積み上げの必要な科目ですので、通塾を通じて理解しているところとそうでないところを見極める必要があるからです。
    一方で理科や社会はその時々のテスト範囲を学習すれば定期テストの点数を取りやすいからです。
    しかし、入試は5科目が必要となることがあります。そう言った場合、英語・数学以外の科目を全く勉強しなければ合格できないかもしれません。私の塾では、受験が近づけば入試に必要な科目はすべて過去問演習をやっていただき、間違えたところを解説や教科書を元に学習していただいています。
    やはりそのためには、通塾回数を増やしていただくことになり、実際中3の二学期以降は回数を増やす生徒さんが大半です。そうでないなら、ご自宅などでやっていただき、進捗チェックだけを塾で行います。質問受付は追加費用無しでオンライン対応でおこなっています。
    通塾回数を増やすことができないのならば、自習対応でもいいので塾でやってもらえないかどうか相談してみてはいかがでしょうか。

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有識者 の紹介

一覧

内田 悠斗先生

東大毎日塾

「受験のプロが毎日指導」がコンセプトのオンライン個別指導塾「東大毎日塾」の代表。 オーダーメイドの計画指導と毎日の徹底した学習管理で、難関大学への逆転合格を多数実現。 教育専門家として、大手学習メディアを多数監修。 本サイトでは、累計1000人以上の指導経験を元にアドバイスいたします。
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s-Liveきょうと山科校

個別指導塾業界で28年の経験があり、「直接」指導した生徒は1000人以上、指導時間は2万時間を超えます。ミスマッチの進路指導に力を入れ、保護者の信頼も厚い。「勉強だけでなく、勉強のやり方も教える」ことで、家でも学校でも生徒が「自律」して学べる力を育てることを目指しています。
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東証一部上場企業で学んだ経験・知識を生かし、15年前に地元野田市で開業しました。 『地域で一番!生徒と保護者の事を考える学習塾を目指しています!』 をコンセプトととし、保護者様と生徒を第一に考える塾を目標にしています。 中学生の娘の父で、生徒・保護者様に「お母さんみたい・・・」と言われてます・・・
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親と子どもの自走式学習【テラコヤイッキュー】のわたなべです! オンラインで全国の子どもたちに 「自分で考え選ぶ・自走式学習」を 全国のお母さんたちに 「子どもの自走を実現する関わり方」を 学べる講座を提供しています。 子どもへの関わり方、マインドの悩みをぜひ聞かせてください♡
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