塾の授業が難しいのか簡単すぎるのか、子どもの反応が読めません
子ども(中学生)が塾に通っていますが、「授業どう?」と聞いても「普通」としか言わず、理解できているのか不安です。テストの成績も特に変化がなく、授業が難しすぎてついていけていないのか、それとも簡単すぎて飽きているのか、親として判断がつきません。塾の先生からは「特に問題なく授業を受けています」と言われますが、本当に適切なレベルで学べているのか疑問に思っています。塾を変えるべきなのか、様子を見るべきなのか、どうすれば子どもの本音を引き出せるのか悩んでいます。塾の授業のレベルが合っているかを保護者が見極める方法などがあれば教えてください。
教育のプロの視点からアドバイス
現状を見極めるには、子どもの学習態度や変化を観察することが重要です。例えば、「宿題に取り組む様子」「新しい知識を話題にするか」「家で勉強時間が増えたか・減ったか」などをチェックしてみましょう。授業が難しすぎる場合、宿題を嫌がる・長時間かかる・投げ出すことが増えます。一方で簡単すぎる場合、宿題を雑に済ませる・退屈そうにする傾向があります。また、塾の先生に「どの分野が得意で、どこが苦手か」を具体的に尋ねることで、授業レベルが適切かのヒントを得ることができます。
保護者の視点からアドバイス
中学生は思春期に差しかかり、親の問いかけに素直に答えなくなる時期です。「普通」としか答えないのは、授業が簡単・難しい以前に、「親に細かく聞かれたくない」という心理が働いている可能性もあります。無理に聞き出そうとすると逆効果なので、「塾の授業、何か面白かったことあった?」など、勉強以外の側面にも触れつつ、自然な会話の中で本音を引き出すと良いでしょう。また、成績に変化がないなら、塾での学習が維持のために役立っているとも考えられます。焦らず見守ることも大切です。
法的安心の視点からアドバイス
塾はサービス業であり、保護者としては提供される教育サービスが適切かを確認する権利があります。契約内容を再確認し、「授業のレベル調整は可能か」「成績が変わらない場合の対応はあるか」などを塾に直接相談するのも一つの方法です。特に、個別対応があるかどうかを確認し、お子さんの学習状況に合わせた提案ができるかを見極めましょう。また、他塾のカリキュラムと比較することで、現在の塾の授業レベルが適切か判断する材料にもなります。保護者として客観的な視点で判断することが重要です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
西尾 信章 先生
セルモ日進西小学校前教室
一旦塾に預けたのであれば、お子さんから何か言ってくるまでは焦らず見守ることも大切です。成績が極端に下がっていない限り、急いで塾を変える必要はありません。
「普通」としか答えない場合は、聞き方を工夫してみましょう。「今日の授業で新しく知ったことは?」など、具体的な質問にすると反応が変わることがあります。また、宿題の様子を見て、スムーズに進めているか確認するのも一つの方法です。
気になることがあれば、まずは塾の先生に相談してみましょう。クラスの調整や指導の工夫で解決することもあります。お子さんのペースを尊重しつつ、しばらく様子を見るのが良いですよ。