質問しづらい雰囲気に馴染めず成績が低下してきました…

有識者から2件の見解が投稿されています!

質問しづらい雰囲気に馴染めず成績が低下してきました…

娘が塾に通い始めて1年が経ちましたが、最近、授業についていけないらしく成績が下がってきました。もともと真面目で自習も頑張るタイプですが、先生が厳しく、質問しづらい雰囲気があるため、疑問を解消できないまま授業が進んでしまっているようです。そのせいか、塾の環境が娘にとってストレスになっているのではと心配しています。ただ、この塾は高校の合格実績が非常に良く、転塾するのが正しい選択なのか迷っています。新しい塾に変えても娘がその環境にうまく適応できるか不安もあります。1年間続けてきた塾で改善の可能性もあるのでは…と思う一方で、成績を上げるためにどうするのが最適なのか決めかねています。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

お子さんが真面目に取り組んでいるのに成績が低下している場合、単に学習量の問題ではなく、指導環境が影響している可能性があります。まずは質問しやすい雰囲気を作るために、個別質問の時間が設けられているかを確認しましょう。また、先生の性格や指導方針によって質問しづらい場合は、質問リストを作成して授業後に個別で聞く習慣をつけるのも有効です。それでも解決しない場合は、質問のしやすさを重視した塾への転塾を検討するのも一つの手です。成績の向上には「理解の積み重ね」が不可欠ですので、ストレスの少ない学習環境を整えてあげることが重要です。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

お子さんが塾の雰囲気に圧倒されて疑問を解消できないまま授業が進むことは、確かに大きなストレスになります。お子さんの気持ちをよく聞いてみて、塾のどの点が負担になっているのかを整理してみましょう。その上で塾に相談し、先生を変えられるか、別の質問しやすい方法(オンライン質問対応や補講制度)がないか確認するのが先決です。それでも改善が難しければ、新しい環境を試してみることも大切です。転塾には不安が伴いますが、お子さんが「安心して質問できる塾」に通うことでストレスが減り、学習効果が向上する可能性は高いでしょう。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    こんにちは!

    娘さんが1年間頑張って塾に通い続けたこと、それ自体すごいことだと思います。今日は、塾の環境とお子さんの気持ち、それにどう向き合えばいいのか、ちょっと肩の力を抜きつつ考えてみたいと思います。

    よく「合格実績がある塾なら間違いない」とか「結果が出ているなら多少厳しくても我慢しないと」といった声を聞きます。実際、私も保護者の方から「この塾は合格率が高いので…」とよくご相談いただきます。でも、合格実績がすごい塾に通っているのに、子どもが苦しそうにしていたり、成績が下がってしまったりする場合、その“合格率の高さ”って本当にその子にとって意味があるのか?と、個人的には疑問を持っています。

    「厳しい先生のもとで頑張れば伸びる」というアドバイスもよくあります。たしかに、ちょっと怖い先生に背筋が伸びることもあります。ただ、毎回授業が終わるたびにモヤモヤがたまっていくと、成績どころか、学ぶこと自体がどんどんしんどくなってしまうケースも多いです。私も中学生のとき、質問しづらい先生の前では、簡単なことでも「分かりました」とつい言ってしまって後でこっそり友だちに聞いていた思い出があります。娘さんも似たような経験をしているのかなと思います。

    とはいえ、すぐに「転塾しましょう!」と背中を押すのも違うかなと感じます。1年間続けてきた塾には、慣れや友だち、先生との関係など、見えにくいけれど大事なものもきっとあるはずです。それを急に手放すのは、親子ともに勇気がいることですよね。しかも「新しい塾でもまた同じことが起きたら…」と不安になるのも、とても自然なことです。

    というわけで、私からの提案は「今の塾でできることをもう少しだけ試してみる」ことです。例えば、先生に直接話すのが難しい場合は、塾の受付や事務の方にまず相談してみる。塾によっては、別の先生に質問できる仕組みや、補習の機会がある場合もあります。意外と、相談したことで環境が少し柔らかくなることもあるんです。また、娘さん自身に「どんな先生だったら質問しやすいか」「今、何がいちばん困っているのか」を一緒に言葉にしてみるのも、状況整理に役立つことがあります。

    どうしても改善が難しい場合や、娘さんの気持ちが明らかにしんどそうな場合は、転塾ももちろん選択肢の一つです。でも、「どこの塾なら合格できるか」ではなく、「どこの環境なら娘さんが自分らしく学べそうか」を基準に考えると、選択肢がちょっと広がります。

    正直、完璧な塾も、万能な先生もいません。でも、今のお悩み自体が、娘さんの成長や変化のサインだと思います。焦らず、一歩ずつ選んでいければ十分だと、私は思っています。

  • 有識者

    西尾 信章 先生

    セルモ日進西小学校前教室

    塾の合格実績も大事ですが、それ以上に「お子さんがのびのび勉強できる環境」の方が大切ではないでしょうか。今の塾で質問しづらく、ストレスを感じているのであれば、成績が下がるのも無理はありません。勉強は「分からないことを解決できる環境」があってこそ、前向きに取り組めるものです。

    まずは転塾を決める前に、今の塾で環境を改善できるか探ってみましょう。例えば、個別で質問できる時間を確保してもらえないか相談したり、別の先生の指導を受ける選択肢がないか確認したりするのも一つの方法です。それでも難しいようなら、娘さんに合った塾を探すのも前向きな選択になります。

    転塾に不安があるのは当然ですが、「自分に合った環境を選ぶこと」は長い目で見れば大きなメリットになります。大切なのは、娘さん自身が「ここでなら頑張れそう」と思える場所を見つけること。実績よりも「学びやすさ」を重視し、本人の気持ちを第一に考えて決めてあげると良いですね。

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長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
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1975年大阪市出身・関西大学法学部卒 1998年ビジネスオーナーとして独立 2007年大阪NSC30期生としてワッハ上方お笑いコンクール銀賞 2012年夏 4歳の娘と二人で世界一周の旅へ 現在はオンライン学習塾Cheers!の塾長として、全国の子供達と日々切磋琢磨している
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個別指導塾業界で28年の経験があり、「直接」指導した生徒は1000人以上、指導時間は2万時間を超えます。ミスマッチの進路指導に力を入れ、保護者の信頼も厚い。「勉強だけでなく、勉強のやり方も教える」ことで、家でも学校でも生徒が「自律」して学べる力を育てることを目指しています。
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