カリスマ講師って本当に信頼できるの?他の先生とは何が違うの?
塾を選ぶ際に「カリスマ講師が在籍」といった広告をよく目にしますが、カリスマと言われる理由がよくわかりません。本当にその講師に教わることで成績が上がったり志望校に合格する確率が上がるのでしょうか?広告や評判だけでは具体的な実績や指導内容が見えず、どこまで信頼できるのか不安です。また、カリスマ講師ではない先生方の指導力は劣ると考えるべきなのでしょうか?家庭の予算的にも特別料金がかかるカリスマ講師を選ぶか迷っています。そもそもカリスマとはどう定義されているのか、客観的な基準があるのか知りたいです。
教育のプロの視点からアドバイス
「カリスマ講師」という言葉は必ずしも客観的な指標ではなく、多くの場合、生徒や保護者からの評判や講師の人気を指します。ただし、その実力が全ての生徒に合うわけではありません。例えば、カリスマとされる講師の授業はテンポが速く、学力の高い生徒には向いていても、基礎をしっかり固めたい生徒には不向きな場合があります。講師選びでは広告や肩書きに惑わされず、お子さんの学習スタイルや必要なサポートに合った講師を選ぶことが大切です。
保護者の視点からアドバイス
カリスマという肩書きは確かに魅力的ですがそれだけで判断するのは危険です。お子さんがどのような指導を必要としているかを第一に考えるべきです。実際、息子が以前通っていた塾では、地味だけれど親身に対応してくれた先生が結果的に息子にとって良い指導をしてくれました。広告には良いことしか書かれないので、体験授業や口コミなどを通じて講師の指導スタイルや人柄をしっかり確認することをおすすめします。
法的安心の視点からアドバイス
「カリスマ講師」として紹介されている場合、その肩書きに基づいた特別料金が発生するならば、具体的な根拠や実績を塾側に確認する権利があります。契約前にその講師が必ず担当するのか、途中で担当が変わるリスクがないか確認してください。また、万が一広告内容と現実が大きく異なる場合は、景品表示法や特定商取引法に抵触する可能性もあります。気になる点があれば遠慮せず塾に説明を求めることが重要です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
伊丹 龍義 先生
SRP教育研究所
塾や家庭教師センターなどが独自に基準を決めているところはあるかと思いますが、カリスマ講師を名乗るための客観的な基準などは、もちろんありません。
もし、保護者からカリスマ的に思われている講師がいたとしたら、ある特定の生徒が授業から多くのものを受け取れた、ということでしょうか。もちろん質問者のお子さんが、その生徒と同じように、受け取れたとしたら、成績アップやモチベーション維持につながるのかと思います。ただ相性が悪い場合ももちろんあるので、その他の講師と比べて、成績が上がりやすいのかは不明です。
まずは、その先生の著書があったり、映像授業が公開されていれば、それを見て、質問者のお子さんに合いそうかどうかを見るのが1番なのではないでしょうか。
あと、ベテラン講師についてもほとんど同じですが、一般的にはベテラン講師の方が、指導経験が多い分、より幅広い生徒に対応できることが多い気がします。
質問者のお子さんにあった塾&先生が見つかりますように。