体験授業を受けた塾の塾長がとても若かったのですが大丈夫でしょうか?
通塾を検討している塾長がとても若い先生(20代半ば?くらい)で驚きました。体験授業後の面談でお話ししましたが少し頼りない印象を受けてしまい、経営や指導の面でしっかりと管理されているのか不安になりました。他の講師たちの質やサポート体制について具体的な説明を求めましたが、抽象的な回答が多く正直不安が残っています。子どもは「授業は楽しかった」と言っていますが、塾全体を管理する塾長として信頼してよいのか悩んでいます。若い塾長でも実力がある場合もあると思いますがどう見極めたらよいでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
若い塾長でもしっかりとした運営力や指導経験を持つ方は多くいます。まずは、塾の講師陣の経験やカリキュラムが体系的に整備されているかを確認しましょう。また、保護者として不安がある場合は他の保護者の評判や口コミを調べるのも有効です。若い塾長でも子どもたちや講師たちの信頼を得ているかがポイントです。不安が続く場合は塾側に具体的な改善提案をしてみても良いでしょう。
保護者の視点からアドバイス
私も同じような経験をしたことがありますが、若い塾長が情熱を持って全力で取り組んでくれる場合も多いです。一方で、不安がある場合は直接塾長に質問を重ねて疑問点を一つひとつ解消していくのが良いです。また、授業の様子や子どもの反応を見ながら継続的に信頼できるか判断しました。最後は子どもが通いやすい環境かどうかが最も大切だと感じました。
法的安心の視点からアドバイス
塾長の年齢に関係なく、塾としての運営においては法律で定められた基準を満たす必要があります。例えば、講師陣の研修やカリキュラムの適切性、塾の安全対策などが整備されているか確認することが大切です。契約書の内容を再度確認し、返金規定やサポート体制が明記されているかも確認しておきましょう。不安がある場合はその内容を塾側に文書で問い合わせるのも良い手段です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (2件)
中村 友 先生
高2までの英語塾OUTCOME
保護者さまからの質問に対して、抽象的ではなく具体的に回答する、ということは数字や事実を使って回答ができるかどうかだと考えております。例えば、「GMARCHの合格実績がある」ではなく「◯◯年は、生徒●●人中△割はGMARCHに合格している」、また「講師と深いコミュニケーションを取ってサポートする」ではなく、「週1回は必ず対面でコミュニケーションを取り、不明点を解消する」といった表現です。
このような回答をする塾の方は、保護者に対して親身に対応することができると判断ができるかと思います。
また、このような回答を得られるように、質問する保護者さまからも数字ベースで質問をすることをおすすめいたします。例えば講師の質について聞く場合は、「講師陣はどのような大学出身で、これまでどのようなフォローで生徒の成績が向上したのでしょうか」といった質問です。この質問に対して塾長から具体的な回答が得られれば、現場をきちんと把握して管理ができていると判断もできますし、安心してお子さまを預けられるのではないかと考えます。
名川 祐人 先生
Studyコーデ
保護者の方が入塾前の面談等で冷静に判断すべき部分だと思います。
ご質問の中の「他の講師たちの質やサポート体制について具体的な説明を求めましたが、抽象的な回答が多く・・・」という部分が私も非常に気になります。
塾長の職務の定義は各塾によって様々ではありますが、その塾の代表者として保護者からの質問に明快に回答できない状態にあるのは問題です。
・過去の生徒数や合格実績
・講師の選抜方法や育成方法などの体制
・トラブル時の対応
などなど、保護者の方は初期の面談時に多くの質問をぶつけてください。
それに明瞭に回答してくれる塾や塾長は、しっかりした真摯なところです。
何かお茶を濁したり、分かっていない様子があれば、危険信号です。
その点で塾長の年齢はあまり関係なく、たとえ3,40代であっても上記に不安要素があれば避けたほうが無難かもしれません。
確かに塾のサービスを受けるのはお子さんであり、お子さんの体験授業での所感などは重要な判断尺度のひとつです。
一方で、大事な我が子を預け、授業料を支払うのは保護者ですので、保護者の視点でもしっかりと塾や塾長や講師陣の信頼度を測るべきだと思います。