多動症の子どもに合う塾が見つからなければ通塾を諦めるしかない?

有識者から1件の見解が投稿されています!

多動症の子どもに合う塾が見つからなければ通塾を諦めるしかない?

小学生の息子は多動症と診断されていて、じっと座っているのがとても苦手です。薬を使うことにはまだ抵抗があり、できれば本人の特性を理解し、温かく見守ってくれる塾を探してきました。でも実際には「ある程度集中できる子が前提です」と言われたり、「他の生徒への影響が心配」と遠回しに断られたりすることが多く、なかなか受け入れてくれる塾が見つかりません。親としては、勉強が好きな子の気持ちを応援してあげたいのですが、このまま通える塾が見つからなければ、やはり通塾はあきらめるしかないのでしょうか。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

多動症の特性を理解し活かす指導は十分可能です。少人数制や個別指導型、さらには「体を動かしながら学ぶ」スタイルを取り入れた塾も存在します。通塾にこだわらず、訪問型やオンライン塾の選択肢も視野に入れてみてください。重要なのは「合う方法」を諦めずに探し続けることです。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

親として「勉強したい」という子の気持ちを守りたいですね。通塾を諦める前に、特性に理解のある塾をネットや口コミ、支援団体を通じて根気強く探してみましょう。見つからない間は家庭学習で「学ぶ楽しさ」を保ち、本人の自己肯定感を大切にしてあげてください。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (1件)

  • 有識者

    田谷 智紀 先生

    s-Liveきょうと山科校

    「このまま通える塾が見つからなければ、やはり通塾はあきらめるしかないのでしょうか?」
    そう思ってしまうのは無理もないと思います。
    でも、答えはNOと考えます。

    もしかするとお子さんに原因があるわけではなく、
    “特性を受け入れる準備ができている塾”がみつからないことが問題なのかもしれません。

    ◆受け入れ可能な塾を見つけるポイントを挙げてみました
    1. 子どもへの対応が具体的か?
    「集中が切れたときどう対応しますか?」
    →「状況により臨機応変に」ではなく、具体的な工夫や実例を話せるかがポイント。

    2. 「動く=ダメ」になっていないか?
    立ち歩きや姿勢の変化があっても、学びを止めない工夫があるか。
    叱るより“切り替えるサポート”を重視している塾が理想。

    3. 教室の空気がどうか?
    子ども同士の雰囲気、先生の口調、声かけのテンポ……
    見学や体験でしか見えない“空気感”も、判断材料になります。

    面談時での伝え方や質問も考えてみました
    伝え方:
    「学ぶことが好きで、本人なりの集中の形があります」
    「興味のあることにはとても意欲的です」
    →診断名や苦手なことばかりを先に話さなくてもOK。

    質問例:
    ・「立ち歩いたりしたとき、どのように対応されますか?」
    ・「同じ教室に特性のあるお子さんがいた場合、先生はどう関わりますか?」

    希望の伝え方:
    NG:「注意しないでください」
    OK:「失敗に敏感なので、声かけに工夫をいただけると安心します」

    ◆もし「なんか違う」と感じたら…
    遠慮はいりません。
    「合わないかも」と思った直感は、意外と的確です。
    その場合は、無理に通わせず、視点を広げてみてください。

    たとえば塾以外での 選択肢として
    ・オンライン個別/家庭教師
    ・フリースクールやNPO支援
    ・家庭学習+地域の居場所
    もあるかもしれません。

    学びの場は塾だけではありません。
    大切なのは「通わせること」ではなく、“本人の意欲が続く環境”です。

    お子さまは「じっとできない子」ではなく、「動きながら考える力を持った子」かもしれません。
    その力を理解してくれる大人と出会えたとき、きっと学びはもっと楽しく、自由になるかもしれません。

    焦らず、でもあきらめずに。
    親としてその可能性を信じることが、いちばんの“学びの味方”と考えます。

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