小学生のうちはまだ受験もないし、塾の面談もそこまで重要ではないのかなと思って、これまで参加せずにきました。共働きということもあり、面談日程を調整するのも難しく、先生からの連絡はLINEで済ませる形が続いています。ただ最近になって、子どもの様子が少し気になったり、塾でどんなふうに過ごしているのかが見えにくかったりして、このままでいいのか迷い始めています。面談を受けるほどのことではないと思いつつ、親として塾との関わりをどう持つべきなのか、考えさせられています。
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有識者の見解 (1件)
山本 涼太郎 先生
個別教育クラーク
とても大切な気づきですね。それに、「このままでいいのかな?」と感じた時点で、すでにお子さんのことをしっかり考えていらっしゃる証拠です。
小学生のうちの塾面談ですが、まず、前提として、“受験のため”というより“成長のため”という視点で考えてもらうといいかと思います。学習面だけでなく、塾での様子、人との関わり方、モチベーションの波など、子どもは大人が思っている以上に日々成長しています。
共働きで時間の調整が難しいことと思います。だからこそ、「塾の先生と意識を共有する」時間を少しでも作ることが、長期的に見て、親としての安心感にもつながります。
■今、感じているモヤモヤの正体
「子どもの様子が少し気になる」「塾でどう過ごしているのか見えにくい」「でも、面談するほどのことじゃない気もする」
これ、全部すごく自然な感情です。でも逆に言うと、少し不透明なことが増えてきた“サイン”でもあるんですね。今のうちに少しだけでも塾の先生と情報共有しておくと、他の大人は我が子をどう見ているのかを知ることができ、あとあと「あのとき話しておいてよかった」と思えるはずですよ。
■塾との関わり方:おすすめのスタンス
「定期的に短くても」つながること。電話面談やzoom面談でもOK。気になることをLINEしたり、日頃の感謝を伝えるのでもOK。面談を30分フルで取る必要はありません。目的を「子どもの現在地を共有すること」に置き、「勉強できてるか?」ではなく、「最近、家ではこうなんですが、塾ではどんな様子ですか?」と聞いてみましょう。塾の先生を “チームメイト” にする感覚です。家と塾の連携がとれていると、お子さんはとても安心します。たとえ直接的な相談内容がなくても、「見守ってますよ」というメッセージを、先生にも、お子さんにも送ってあげることができます。
ちなみに、私は保護者面談をしたあとは、できるだけお子さんに伝えるようにしています。「今日、お母さんが面談に来てくれたよ。最近、家事を手伝ってくれるから助かるって、喜んでたよ〜」「さっきまでお父さんと話してたよ。信頼されてるんだね!」そんな風に伝えたあとの、生徒の喜ぶ顔を見るのが大好きだからです。