私は中学受験を経験しておらず、わからないことだらけなので、毎日ネットや本で情報を集めながらどうやって子どもをサポートすればいいのか試行錯誤しています。でも、調べれば調べるほど不安になってしまい、子どもへの声かけや接し方が本当に合っているのか自信が持てません。塾に相談してみたいと思ってはいるのですが、ネットで得た知識をもとに話すことで「素人が口出ししてくる」と思われないか気になってしまいます。今通っているのは中学受験で実績のある有名な塾なので、こちらから浅い知識を持ち出したら迷惑がられたり煙たがられたりしないか…それが心配で一歩が踏み出せません。
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有識者の見解 (1件)
田谷 智紀 先生
s-Liveきょうと山科校
毎日、ネットや本で情報を調べながら、どうやってお子さんをサポートすればいいか考えていること。それって、本当にすごいことだと思います。
中学受験という世界に、必死に学ぼうとしているその姿勢は、心から尊敬します。
ただ、情報が多すぎて、見れば見るほど不安になってしまう気持ちも、すごくよくわかります。「これって正しいのかな?」「うちの子に合ってる?」って、考えれば考えるほど、自信がなくなってしまいますよね。
そして、「塾に相談してみたいけど、ネットで得た浅い知識で話すと迷惑がられるんじゃないか…」って、ためらってしまう。その気持ちもわかります。
特に実績のある有名な塾だと、「こんなこと聞いていいのかな?」って、余計に気を使ってしまいますよね。
しかしはっきり言います。相談していいです。
というか、むしろ相談しなきゃもったいないです。
塾の先生たちの仕事って、ただ勉強を教えるだけはないと私は考えています。
子ども一人ひとりの進路を、一緒に考えて、親御さんと連携して、ゴールまで導いていくこと。だから、保護者の声って、とても大事なんですよ。
「素人なのに…」なんて遠慮は、まったく必要ありません。むしろ、「自分の頭で考えようとしてる親御さんだな」って、私なら感じます。たとえその情報が正しくなかったとしても、それをもとに「じゃあ、こういう考え方のほうが合ってますよ」と丁寧に教えてくれるはずです。
それに、ネットの情報って本当に玉石混交です。いいこともたくさんあるけど、間違った方向に導いてしまうものも多い。だからこそ、「うちの子に合った正しい情報」は、塾で直接聞くのが一番なんです。
相談って、難しく考えなくて大丈夫です。たとえば、「今こういう声かけをしてるんですが、大丈夫でしょうか?」とか、「ネットでこの参考書がいいって見たんですけど、使ってもいいですか?」とか、小さなことからでいいんです。先生たちも、そういう一歩一歩をとても大事にしてくれるはずです。
相談者さんは決して“素人”なんかじゃありません。毎日調べて、悩んで、試行錯誤している。それって、どんな専門家よりも、お子さんのことを真剣に考えてる証拠です。
そして、お子さんにとって何よりも心強いのは、「親が自分と一緒に走ってくれている」という安心感です。正解を全部知っている必要なんてないんです。一緒に迷って、一緒に考えてくれる。そんな親の姿が、子どもにとっては何よりの力になります。
ですので自信を持っていただき、迷ったときこそ、塾というプロを頼ってください。
気持ちは、ちゃんと伝わります。そして、きっと先生たちも、全力であなたの味方になってくれることと思います。