塾の先取りが進みすぎて学校の授業が身につかない…
中学生の息子は集団授業の塾に通っています。塾では学校の授業よりかなり先の単元まで進んでおり、最初は先取り学習が成績に良い影響を与えると期待していましたが、学校でその単元に追いついたとき息子は「もう習ったから」と授業に集中しなくなってしまいました。しかも塾で習った内容を時間が経つと忘れてしまい、結果的に学校のテストでも思うように点が取れません。先取り学習が逆効果になっている気がしてこのまま続けて良いのか不安です。
教育のプロの視点からアドバイス
塾の先取り学習が進みすぎると理解が浅くなるケースがあります。学習は「理解→定着→応用」のサイクルが大切ですが、先の単元を急ぎすぎると復習の機会が不足し、知識が定着しにくくなります。まずは学校の授業を「復習」と位置付け、塾で学んだ内容をしっかり確認させるよう意識づけましょう。また、塾の進度が息子さんのペースに合っていない場合、先生と相談して進度を調整してもらうことも重要です。理解の質を優先することでテストの結果にもつながります。
保護者の視点からアドバイス
塾の授業が進みすぎて学校の授業に集中しないというのは親としても心配ですよね。学校の授業をただ聞くだけと捉えるのではなく、習った内容を整理する場として活用してはいかがでしょうか。例えば学校の授業でノートをまとめ直す、先生の説明の違う角度からの解釈を考えるよう声をかけてみましょう。塾と学校の進度差が大きすぎるようなら一度塾の進度を相談し、学校に合わせた復習時間を取り入れるのも良いかもしれません。お子さんの「分かる」という自信を大切にしましょう。
法的安心の視点からアドバイス
義務教育においては学校の学習内容を理解し定着させることが最優先とされています。塾の先取り学習が学校の授業を妨げるような状況は教育の本来の目的から逸れてしまう可能性があります。もし塾の指導方針や進度が過度でお子さんに合っていないと感じたら、保護者として適切な学習環境を整える責任があります。まずは塾との契約内容を確認し、進度の調整や指導内容の見直しを相談することが大切です。契約上、改善が難しい場合は転塾も視野に入れましょう。学校と塾のバランスを保ち、お子さんの学習環境を守ることが最も重要です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
田谷 智紀 先生
s-Liveきょうと山科校
先取り学習が期待通りの効果を上げず、不安を感じていらっしゃるのですね。先取り学習はうまく活用すれば成績向上に役立ちますが、進め方やフォローの仕方で結果が変わることもあります。
以下に、具体的なアプローチをお伝えします。
先取り学習への考え方
先取り学習は「学校の授業が分かるようになる」ことを目的として行うものです。塾で習ったからといって学校の授業が不要になるわけではありません。むしろ、学校の授業は「復習の機会」として活用することで学んだ内容を定着させる大切な場となります。この視点をお子さんと共有し、学校の授業に対する意識を変えていきましょう。
具体的な解決策
1. 学校の授業を復習の場と捉える
学校の授業は、塾で習った内容を思い出し、理解を深めるための絶好の機会です。学校の先生が説明する新しい視点や解き方を発見することを目標に、積極的に授業に取り組むよう促しましょう。
声かけの例:
「学校の授業で習った内容を塾の内容と比べてみると、もっと理解が深まるかもしれないね」
「先生の説明を聞きながら、塾の内容を思い出して確認してみよう」
2. 定期的な復習を取り入れる
塾で習った内容を忘れにくくするためには、定期的な復習が欠かせません。学校の授業に合わせて復習を行う習慣をつけることで、記憶が定着しやすくなります。
具体的な復習の方法:
塾のテキストやノートを見直す。
簡単な問題集を解く。
学校の授業前に塾で習った内容を短時間で復習する。
3. 塾に相談する
塾に「どのように復習を取り入れれば良いか」を相談してみるのも効果的です。塾の先生はお子さんの学習状況をよく把握しているため、具体的なアドバイスをもらえる可能性があります。
相談の例:
「学校の授業に合わせた復習方法を教えてもらえませんか?」
「先取り学習の内容を忘れにくくするためのサポートをお願いできますか?」
4. 塾の進度を見直す
塾の進度が息子さんにとって速すぎる場合、塾に進度の調整が可能か相談するのも一つの手です。場合によっては、個別指導や少人数制の塾へ切り替えることも検討してみてください。
5. 基礎力の強化
先取り学習に力を注ぎすぎると、基礎的な部分が疎かになることがあります。学校の授業や宿題を活用して基礎力をしっかり固めることを意識しましょう。
学習スケジュールの工夫
塾と学校の学習内容をうまく連携させるために、学習スケジュールを調整してみましょう。たとえば…
・学校の授業前に塾で学んだ内容を短時間復習する時間を作る。
・学校の授業後に塾の内容で分からなかった部分を補習する。
お子さんが前向きに取り組めるよう、ポジティブな声かけを心がけてください。
「塾で先に習った内容を学校の授業で確認できたら、自信がつくね!」
「学校の授業で新しい発見があると面白いね」
「復習をしっかりしていけば、テストで良い結果が出るよ!」
塾での先取り学習は、学校の授業を補強し、理解を深めるためのものです。学校の授業を「復習の場」として活用し、塾や学校の先生と連携して学習の進め方を見直すことで、効果を最大化できます。不安な点は塾に相談しながら、お子さんに最適な学習スタイルを見つけていきましょう。