友達と一緒に通塾させたら子どものやる気は上がりますか?
小学5年生の娘が最近、塾への通塾を渋るようになりました。「勉強がつまらない」「他のことをやりたい」と言い出して困っています。一緒に通っている友達がいないことも原因の一つのようです。友達がいれば楽しく通えるのでは?と思い、同級生の親御さんに声をかけようか悩んでいます。しかし、「遊び感覚になってしまわないか」「勉強に集中できなくなるのでは」とも不安です。友達と一緒に通塾させることでやる気が上がるのでしょうか?逆効果になることはないでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
友達と一緒に通わせることは、適切に管理すればやる気を高める効果が期待できます。ただし、「友達がいるから楽しい」だけでなく、「競争意識」や「協力学習」につなげる工夫が必要です。たとえば、一緒に目標を立てたり、進捗を比べ合う仕組みを塾側と連携して取り入れるとよいでしょう。一方で、遊びに偏らないよう、講師が適切に引き締める役割を果たす塾を選ぶことが大切です。
保護者の視点からアドバイス
友達と一緒に通わせるメリットは、「通塾の習慣化がしやすくなる」ことです。お子さんが「塾に行くのが当たり前」という意識を持つようになり、自然と勉強の流れができる可能性があります。しかし、塾以外で遊ぶ時間もきちんと確保するなど、生活のバランスが崩れないように注意しましょう。さらに、友達と一緒に通わせる前に、本人の気持ちをよく聞き、主体的に塾を楽しむ方法を一緒に考えることが重要です。
法的安心の視点からアドバイス
友達と一緒に通塾させる場合、トラブルが起きた際の塾側の対応方針を事前に確認しておくことが大切です。例えば、「子ども同士のトラブルや保護者間の意見の相違が発生した場合、どのように対処するのか」を塾に直接聞いてみましょう。また、入塾時に受け取る契約書や利用規約をよく確認し、トラブル対応に関する具体的な記載があるかをチェックしておくと安心です。こうした事前確認によって、安心して通塾を始めることができるでしょう。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (2件)
山本 力大 先生
オンライン学習塾Cheers!
友達と一緒に塾に通うことで、安心感や連帯感が生まれ、自然とやる気が向上する可能性はあります。
ただし、友達との交流が進みすぎると、遊び感覚になって勉強に集中できなくなるリスクも考えられます。
まずは、お嬢さん自身がどのような環境で学びたいと感じるのか、また、友達と一緒に通うことがプラスに働くかどうかを、本人の意見を尊重しながら見極めることが大切です。
もし、同級生と一緒に通うことでクラスの雰囲気が明るくなり、互いに励まし合いながら学べる環境が整えば、やる気の向上につながる可能性が高いでしょう。
その際、塾の先生や他の親御さんと連携し、無理のない形で友達同士のグループが自然に形成されるようにサポートすると良いでしょう。
一方で、友達との交流が勉強の妨げになりそうだと感じる場合は、現在の個別指導の環境を維持し、塾の先生にやる気を引き出す工夫を相談するのも一つの方法です。
最終的には、お嬢さん自身が「ここで学びたい」と感じられることが最も重要なので、本人の意見に耳を傾けながら、柔軟に対応してあげることが望ましいです。
沖津 亮佑 先生
個別進学塾セルフクリエイト水戸校
お子様が塾に通うことについてネガティブな気持ちを持つと、保護者様としても心配ですよね。
通塾に対してネガティブな感情を持っているお子様にとって、友達と一緒に通うことは、やる気を上げる一因になるでしょう。
ただ、お子様が「勉強がつまらない」「他のことをやりたい」と意思表示をしていることにも注目してあげてください。
おそらく、お子様が通塾を渋っている大きな理由は、この中に隠れていると思います。
お子様が「勉強がつまらない」と感じている理由や、他にどんなことをどういう理由でやりたいのかを、深く話し合ってみることをお勧めします。
通塾を渋る本当の理由が見つかれば、友達を誘う以外の方法でやる気を上げる方法が見つかるかもしれません。