中学受験と習い事の両立に限界? 娘の負担を減らすべきか悩んでいます

中学受験と習い事の両立に限界? 娘の負担を減らすべきか悩んでいます

小学5年生の娘が大手の中学受験塾に通っています。ピアノ・英会話と複数の習い事もこなしているため、毎日のスケジュールが非常にタイトです。最近、塾の宿題がなかなか終わらず、成績も少しずつ下がってきました。親としては中学受験の勉強が最優先と考えており、「今頑張れば将来楽になるよ」と伝えていますが、娘にはその意義がうまく伝わっていないようです。勉強への意欲も落ちてきており、集中が切れたときにはつい叱ってしまうこともあり、親子の会話がピリピリした雰囲気になることが増えています。このままでは娘がプレッシャーを感じすぎてしまうのでは…と心配する一方で、ここで緩めてしまうとこれまでの努力が無駄になるのではないかという不安もあります。塾を変えるべきか、習い事を減らすべきか、それとも他にできることがあるのか。どの選択が最善なのかアドバイスをいただけると嬉しいです。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

成績が下がっているのは疲労やストレスによる集中力低下の可能性があります。まずは娘さんと話し合い、習い事の優先順位を整理しましょう。たとえばピアノの回数を減らすなど、負担を軽減しつつ続ける方法もあります。塾の宿題もポモドーロ・テクニック(25分集中+5分休憩)を取り入れ、効率的に進める工夫をするとよいでしょう。また、「今頑張れば将来楽になる」と伝えるより、「どうすれば楽しく学べるか」を一緒に考えることが大切です。無理を続けると燃え尽きてしまうため、長期的に学習を続けられる環境づくりを優先しましょう。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

親として努力を無駄にしたくない気持ちは理解できますが、小学5年生に「将来楽になる」と言っても実感が湧かないものです。まずは娘さんの気持ちを尊重し、「何が一番つらいのか」をじっくり聞いてみましょう。習い事をすぐに減らすのではなく、塾のない日は宿題の負担を調整し、家族でリラックスする時間を設けると、気持ちの余裕が生まれます。「頑張ること」よりも「楽しく学び続けること」を大切にしましょう。また、塾の先生にも相談し、勉強のペースや宿題量の調整が可能か聞いてみるのもよい方法です。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    沖津 亮佑 先生

    個別進学塾セルフクリエイト水戸校

    娘さん、とても忙しくされているのですね。
    頑張っている姿を見られるのは嬉しいことですが、その分、親御様としては心配も増してしまいますよね。
    まず、保護者様は中学受験の勉強を最優先とお考えのようですが、おそらく娘さんはそこまで最優先とは考えていないかもしれません。今後も、娘さんの中で勉強が最優先になるとは限らないでしょう。
    このように、親子間で優先事項の考え方が異なると、親御様がつい叱ってしまったり、娘さんがプレッシャーを感じてしまう原因になります。
    保護者様が中学受験を最優先に考えること自体は問題ありませんが、「娘さんも同じように考えているはずだ」「そうなってほしい」という思考は少しずつ手放していきましょう。

    ただし、娘さんも中学受験の勉強が大切であることは十分理解していると思います。そこで、今抱えている習い事を以下の4つに分類してみてください。
    1.続けたい習い事
    2.続けた方がいいと思う習い事
    3.中学受験が終わるまではお休みにしてもいいと思う習い事
    4.辞めてもいいと思う習い事
    この分類は保護者様の考えではなく、娘さんの考えをベースに進めることが重要です。
    中学受験が終わるまでの間、3や4に分類された習い事は一旦お休み、もしくは辞めることを検討されても良いでしょう。

    習い事を整理することで、中学受験の勉強にも今より集中して取り組めるようになり、親子間でのピリピリした雰囲気も自然となくなっていくと思います。

  • 有識者

    山本 涼太郎 先生

    個別教育クラーク

    お母さん(お父さん)が娘さんのために一生懸命考え、悩まれているようすが伝わってきました。ですが、「今頑張れば将来楽になるよ」という言葉は、娘さんの実体験を伴わないので、なかなか響きません。「お母さん(お父さん)はわかってくれない」と逆効果になることもあります。ここからは、娘さんの気持ちに寄り添いながら、今できることを一緒に考えていきましょう。

    いったん状況を整理しますね。
    娘さんは塾の勉強に加えて、ピアノや英会話などの習い事もがんばっています。 毎日のスケジュールがタイトなので、「毎日のことを精一杯やっているだけ」になっているかもしれません。そして、精一杯やっているにも関わらず、結果が伴わなければ、精神的にこたえたり、焦りがでてきたりします。ふりかえる時間がとれないと、心がささくれだってきます。さしずめ、そんな状況でしょうか。

    選択肢として挙げられた「塾を変えるべきか」「習い事を減らすべきか」「他にできることがあるのか」を可能であれば、まずは保護者で話し合ってみましょう。そして、ある程度、統一した見解を持って本人と話し合いましょう。保護者の意見が一致していることで、話し合いに安定感が生まれます。また、本人の気持ちをしっかりと聞くことで、娘さんは自分に選択権があることを知り、同時に責任があることも学びます。

    勉強することも大切ですが、中学受験がすべてではありません。どのような選択をしても、「これまでの経験やこの機会を、次に繋がる成功体験にするには?」という視点で結論を出すよう、ご家族で話し合ってみられることをオススメいたします。

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脇坂 幸雄先生

傳塾 ~denjuku~

長く高校の教壇で国語を教えていまして、教え子には華と書いてハルと読む女優「黒木華」がいます。彼女に漱石「こころ」と鴎外「舞姫」を教えたのは誰あろうこの私です。 また若い頃は近代日本文学を研究し論文を書いていました。私は講談社「第40回群像新人文学賞」で最終選考にまで残ったファイナリストでもあります。
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「毎年70%以上が第一志望に合格する大学受験専門塾」を運営しています。 コーチング指導を活用し、生徒さんの本当にやりたい事の発見、その実現をサポートしています。 大学受験生でなくても、当塾の公式LINEから受験や勉強のご相談が可能です。公式ホームページよりご覧ください。
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慶應義塾大学経済学部卒。ユニクロの店長、ITベンチャーを経て塾業界に。人の成長をサポートするのがとにかく好きで得意。マイルドな指導で、生徒やスタッフからの信頼も厚い。
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