入試直前の模試の結果が急降下。このまま第一志望校を目指していいのか?

有識者から2件の見解が投稿されています!

入試直前の模試の結果が急降下。このまま第一志望校を目指していいのか?

中学3年生の息子が第一志望の高校を目指して日々努力してきました。模試の判定もこれまでなんとか合格圏内をキープしていましたが、最後の模試で急にE判定になり、不安で仕方ありません。息子もショックを受けており、「本当に受験してもいいのか」と弱気になっています。私たち親も、合格可能性が低い状態で受験を強行するべきか、それとも安全圏の学校を選ぶべきか迷っています。時間が限られる中でどのように判断すべきか、アドバイスをいただけないでしょうか。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

模試の結果が悪化した原因を冷静に分析することが最優先です。模試の内容が難易度的に特殊だった可能性もありますし、緊張や体調不良が影響した場合もあります。過去問での得点率や、これまでの模試結果の傾向を確認し、第一志望校の合格ラインとのギャップを数値化してください。残りの期間は、苦手科目や頻出問題の克服に絞った勉強を行いましょう。また、息子さんの精神的な負担を軽減するため、お通いの塾の先生からの具体的なアドバイスを得てプランを立て直すことをお勧めします。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

お子さんが「受験すべきか」と悩むのは、これまでの努力が否定されたように感じているからかもしれません。まずは親として、お子さんが頑張ってきたことを肯定し、「挑戦する価値があるか」を一緒に考えてください。安全圏の学校も検討しつつ、本人が第一志望校を受けたい意思を持つならば応援する覚悟を伝えることが大切です。模試の結果はあくまで一つの指標であり、本番では逆転も可能です。気持ちを前向きに切り替えられるようサポートしてあげてください。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (2件)

  • 有識者

    山本 力大 先生

    オンライン個別指導塾Cheers!

    こんにちは!

    ざっくり結論を言うと、判定ひとつで夢を手放す必要はないですが、残り時間で“やるべきこと”を具体化し、同時に“保険の準備”も進めると心が折れにくくなります。

    まず押さえたいのは「模試=未来予知」ではない点です。特に冬以降の模試は、範囲が広くなり苦手単元が露出しやすいです。出題テーマがたまたま息子さんの弱点に刺さった可能性があります。模試帳票を見直し、失点の原因を三つに分けて書き出してみてください。

    ・知識不足(公式を忘れた)
    ・解き方は分かるが計算ミス
    ・時間配分ミスで手を付けられず

    原因が分かれば、手当ても決まります。たとえば知識不足なら暗記カードを回す回数を増やす、計算ミスなら“解いたら指でなぞって読み上げ確認”を徹底する、といった具合です。残り期間は多く見積もっても四〜六週間。全部を底上げするのは非現実的なので、点差をひっくり返しやすい分野に絞るのがポイントです。

    次にメンタル面です。E判定のショックで「どうせ無理」と思考停止になりがちですが、この時期に大事なのは“やることリストを小さく刻む”ことです。今日は社会の年号暗記二十個、明日は英語の長文一題というように一日単位で達成感を積むと、気持ちの立て直しが早まります。親御さんは「今日は予定の○○が終わったね」と事実を確認する役に回ると、プレッシャーをかけずに寄り添えます。

    それでも不安が残るなら、出願校のラインを二段構えにしておきましょう。第一志望の願書は出す。加えて、模試でBまたはC判定が出ている学校を第二志望として確保する。どちらも出願締切を確認し、必要書類を先にそろえておくと「もしものときの逃げ道」が見え、不安が半減します。

    最後に一つ覚えておいてください。高校入試は“合格発表の日で人生が決まる”試験ではありません。高校に入ってから伸びる子は山ほどいますし、大学受験で逆転する例も珍しくないです。第一志望に向けて全力で走りつつ、同時に安全ネットを張る。この二本立てが、受験直前期の心を守るいちばん現実的な作戦です。

    今日は「原因の棚卸し→対策を絞る→出願を二段構えにする」という流れをご提案しました。息子さんの努力が最後の一伸びにつながるよう、応援しています。

  • 有識者

    沖津 亮佑 先生

    個別進学塾セルフクリエイト水戸校

    模試の結果が下がると、とても不安になりますよね。
    息子さんも、これまで努力してきたのにE判定を見てしまうと、ショックを受けてしまうことと思います。
    公立高校入試の場合、中学校の内申点が合否に関わることが多いかと思います。
    もし、内申点が著しく低く、本番の試験結果に大きく依存しなければならない場合には、受験校の変更も視野に入れることが必要かもしれません。
    ただし、第一志望の高校に合格するために必要な内申点をある程度確保されているのであれば、これから過去問演習を行い、その結果をもとに判断していきましょう。
    過去問を解き、合格点を何度も出せるようになっていれば、志望校を変更せずに受験される方が、後悔のない高校受験につながるかと思います。

    私立高校では、内申点があまり重視されないこともありますが、過去問演習を基にした判断の重要性は同じです。
    志望校の過去問を繰り返し解き、安定して合格ラインに達するかどうかを確認していくことが、受験対策のカギになります。
    ご参考になれば幸いです。

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有識者 の紹介

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慶應大学経済学部卒業後、キーエンスの営業職を経て大学受験業界へ。オンラインを中心に全国の受験生を指導しつつ、総合型選抜の塾比較サイト(総合型選抜塾比較コンシェルジュ https://sogogata-concierge.com/ )も運営。受験生への情報提供を行う。MENSA会員資格なども持つ。
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2013年入社以来、自塾では中学校別・地域別の傾向を重視。特に定期テストにおいては講師の出身地域と生徒合わせをおこないながら、目標達成の支援を行っております。延べ800人の指導実績と、進路指導を専門領域とするため2021年国家資格キャリアコンサルタントを取得しています。趣味は料理と子育て。
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シドニー生活7年を通じ、教育の違いに衝撃を受ける。帰国後、「子どもたちの自己肯定感を高め、笑顔にしたい」と、大手塾勤務を経て、2010年「個別教育クラーク」を創設。2013年「教育先進県ナガサキ」をプレゼン大会で発表。2024年「タイパ最強!AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド」上梓。3兄弟の父。
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