第一志望の難関中学に合格しましたが塾を継続した方が良いのでしょうか?

第一志望の難関中学に合格しましたが塾を継続した方が良いのでしょうか?

無事に第一志望の難関中学に合格しました。合格の報告で塾の先生に感謝を伝えた際、中学に入学後も塾に継続して通うことを提案されました。先生は「○○中学の授業はハイレベルなので塾でのフォローが必要になると思いますよ」と説明してくれましたが、親子とも厳しい受験生活が終わって燃え尽きたというのが正直なところです。これからはまず学校生活を思う存分楽しんでほしいという気持ちもあり、塾の継続について悩んでいます。難関校に入学後すぐに塾を続けた方が良いのかについて、専門的な意見を聞きたいです。

教育のプロ教育のプロの視点からアドバイス

難関中学では授業の進度が速く内容も高度なため、最初の段階で適応できるかがその後の学力形成に大きく影響します。特に数学や英語では中1の内容がその後の基礎となるため、つまずきを防ぐためのフォローが重要です。ただし、受験の疲れが残った状態での無理な通塾は逆効果になることもあります。まずは短期間の体験的な通塾を提案し、学校の授業への適応状況を見てから本格的に継続するかどうかを判断するのが良いでしょう。オンライン形式や週1回の軽いコースで負担を軽減する方法も検討してみてください。

保護者視点保護者の視点からアドバイス

受験生活を乗り越えたお子さんが第一志望校に合格されたこと、本当におめでとうございます。新しい学校生活を楽しむことも大切な成長の一環です。無理に塾を続けるより、まずは学校生活に慣れ、友達との関係やクラブ活動を楽しむ時間を優先してみてはいかがでしょうか。その上で授業内容が難しくなり、本人が必要性を感じたタイミングで塾に戻るのでも遅くありません。学校の先生とも相談しつつ、親子で選択肢をじっくり検討しましょう。

法的な安心法的安心の視点からアドバイス

本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。

有識者の見解 (3件)

  • 有識者

    内田 悠斗 先生

    東大毎日塾

    この度は第一志望の難関中学合格、本当におめでとうございます!受験勉強の大変さを乗り越えたからこそ、今は「やっと解放された…」というお気持ちも強いことでしょう。私自身、多くの生徒さんや保護者の方々を見てきた中で、合格直後は燃え尽き症候群のような状態になりがちなことをよく知っています。まずは、これまでの努力を労い、心身ともにしっかり休ませてあげることが大事ですよね。

    一方で、難関中学では、入学早々から割と難し目の授業や課題が始まるところが少なくありません。
    新しい友達との交流や部活動など、学校生活を思い切り楽しむためにも、授業で分からない部分が積み残しになったままだと、後になって焦りが生じる恐れがあります。ただ、「すぐに塾へ」と焦ってしまうと、お子さんのモチベーションが下がったままの状態でスタートしてしまう可能性があるのも事実です。

    私としては、まず入学してすぐの数週間から一か月ほどは、学校のペースをしっかり掴むことを優先してみてはどうかと思います。新しい環境での友人関係や部活動の様子を把握しながら、本人が「少し勉強でつまづき始めたかな?」と自覚するタイミングを見計らって、フォローのための塾通いを再開するのも一つの手です。もちろん、入学後すぐに相当な学習量が求められる学校もあるので、もし周りの友人がすでに塾と両立しているようなら、「遅れた」と感じる前にさっとスタートする方が安心感は高いでしょう。そのあたりは、保護者の方が学校説明会や先輩保護者の情報を収集しつつ、お子さんの様子をよく観察して判断していただくのがベストかと思います。

    いずれにしても、せっかくの中学校生活を楽しんでほしい気持ちは私も同じです。頑張りの反動で燃え尽きてしまわないように、まずは心の回復と新たな環境に慣れる時間を大切にしてあげてください。その上で、学業サポートが必要だと感じたときに、タイミング良く再スタートする形でも十分に対応は可能です。少し余裕を持って学校生活を見守りながら、必要に応じて塾を上手に活用していければ、きっと中学生活の楽しさと学力向上を両立できるはずです。心から応援しています!

  • 有識者

    大石 基 先生

    名張さかえ進学教室

    私の塾でも私立中学校の生徒が来られることがあります。
    基本的に学校の宿題をしっかりやっていれば十分なのですが、それがなかなかできなくて困っているという要望があるのです。そういった生徒さんに対して行っていることは、学校からの帰りに塾に寄ってもらい、宿題をやってもらってわからないところやポイントをお教えしています。
    おうちではなかなか集中して勉強できないと言った生徒さんには、集中できる場所を提供することができているように思えます。また、わからない問題をいつでも質問できるというのがよさそうです。
    オンラインの塾もありますし、質問だけ対応していただけるところもあります。そういった一人一人に合わせた対応をしてもらえる塾を探すといいでしょう。

  • 有識者

    宮谷 穣士 先生

    個別学習のセルモ町田鶴川教室

    こんにちは!

    個別学習のセルモ町田の宮谷です。

    中学受験終了後の燃え尽き症候群、私も経験しました(笑)
    私の場合、試験終了日に燃え尽きてしまい、合格発表日当日は母に合格発表を見に行ってもらったという思い出があります。

    燃え尽きた私は、入学後もイマイチ勉強にやる気を見いだせず、当然ながら勉強についていくことが出来なくなりました。学校から呼び出しをくらい、三者面談の結果、小学校の時に通っていた塾に入り直し、中学校の勉強を一からやり直したのです。

    今考えると、適切なタイミングで気持ちの切り替えを行い、その中学校に入った意味や目的の再確認をすべきだったのでしょう。なかなか中学1年生の当時の自分にはそういう発想がありませんでした。

    難関校ということは、通常の公立中学校と比べても進度が早いはずです。恐らく中学2年生終了時点で、中学校3年生の学習が終わるくらいの感覚でしょう。そういう意味では、学校の勉強についていくことは非常に大変で、塾の先生がおっしゃることはごもっともです。

    私からの提案としては、一度2週間くらいの休息期間を取り、親子で合格された学校に入った理由や目的を再度お話されてはどうでしょうか?そのお話の中で、勉強についていくために塾が必要かどうか検討されたら良いと思います。

    ただ、塾の方でも難関校の進度に対応した指導は難しいものです。通塾回数や時間も相当なものになるはずなので、そのあたりの覚悟は必要でしょう。

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京都で生まれ、高校卒業まで石川県の能登半島・七尾で育ちました、雪国の男「ゆきお」です。 本来は文学部で近代日本文学を研究し、論文を発表していた研究者の端くれです。私は若い頃に講談社「第40回群像新人文学賞」の評論部門で最終選考にまで残った、俗に言う新人文学賞のファイナリストでもあります。
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