塾の先生からの連絡が多すぎて正直負担に感じています…
塾の先生がとても熱心で、授業後に「今日はこういう指導をしました」「この部分が苦手なのでご家庭でもフォローをお願いします」など、毎回LINEで細かく報告をしてくださいます。最初はありがたく感じていたのですが、頻繁に連絡があると正直対応が大変です。家事の合間に返信しなければならず、内容によっては子どもと話し合う時間も必要になります。先生の親身な姿勢には感謝していますがどこまで対応するべきか悩んでいます。こういった場合は返信せずに既読スルーしても問題ないのでしょうか?それとも何かうまく負担を減らす方法があれば知りたいです。
教育のプロの視点からアドバイス
塾の先生が熱心なのは良いことですが、保護者の負担になってしまっては逆効果です。まずは連絡の頻度を調整できるかを相談してみましょう。「助かっていますが日々の対応が難しいので、要点だけ週1回にまとめていただけるとありがたいです」と伝えると先生も納得しやすくなります。また、子どもが自分で管理できるように、報告を先生から直接子どもに伝えてもらうのも一案です。勉強の主体は子どもなので、本人が理解し行動できる環境を整えましょう。
保護者の視点からアドバイス
先生の熱心さはありがたいですが、家庭の負担とのバランスも大切です。すべての連絡に即対応しなければならないと考えず、重要な連絡と軽い報告を分けて考えましょう。「フォローが必要な場合のみ返信しますね」と事前に伝えておけばプレッシャーが減ります。また、返信が難しいときはスタンプや「確認しました」と一言送るだけでも問題ありません。先生も伝わっていることがわかれば安心しますし、無理なく関係を維持できます。
法的安心の視点からアドバイス
連絡の頻度が過剰になり、保護者にとって負担になっている場合、適切な対応を求めることは権利の範疇です。教育サービスにおいては、家庭との連携は重要ですが、無理な要求に応じる義務はありません。「家庭の事情で頻繁な対応が難しいため、必要時のみのやり取りを希望します」と伝えましょう。また、塾の規約に連絡の頻度に関するルールがあるか確認し、必要なら塾長に相談するのも方法の一つです。無理なく関われる適切な距離感を築くことが大切です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (2件)
山本 涼太郎 先生
個別教育クラーク
熱心にお子様を見てくれているのは素晴らしいことですね!だとしても、毎回の連絡対応が負担になるのはよくわかります。親御さんにも事情がありますから。そして何を隠そう、私の塾でも、毎回指導報告書をお送りしています。その立場の私から、対処のしかたをいくつかお伝えいたします。
●既読スルーでも問題無い?
結論から言うと、全てのメッセージに返信しなくても大丈夫です!おそらくその塾は、毎回報告することを塾の価値(義務)と位置付けされているのだと思います。(私のところもそうです。)ただ、先生の熱意を無視する形になるのが気になる場合は、負担を減らしつつ、先生の気持ちも尊重できるように工夫していきましょう。
【 負担を軽減する方法】
(1)まとめて返信するスタイルに変える
毎回返信するのではなく、週に1回程度まとめて返信すると負担が減ります。
◯先生への返信例(週に1回)
「いつも細かくご報告いただきありがとうございます!今週のご指導内容、拝見しました。家族と分担してサポートをしていきます。今後ともよろしくお願いいたします。」
こんな感じで、具体的な話には触れず、「報告を受けていますよ」ということだけ伝えてみるのもひとつの手です。
(2)「先生へのお願い」を伝えて負担を軽減
可能であれば、先生に「親として負担にならない範囲での報告スタイル」をお願いするのもアリです。
◯先生へのお願い例
「先生、いつも詳しくご報告ありがとうございます!とても助かっています。ただ、毎回すぐに返信できないことをたいへん心苦しく思っています。もし可能であれば、特に重要なことだけを週1回まとめて報告していただく形にしていただけると助かります。」
こう伝えれば、先生の熱意を尊重しつつ、親御さんのご負担も軽くできます。
(3)返信のテンプレートを作る
定型文を作ってコピペで対応すると楽になります。
◯簡単な返信テンプレート
「いつもご丁寧にありがとうございます。大変助かります!」
「ありがとうございます。確認しました!」
「お忙しいところいつも感謝しています。」
「家庭でもやってみます!」
これをスマホの「定型文」登録やメモに入れておくと、サッと送れるので便利ですよ~♪
西尾 信章 先生
セルモ日進西小学校前教室
塾の先生が熱心なのはありがたいことですが、毎回の連絡に対応するのは確かに大変ですよね。ただ、塾としても「必ず対応してほしい」というより、お子さんとの対話のヒントとして情報を送っているのだと思います。上手に活用しつつ、無理のない範囲でやり取りするのが大切です。
負担を減らす方法としては、「必要な時だけ返信する」と決めてしまうのも一つです。たとえば、「ありがとうございます。確認しました。」と短く返すだけでも十分ですし、特に問題がなければ既読スルーでも失礼にはなりません。必要な内容だけ後でお子さんと話し合えばいいので、毎回細かく対応する必要はないですよ。
先生の熱心な姿勢には感謝しつつ、ご家庭のペースを優先して大丈夫です。「必要な時にこちらから相談します」と伝えておけば、やり取りの頻度も自然と調整しやすくなりますよ。