昔通っていた塾に子供を通わせたいが別の塾に興味があるようです…
私は結婚しても地元に住み続けています。今の家から通える範囲内には、私が学生時代に通っていた塾があります。当時の先生が今も変わらず指導されていることを知り、自分の子供もその塾に通わせたいと考えています。授業のわかりやすさや教室の雰囲気、先生の親しみやすさを思い出すと、子供にも同じ経験をさせてあげたいと思いますし、私自身もその先生に子供の勉強や進路について相談したい気持ちがあります。しかし、先日子供に「そろそろ塾に行かないとね」と話したところ、近所に新しく開校した明るく綺麗な塾に興味を示し、「あそこなら行っていいよ」と言われました。その塾は設備も新しく魅力的ですが、合格実績はまだ出ておらず、授業内容や先生の質も未知数なので親としては不安が拭えません。信頼できる塾に通わせたいという親の気持ちは強いものの、子供の意志を無視するのも良くないのではないかと悩んでいます。
教育のプロの視点からアドバイス
子供の意思を尊重しつつ、客観的な比較をするように心がけてください。まず、両塾のカリキュラムや講師の経験、模試の実績などを調べて比較することをお勧めします。また、体験授業に参加させて具体的にどちらが学びやすいかを判断する機会を作りましょう。子供が「ここで頑張りたい」と思う理由を深堀りし、その理由が短期的な魅力だけでないか確認してください。親と子で両者納得のいく選択をすることが重要です。
保護者の視点からアドバイス
親として信頼できる塾を選びたい気持ちは分かりますが、お子さんが自分の意思で選ぶことには大きな意味があります。お子さんが自分で選んだ塾に通うことで、責任感やモチベーションが高まる可能性があります。ただし感情だけで決めるのではなく、どちらの塾も体験授業や先生との面談を通じてお子さんと話し合う時間を設けましょう。その際、自分が昔通っていた塾の良さも伝え、選択肢を広げる形で意見交換をしてみてください。
法的安心の視点からアドバイス
契約内容を慎重に確認することが大切です。新しい塾の場合、キャンペーンや特典が魅力的に見えることもありますが、契約期間や解約条件、追加費用の有無を必ず確認してください。特に最近開校した塾では実績が未知数のため、過度な長期契約を避け、短期間で様子を見る方法も考慮しましょう。一方で、昔通われていた塾も時代とともに運営方針が変わっている可能性があります。最新の評判や契約内容も再確認してから最終決定をするのが安心です。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
西尾 信章 先生
セルモ日進西小学校前教室
ご相談ありがとうございます。お子さんの塾選びについて深く考えていらっしゃる姿勢、とても素晴らしいですね。自分が信頼している塾に通わせたい気持ちと、お子さんの意見を尊重したい気持ち、どちらも大切にしたいという親心が伝わってきます。
まず、ご自身が学生時代に通われた塾への信頼感は、お子さんにとって大きなアドバンテージになると思います。授業のわかりやすさや先生との信頼関係がすでに確立されているならば、親としても安心して子供を預けることができますね。また、子供の学習や進路について相談できる相手がいるというのも、親としては大きな心の支えになるはずです。ただし、お子さんが新しい塾に魅力を感じているという気持ちも尊重したいところです。子供自身が「ここなら行きたい」と思える環境は、学習への意欲を引き出すきっかけになることもあります。
そこで一度、現時点で候補となっている塾をお子さんと一緒に見学してみてはいかがでしょうか?昔通っていた塾はもちろん、新しく開校した塾も含めて、実際の雰囲気や授業の様子を確認することは、最終的な決定に向けて有益です。特に、新しい塾に関しては「見た目の印象」だけでは分からないことが多いため、体験授業や説明会などに参加して、先生の指導力や学習方針を直接確認することをおすすめします。そのうえで、親子でしっかり話し合い、双方が納得できる選択を目指しましょう。最終的には「ここで頑張りたい」とお子さんが前向きに思える環境が一番です。
塾選びは簡単ではありませんが、親子で丁寧に向き合う時間が、お子さんのこれからの学びをさらに実りあるものにしてくれるはずです。ぜひじっくりと検討しながら、信頼とやる気が両立する最適な場所を見つけてくださいね。