資料請求したら電話がしつこい…塾に角が立たない断り方は?
子どもの塾選びのためにネットでいくつかの塾に資料請求しました。するとすぐに電話がかかってきたので、「検討します」と伝えて一旦切ったのですが、その後も毎日のように着信が続きました。最初は丁寧に対応していましたが、「体験授業はいつ受けますか?」「入塾のご予定は?」と次々と話が進められて対応に困ってしまい、電話に出るのをやめました。しつこい営業に不信感を抱く一方で、塾自体には興味があり、じっくり比較して決めたいと考えています。塾との関係を悪くせず、もう少し時間がほしいことを伝えるには、どのように断るのが良いのでしょうか?
教育のプロの視点からアドバイス
塾は慎重に選ぶべきものです。営業が過剰な場合は、「〇月〇日までに検討し、必要があればこちらから連絡します」と期限を示しましょう。塾側も不必要な連絡を控えやすくなります。また、対応が強引な塾は指導面でも押し付けがちになる可能性があるため、入塾後のミスマッチを防ぐ意味でも慎重な見極めが大切です。営業の仕方も塾選びの判断材料のひとつ。体験授業の前に、改めてその塾の教育方針や対応を見極めましょう。
保護者の視点からアドバイス
営業がしつこいと不信感を抱きますが、塾自体には興味がある場合、角を立てずに距離を取るのが賢明です。「現在いくつかの塾を比較しており、焦らずじっくり考えたいので、こちらから改めてご連絡します」と伝えると、相手の納得感が高まります。また、「電話は控えていただき、今後のご案内はメールでお願いします」とお願いすれば、負担を減らしつつ情報を受け取ることができます。
法的安心の視点からアドバイス
営業電話が過剰な場合、「今後の営業連絡は不要です」と明確に伝える権利があります。特定商取引法などを踏まえ、「しつこい勧誘はお控えください」と毅然と対応しましょう。口頭で伝えても改善しない場合は、メールで「引き続きのご連絡は控えてください」と記録に残すのが効果的です。万が一、それでも営業が続く場合、自治体の消費生活センターに相談する手段もあります。無理な勧誘には冷静かつ明確な対応を。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
山本 涼太郎 先生
個別教育クラーク
しつこい営業は負担になりますよね。また、お子さまのために塾をじっくり検討したい気持ちを大切にされている状況が伝わってきました。営業については、そのまま無視したり、着信拒否を設定してもいいかと思いますが、なかなかそれができないという方は、以下のような伝え方をされてみるのはいかがでしょうか。
【相手への敬意を保ちながら、はっきりと伝える】
相手の努力に感謝を伝えつつ、こちらの要求をはっきりと伝えましょう。例えば、
「先日は資料をお送りいただきありがとうございました。とても参考になります。現在、複数の塾を比較している段階で、決定まで少々時間を必要としています。今すぐ決める予定はありませんので、追ってこちらから連絡します。そのため、しばらくお電話は控えていただけると助かります。」と、連絡の主導権を自分に戻す形で伝えるのも効果的です。
それでも食い下がってくるようであれば、こちらが困っている様子を伝えてもいいでしょう。
「丁寧にご案内いただき感謝していますが、家族と話し合う時間が必要です。そう急かされると困惑してしまいます。」と言う形です。
もし、それでも連絡が続く場合、メールや手紙で文面として記録を残しながら、同様の内容を改めて伝えるのも一つの方法です。それにより、相手も状況を理解しやすくなるかもしれません。
お子さんにとって最良の塾選びができるよう祈っています。