質問し放題なのに質問できない子どもの悩み
中学生の息子が「質問し放題」と謳う塾の自習室を利用していますが、そもそも先生に質問するのが苦手で困っています。「先生を煩わせたくない」「こんな簡単なことを聞くのは恥ずかしい」と感じているようです。結果、自習室にいるものの、質問をしないまま分からない箇所を抱え続けていることが多く、親としてはそのサービスをうまく活用できないことにジレンマを感じています。自習室のシステム自体は良いものだと思うのですが、息子がもっと気軽に質問できるようになればと願っています。
教育のプロの視点からアドバイス
質問が苦手なお子さまには「具体的に聞く内容を事前に整理する」習慣をつけるのがおすすめです。例えば、質問箇所をノートに箇条書きし、先生に見せながら質問するだけでも負担が軽減されます。また、最初は「どの部分が分からないか一緒に考えてほしい」と相談ベースで話すことで、お子さまの心理的ハードルを下げる効果があります。さらに、塾の先生に「質問が苦手なこと」を共有し、フォローしてもらうのも一つの方法です。
保護者の視点からアドバイス
質問が苦手な性格は無理に変える必要はありません。むしろ、お子さんが安心して質問できる環境を作ることが大切です。自宅で「今日分からなかったことは何?」と親が聞いてあげたり、家族内で質問する練習をしてみるのも良いでしょう。また、お子さんが頑張って質問できた時には小さな成功体験としてほめてあげてください。「質問して解決できた」という喜びを繰り返すことで、徐々に自信がついていきます。
法的安心の視点からアドバイス
塾の提供する「質問し放題」サービスは契約内容の一部ですので、サービスが適切に利用できていない場合には遠慮せず塾側に相談しましょう。質問が苦手なお子さまの特性に合わせた対応や、質問のしやすい仕組み(例えば匿名で質問できるツールや専用の時間枠など)が用意されていないか確認してください。また、契約時に説明されたサービス内容と実際の状況が一致しているかを再確認することで、安心して利用できる環境作りが進むでしょう。
本サービスで提供されるアドバイスや見解は、あくまで個人の意見です。これを参考にした結果生じた損害やトラブルについて、当社は責任を負いかねます。また、法的安心の視点でのアドバイスは正式な法律相談ではありません。具体的な法的問題は、専門の弁護士にご相談ください。
有識者の見解 (1件)
山本 涼太郎 先生
個別教育クラーク
「先生に迷惑をかけたくない」 「こんな簡単なこと聞いていいのかな」って、特に真面目な子ほど思いがちなんですよね。でも、実は質問できる力って、学力と同じくらい大事なスキルなんです。
まずは息子さんの気持ちを受け止める
「質問しづらいんだね」と、息子さんの気持ちに寄り添ってみてください。「先生に迷惑かけたくないって思うの、優しいね。でもね、先生は質問されるのが仕事だから、むしろ質問してもらった方が嬉しいんだよ」って伝えてみましょう。
質問のハードルを下げる作戦
① 「聞く」ではなく「確認する」意識にする
「質問」という言葉のプレッシャーを減らすために、「先生、これで合ってますか?」と聞くようにすると、質問のハードルが下がります。「ゼロから教えてください」ではなく、「ここまで考えたんですが、合ってますか?」と言えば、先生も応えやすいですし、本人も聞きやすくなります。
② 1日1回、質問するミッションを設定
「とりあえず1回は何か聞いてみる」とゲーム感覚で決めると、習慣になります。内容は何でもOK。「先生、この問題の意味ってこういうことですか?」でもいいし、「この解き方で合ってますか?」でもいい。「聞くことに慣れる」のが目的です。
③ 先生との関係をちょっと作る
人は「知らない人」に話しかけるのは苦手でも、ちょっとでも話したことがある人には声をかけやすくなります。だから、質問じゃなくても「先生、こんにちは!」って挨拶だけでもするとか、「この問題、結構難しかったです」って独り言っぽくつぶやくのもアリ。先生が「どれどれ?」って反応してくれたら、そのまま質問につなげられます。
④ 先生と親が一度話しておく
もし可能なら、塾の先生に「息子が質問が苦手で、本人も何とかしたいと思っている」と伝えておくのもアリです。先生がちょっと気にかけて、「どう?分からないとこある?」と声をかけてくれれば、質問しやすくなります。
息子さんは「質問しない=怠けている」ではなく、「真面目だからこそ質問できない」タイプですよね。だったら、ちょっとしたきっかけがあれば、一気に質問できるようになる可能性大!「少しでも前に進んだら今日はOK!」くらいの気持ちで、一緒に楽しみながらできるように工夫してみましょう!