慶應義塾大学経済学部卒。ユニクロの店長、ITベンチャーを経て塾業界に。人の成長をサポートするのがとにかく好きで得意。マイルドな指導で、生徒やスタッフからの信頼も厚い。
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お子さまが勉強を継続するにあたり、競争心を持つことがモチベーションに影響するのかをまずはお考えいただくとよいかと思います。もし他者の成績や勉強の進捗によって、お子さまご自身が勉強にやる気が出るタイプの場合は、オンライン塾はあまり適さず、集団塾がよいかと思います。 オンライン塾は時間や場所を選ばずに勉強できますが、他人が勉強している姿が見えないため競争心が醸成しにくい環境でもあるためです。 通学タイプ・オンライン塾問わず、勉強へのモチベーションが高くなるときは、自身のやるべきことを明確にしてそれらを着実にこなし、それが成果につながっていると実感できるときだと考えます。そのためには、本来は他者との比較は関係なく、このプロセスを淡々とこなしていくことが重要です。 オンライン塾では、講師からの適切なフィードバックを受けて、適切な勉強方法が採れているかを判断してもらうことが特に重要です。そのため、お子さまのモチベーションに影響する点としては、講師からのフィードバックの質、講師への質問はきちんと対応してくれるのか、といった講師との相性がモチベーションを左右することになるかと思います。 私の塾のOUTCOMEでは、体験授業を3回用意し、入塾前に講師との相性をきちんと判断いただくことと、週2回のうち必ず1回はZoomでの振り返り面談を実施し、生徒さんが正しく授業内容を理解しているかを対話を通じて確認しております。 もし検討されているオンライン塾で体験授業があれば、積極的にご利用いただき、講師との相性を確認いただくとよいかもしれません。
まずは「先生がしっかり面倒を見てくれる」というのが、具体的にどういうことなのかは明確にしておくとよいかと思います。学習計画を作成し、それがきちんと進捗しているかを確認し、進捗してないなら、どのような対応が必要か、まで考えてくれるのか、といった具合です。というのも、生徒の成績向上にどのような塾が適するかは、講師からのサポートが具体的に把握できないと、お子さまに適した塾が判断できないからです。この前提で、塾の生徒数の大小だけでは講師のフォローの手厚さは判断できないかと思います。 塾には大教室で行われるような1対他のような集団型や、1対1対応のような個別指導型の大きく2つに分けられます。とかく前者の集団型は、細かなサポートを前提としておらず、生徒本人が自身の課題を明確にして、教わったことを踏まえて自己学習ができるといった自走タイプが合う形式だと考えます。記載いただいた内容を拝見する限りでは、お子さまが自分から質問することが苦手ということを踏まえると、集団型の塾は適さないように思います。 むしろ、講師から積極的に問いかけをして、講師側から生徒の不明点を引き出し、それを解決するような個別指導がお子さまには合いそうで、結果的にしっかりお子さまに目を配った指導が叶うかと思います。 私のOUTCOMEという英語塾は、オンライン塾ながらも生徒を決して放置せず、週1回は必ず講師と面談を行い、授業内容についての対話を重ねることで成績UPを図っていきます。 もし気になっていらっしゃる塾で体験授業などが設けられていれば、積極的に活用して実際の授業を受けながらお子さまにあったところを探すのがベターかもしれません。
可能な限り、複数の塾で体験授業を受講して入塾可否を判断されることをおすすめいたします。確かに体験授業で塾のすべてを知ることは難しいですが、体験したからこそ得られるものは多く、広告宣伝などの謳い文句にはないものが得られると考えます。 特に体験授業でしか得られないものとして、講師とお子さまの相性が挙げられます。いくら授業内容がよかったとしても、お子さまと講師が合わなければ成績も向上しません。むしろお子さまの勉強に対するモチベーションを下げてしまうことにもなるでしょう。相性を確認するためには、体験授業なるべくお子さまから講師へ積極的に質問をするとよいです。その質問に的確に答えてくれてくれて、理解度が増したという実感がお子さまにあれば相性がよい講師だと判断ができると思います。 体験授業は入塾後のGAPを最小限にするためのものです。私が運営するOUTCOMEという英語塾は、体験授業は3回実施しています。3回のなかで講師と対話を重ねることで、相性や授業内容を深く理解いただき、なるべくGAPがない状態で入塾いただくようにしています。 入塾してから違ったということになれば、お金も時間も無駄になってしまいますので、体験授業は積極的に活用いただけるとよいかと思います。
過去問が難しく感じるのであれば、一時的に過去問を解くことをやめて、解いた過去問の分析を徹底的に行いましょう。分析の観点としては以下です。 ①まずは解説を熟読し、正解の根拠を正しく理解する ②問題の構成や制限時間、各設問の出題傾向を把握する ③不正解となった部分で、自分自身に現状なにが足りていないかを把握する ④次回過去問を解くときの方針の立案 過去問で最初から高得点が取れる生徒さんは滅多にいません。これらの分析を通して戦う相手を知り、対策を打つことができて初めて得点につながります。 お子さまはおそらく点数だけ見てしまって諦めているようにも思いますので、特に③でしっかりと振り返って、自分が足りないものを把握したうえで日々の勉強を進めていくことが重要だと考えます。 また、これまでの勉強のなかで「できるようになったこと」も一緒に振り返ってあげてください。模試で高得点が取れるようになったのは、お子さまがこれまで頑張ってきた証拠です。それがお子さまで実感できれば、過去問もこれからできるようになるかもしれないと前向きな気持ちになってくれると思います。
「その大学に通っている現役の大学生や卒業生が先生として教えている」ということで、その大学への合格確率を上げるというのは、少々論理に飛躍があると感じます。 具体的にどのような事情に詳しいのか、それが合格実績や生徒の成績向上ににどのように影響しているのかを把握していくことが大切です。 受験勉強において学力を上げていくためには、闇雲に勉強をするのではなく現状自分になにが足りないのかを明確にし、それを補っていくことが重要です。もし講師からこのようなサポートが受けられる、かつそれが第一志望の大学の事情を踏まえたものであれば、受験対策として有利に働くと考えられるでしょう。 また、現役の大学生講師や卒業生講師とはいえ、どのような受験方式で合格を得ていたのかという点も把握されることをおすすめいたします。お子さまが一般受験で勉強を頑張っていたとしても、講師が指定校推薦・総合型選抜・付属校からの内部進学といったような一般受験ではない方式で入学されていたとすれば、その講師から得られるものはないといっても過言ではありません。同じ境遇で進めていたからこそ、生徒個人に寄り添ったフォローが期待できるものだと考えます。
お子さまにとって、受験に向けて、いまなにができていて、何が足りないのか、それをどのように補っていくのかということが明確になっていれば、youtubeで勉強を進めることも1つの選択肢になり得ます。しかしながら、高校生でここまで自己分析をして行動をしていることは稀で、学校の先生や時には塾を使いながらサポートを受けていくことが 一般的です。 受験を成功させるには、自分自身のことを正しく現状把握し、いま自分に足りないものをどのように勉強すればよいのかを突き詰めて、それを愚直にこなしていくことです。 確かにyoutubeには複数の動画がアップされていて、調べたい単元を検索すると出てくるようになりました。しかし動画での学習は「できるようになった」という錯覚を覚えることも多く、視聴後に自分で問題を解き直してみると全く解けないといったことも起きます。 私の塾のOUTCOMEでは、基本的に動画視聴メインの授業です。しかし動画視聴だけに終わらず、週1回は必ず講師との振り返り面談を行い、授業動画で覚えるべきルールを講師から質問し、的確に答えられているかを確認することで、本人の理解度をチェックしております。 まずはお子さまについての現状把握から実施し、どのような勉強スタイルがフィットするのかをお考えいただくことからおすすめいたします。
個別指導のデメリットは、 ①集団塾と比較すると、受講料が割高になること ②他人と比較する機会が減り、それが不安となって勉強へのモチベーションが安定しないこと の2点が挙げられます。 1点目については、「個別のオリジナルカリキュラム」と謳ってカスタマイズされること多いため、必然的に費用がかさむといったイメージです。本人に合わせたカリキュラムを組んでもらえるという点はメリットですが、その分塾側には個別対応が必要になり、場合によっては本人の実力に合わせすぎて受験日までに必要なカリキュラムが消化できないといった可能性もあります。個別カリキュラムとはいえ、受験までになにをどこまで終わらせていくのか、といったゴールラインは入塾前に確認しておくことをおすすめいたします。 2点目については、受験は模試の順位や合否結果といったように、常にライバルと比較される状況にあります。他人がどんな成績を取っているかわからない中で、ある種の孤独感を感じながら勉強を進めていくと、自分がいまどのくらいできているのかということに不安を持つこともあるでしょう。それによって勉強に集中できなくなってしまうことが想定されるなら、個別指導は合いません。他人は全く関係なく、自分でやるべきことにしっかり向き合って淡々とこなして結果を出せるような方なら、個別指導で必要なフォローをしてもらい、時には自分で不明点を質問して解消するといった使い方が可能です。 一方で、他者よりも遅れていることに奮起して勉強により集中できるといったケースもあります。もしお子さまが他人といるほうが頑張れるような性格でしたら、大教室で授業を行うようなスタイルがおすすめです。
「授業をしないで勉強のやり方を教える」というのは、合理的な方法に見えますが、それだけで勉強ができるようになるのは、自己管理能力の高いほんの一握りの生徒だけだと考えます。やり方を教わったうえでそれを継続し定着させることができて初めて結果につながるものです。 本来であれば、やり方を教えてそれが定着するまで講師がサポートする必要がありますが、やり方だけ教えて「あとは頑張って!」で終わってしまうと、その後の進捗を放置されてしまうことにもなりかねません。そうならないように、躓いたところできちんと講師に質問し、自分自身で解消するといったスタンスは成績向上に必要になってくるでしょう。 私の塾のOUTCOMEでは、週1回は必ず講師と面談を行い、授業内容の振り返りを行っております。その中では、講師側から積極的に質問をし、こちらが求める回答ができているか、できていなければ躓いているポイントを明らかにして克服してもらう、といったコミュニケーションをとり、復習時や次回以降の授業に役立ててもらうようなサポートをしております。 お子さまの性格を鑑みると、大教室で授業を行うようなスタイルや、勉強方法を教えるだけの塾よりは、上記のような個別指導で、かつきちんと本人に合わせたフィードバックが得られるようなところが適しているのではないかと推察いたします。
24時間質問OKということであれば、臆せず積極的に利用しましょう!私の塾のOUTCOMEでも24時間LINE質問はOKとしていて、深夜帯や休日でも生徒さんから質問をいただくことはございます。 わからないことをそのままにして翌日を迎えてしまえば、成績の伸びしろを自分で塞いでしまうことになります。また、講師の立場からすると、質問を投げかけてくれることで、つまづきやすいポイントも把握できるので、生徒の個別フォローがより具体的になっていくと思います。 時間によってはリアルタイムで回答がないかもしれないため、夜間や休日に質問したときの回答日の目安は事前に把握しておくと良いと思います。いつ回答が来るかが事前に把握できていれば、質問するタイミングはもうちょっと早めにしよう、とか、日曜日や祝日でもいったん質問しておこう、といった形でお子さま自身で質問するタイミングが判断できるようになるでしょう。
保護者さまからの質問に対して、抽象的ではなく具体的に回答する、ということは数字や事実を使って回答ができるかどうかだと考えております。例えば、「GMARCHの合格実績がある」ではなく「◯◯年は、生徒●●人中△割はGMARCHに合格している」、また「講師と深いコミュニケーションを取ってサポートする」ではなく、「週1回は必ず対面でコミュニケーションを取り、不明点を解消する」といった表現です。 このような回答をする塾の方は、保護者に対して親身に対応することができると判断ができるかと思います。 また、このような回答を得られるように、質問する保護者さまからも数字ベースで質問をすることをおすすめいたします。例えば講師の質について聞く場合は、「講師陣はどのような大学出身で、これまでどのようなフォローで生徒の成績が向上したのでしょうか」といった質問です。この質問に対して塾長から具体的な回答が得られれば、現場をきちんと把握して管理ができていると判断もできますし、安心してお子さまを預けられるのではないかと考えます。