1975年大阪市出身・関西大学法学部卒 1998年ビジネスオーナーとして独立 2007年大阪NSC30期生としてワッハ上方お笑いコンクール銀賞 2012年夏 4歳の娘と二人で世界一周の旅へ 現在はオンライン学習塾Cheers!の塾長として、全国の子供達と日々切磋琢磨している
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こんにちは! まず、コツコツ成績を上げてこられたこと自体が大きな自信になります。個別指導の一年間で培った“分からないを言語化する力”は、集団塾でも立派な武器になるからです。 とはいえ教室が変わると環境ショックはゼロではありません。そこで視点を三つにしぼっておくと、ストレスが最小で済みます。 一 スピード対応は“予習三分+復習五分” 集団授業はテンポが速いぶん、説明に割ける時間が短くなりがちです。授業前に教科書の太字語句だけでも拾っておくと、板書が暗号に見えません。授業後はその日のノートを五分だけ見返し、赤字で「分かった/あいまい」を仕分けしておくと質問のタネが残ります。 二 質問は“隙間時間シート”を使う 個別ではその場で聞けた疑問も、集団だとタイミングを逃しがちです。コピー用紙を四つ折りにして、授業中に浮かんだ疑問をメモし、休み時間に講師へ渡す。講師は空き時間に返事を書き込んで返却、というサイクルを提案してみてください。直接声をかけるよりハードルが低く、講師も質問内容を整理しやすいです。 三 “週一リセット日”を作る 授業の緊張感で疲れがたまると、せっかくのハイレベル環境が重荷になります。週に一度は塾の宿題を極力入れず、自宅で個別式ドリルや動画解説でのんびり復習する日を設定しましょう。テンポを落として吸収し直す時間があると、翌週の授業スピードに心が折れにくくなります。 加えて、入塾初月は“観察モード”と割り切るのもコツです。わからない問題が増えても「これが現在地の地図」と捉え、一か月後に個別時代のノートと成績を比較すると伸びしろが見えやすくなります。 というわけで 予習三分でスピード対応 隙間時間シートで質問ハードルを下げる 週一リセットで疲労を調整 この三本柱を用意しておくと、個別の良さを残したまま集団塾の刺激を取り込めます。移籍はジャンプ台。上手に踏み込めば、今までの努力がさらに高く跳ねるはずです。
こんにちは! まず、大前提を整理します。塾業界では「いったん離れたけど戻ってきました」は実は珍しくありません。春は部活との両立を模索して別の塾へ、夏につまずいて再入塾、なんて年間に何件もあります。つまり塾側の“受け入れ耐性”は想像以上に強いです。 とはいえ気まずさがゼロになるわけではありませんよね。そこで視点を変えてみましょう。塾からすると「もう一度ここで勉強したい」と言ってくれるのは最高級の褒め言葉です。お菓子屋さんが「またあの味が忘れられなくて」と再訪されたら嬉しいのと同じです。 ここからは実践編。三段階で動くとスムーズです。 一 連絡は電話よりメール 最初のひと声を電話で入れると、担当者が不在のときに説明が二度手間になりがちです。メールなら経緯や希望を落ち着いて書けますし、塾側も社内で回覧して準備ができます。件名に「再入塾のご相談」と添えておくだけで、先方は事情を察してくれます。 二 “前向き理由”をセットで伝える 「家の都合で一度退会しましたが、子どもが授業内容を高く評価しており、再度お願いしたく存じます」このひと言で十分です。失礼をわびるより“貴塾で学びたい”を強調すると雰囲気が柔らかくなります。 三 再面談で目標をアップデート 教室に伺うときは「前回通っていた期間に身に付いたこと」「新しい塾で得た気付き」をメモして持参してください。講師はカリキュラム再設計がしやすくなり、再スタートが滑らかになります。 ちなみに、もし違約金や入会金の扱いが心配なら、最初のメールで「費用面での再入塾規定を教えてください」と一文加えると事務手続きがクリアになります。気まずさより手続きを先に確認すると、むしろ事務局が動きやすいです。 というわけで 1 メールで落ち着いて連絡 2 “戻りたい理由”をポジティブに 3 面談で目標を共有し直す この順番で進めてみてください。塾側も「戻ってきてくれたんだ」と歓迎モードになりますし、お子さんも再スタートを前向きに感じられるはずです。
こんにちは! まず三年間、内申も模試も両方追い続けてきた親子のがんばりは、まさにフルマラソン級です。ここで一度、呼吸を整えてから次の一手を考える余裕を持つことが先決です。 さて、県立トップ校向け選抜クラスと私立推薦狙い、この二つは同じ「受験」というコースに見えて実はカーブの角度が違います。神奈川県立の選抜では、学力検査と内申の比率が学校ごとに二対八から八対二まで幅広く設定されます。 一方、私立推薦は「内申+面接+適性」の総合評価が基本で、模試偏差値は参考程度のことが多いです。このズレを塾側が十分に理解していないと、ブレーキとアクセルを同時に踏むような状態になりがちです。 とはいえ授業の質と学習環境はお子さんのお気に入り。ここを丸ごと手放すのは惜しいですよね。そこで三段階で軌道修正を試してみてはいかがでしょうか。 一 「進路優先リスト」を共有 進路希望とその選考方式(推薦・併願・相談進学など)を紙一枚にまとめ、担任講師ではなく校舎長や責任者との面談で渡してください。ポイントは「うちは県立進学の予定がない」に加え「それでも選抜クラスの授業が必要な理由」をセットで伝えることです。塾側にメリットが見えれば、学習メニューを私立仕様に微調整してくれる可能性が上がります。 二 内申対策の“防波堤タイム”を週一確保 選抜カリキュラムはどうしても模試寄りです。そこで週四のうち一日は家庭学習かオンライン個別で提出物・実技科目の対策に振り切る枠を作ります。時間を先にブロックしておけば、塾で多少のプレッシャーがあっても内申準備が後回しになるリスクを下げられます。 三 夏期講習を「試運転」に 夏は授業数も講師数も増えるので、校舎間振替や科目単位のクラス変更がしやすい時期です。もし講師のスタンスが合わないと感じたら、まずは講習だけ別講師の授業を受けてみる。お子さんが楽しめて、かつ内申対策に理解のある講師が見つかれば転籍も視野に入ります。逆に夏を走り切っても軌道修正が難しいと感じた場合は、八月末が転塾のラストチャンスと考えると行動のタイミングがクリアになります。 ここまでしても風当たりが変わらなければ、選抜クラスは「学力伸ばし専門」と割り切り、内申対策は個別指導や家庭教師に委ねるハイブリッドも現実的です。費用は上がりますが、精神的コストと天秤にかけると納得度は高いはずです。 というわけで 進路希望を公式に共有 内申専用時間を先取り 夏期講習で講師相性をテスト この三本柱で動いてみてください。塾とご家庭、どちらか一方が折れるのではなく「目的地は私立、高速道路は選抜クラス」という二層構造にしておくと、お子さんも迷わず走れます。
こんにちは! まず娘さんが「友達が多いと気が散る」と自覚できている点は大きな収穫です。自分の弱点を言語化できる子は、学び方を変える力を持っています。ここは素直に拍手です。 とはいえ一般的には「通塾時間は短いほうが体力も安全面も安心」というのが王道ですよね。でも近いだけで環境がガヤガヤなら、塾に着いても脳が部活の延長戦。結局、問題集より友達トークが進む。これも現実です。 ただし遠い塾を選ぶとき、勉強時間が30分伸びるわけではありません。移動30分は「体力と夜の自由時間を消費する30分」です。ここに目をつぶると、テスト前に風邪をひくとか、帰宅後に寝落ちして宿題が終わらないといった副作用が出やすいです。 そこで三つのステップで考えてみてください。 一 現塾の「環境スイッチ」を試す 座席位置を壁向きに変えてもらう、時間帯を友達とズラす、個別ブースを使えないか相談する。これで半分は解決するケースが多いです。 二 遠い塾は“体験+帰宅テスト” 実際に一週間だけ通わせ、帰宅してからの夕食、入浴、就寝が何時になるかをストップウォッチで可視化します。数字で見ると、親子とも「案外いける」「やっぱりきつい」がはっきりします。 三 オンライン自習室を併用 集中したい日は現塾を休み、Zoom型自習室やオンライン個別で“顔だけ知らないクラスメイト”と並走する方法もあります。移動ゼロで環境リセットできるので、安全面と集中力の両取りが狙えます。 この順番で試して、 1 現塾で改善できれば御の字 2 ダメなら遠い塾+週一オンラインでハイブリッド 3 それでも合わなければ遠い塾を本格導入 と段階を踏むと、失敗コストが最小になります。 というわけで、まずは「近いけど集中できる工夫」をやり切ってみる。そのうえで体験入塾とタイム測定で現実を数字にする。娘さん自身が結果を見て首を縦に振るなら、その選択はきっと長続きします。
こんにちは! まず、ご夫婦で私立中の環境に魅力を感じた時点で、息子さんにとってプラスの材料はそろっています。親がワクワクしていると、子どもは意外と敏感に感じ取るものです。 よく聞く一般論は二つです。 一つは「小学生は対面でないと集中できない」。もう一つは「移動時間が長いと家庭が回らないからオンライン一択」。どちらも耳ざわりは良いですが、現場で見ると穴が目立ちます。 対面の強みは同学年ライバルの熱気です。ただ田舎の塾はクラス人数がそもそも少なく、競争エネルギーが想定より薄いことがあります。車で三十分走ったのに、となりの席が空席だとテンションが下がる。これは盲点です。 オンライン塾は移動ゼロが最大の武器です。送迎と天候のストレスが消え、親子とも体力を温存できます。反面、画面越しだと「へえ、そうなんだ」で終わりやすい。特に国語の記述は、講師が表情と筆圧を同時に見る対面のほうがフィードバックが濃いという事実もあります。 ではどう選ぶか。 視点を三つにしぼると霧が晴れます。 一 家庭のタイムテーブル 帰宅後の一時間は宿題と夕食で埋まるなら、通塾による移動がそこに上乗せされます。週二で通うと週六十分×二で百二十分。これがオンラインならまるまるフリータイムになる。家事と弟妹の世話がある家庭ほど、この二時間は金塊級の価値です。 二 得意・苦手の質 算数の計算は既に武器として鋭いので、オンラインでもドリルとタイムアタックで伸ばせます。国語は語彙量と文章構造の「聞く・話す・書く」をセットで鍛える必要があります。もしオンライン塾に記述添削の仕組みが弱い場合は、月一でもいいので対面講座や模試会場で書き殴る機会を確保しておくと安心です。 三 習慣化のハードル 小学生はタスクより雰囲気で動きます。オンラインの日でも「教室モード」に切り替えるために、机を十五分前に片づけて制服の上着だけ羽織るなど儀式を作ると、集中スイッチが入ります。この工夫ができるかどうかが継続の分かれ道です。 ここまで踏まえた私の提案はハイブリッド型です。 平日はオンラインで基礎訓練。週末か月一で対面のテスト会や特訓講座に参加し、緊張感と他流試合を味わう。この配分だと移動負担は大幅に減り、弱点の国語も講師が手元を見ながら矯正できます。 とはいえ百聞は一体験にしかず。まずは春休みにオンライン塾の無料体験と、気になる対面塾の公開テストを両方受けてみてください。息子さんの表情を比べると「続きがやりたい」場面が必ずあります。そこでテンションが上がった方を主軸に据え、もう一方を補助輪にするとミスマッチが最小になります。 というわけで 一 タイムテーブルを数値で比較 二 国語の添削体制を要確認 三 儀式づくりで習慣化 四 体験で本音を可視化 この順に動くと「どっちがいい?」が「わが家にはこれが合う」に変わります。
こんにちは! まず、22時帰宅で24時就寝は大人でもハードモードです。中学生ならなおさら体力を削られます。朝がつらいのは意志の弱さではなく、単純に寝不足のサインです。 とはいえ「塾をやめるか続けるか」だけで考えると、どうしても白黒の二択になります。そこで少し視点をずらして、生活リズムを四つのピースに分けてみましょう。 1 移動時間 2 夜のルーティン 3 朝のスタート 4 週単位の休息 この四つを微調整するだけで、睡眠時間は意外と確保できます。 まず移動時間。塾に残って自習しているなら、思い切って切り上げて帰宅を30分早める手があります。電車なら途中から急行に乗り換えるだけで10分縮むこともあります。小さな時短の積み重ねが大きな余白を生みます。 次に夜のルーティン。ごはんとお風呂が連続すると時間がブツ切れになり、脳が「まだ活動中モード」から抜けにくくなります。お風呂を朝に回し、帰宅したら軽食で済ませて先に寝る作戦もあります。翌朝に温かい味噌汁を用意すると、眠気覚ましと栄養補給を同時にこなせます。 朝のスタートは「15分だけ早起き」が現実的です。目覚ましを一気に60分前倒しすると三日坊主になりますが、15分なら体が慣れやすいです。その分、夜のスマホ時間を15分削る。足し算と引き算をそろえるイメージです。 最後に週単位の休息。金曜の夜は塾がないなら22時就寝を厳守し、土曜日の午前を「爆睡許可ゾーン」にします。週一で睡眠の貯金日をつくると、平日の不足をリカバリーしやすくなります。 これらを試しても睡眠が足りないと感じる場合は、塾と相談して開始時刻を一コマ前倒ししたり、オンラインに切り替えたりする選択肢があります。授業そのものの質を落とさずに、移動ストレスをゼロにできるからです。 というわけで、 移動の見直し 夜の流れの再配置 朝に15分の余裕 週末の“睡眠貯金日” この四点を試してからでも「慣れるまで待つかどうか」を決めるのは遅くありません。体が楽になれば、学校の授業にも自然と集中できるようになります。
こんにちは! まず、半年間コツコツ続けている姿勢そのものが大きな財産です。ここを認めてあげることが、次の一歩の燃料になります。 よくあるアドバイスは「このまま継続すればそのうち伸びる」あるいは「塾を替えれば流れが変わる」の二択です。どちらも一理ありますが、どちらも決め手が弱いまま動くとモヤモヤが残りがちです。 そこで一度、テスト結果をパズルのピースに分解してみてください。例えば英語なら ・単語問題は正答率八割 ・並び替えは五割 ・長文は三割 といった具合に細かく色分けします。すると「全部ダメ」ではなく「並び替えと長文が弱点」と絞れます。弱点が見えれば、宿題をやっているつもりでも点につながらない理由が説明できます。 次に「勉強時間をどう使っているか」を棚卸しします。塾の宿題をこなす時間と、解き直しや暗記の復習に当てる時間が同じくらいあるでしょうか。宿題=ノルマで終わると、知識が脳内に定着する前に次の単元へ進むことになります。復習タイミングを「翌日・一週間後・テスト前」と三段階に分けるだけで、記憶の定着率は大きく変わります。 また、模試や定期テストの「時間配分」や「ケアレスミス」も無視できません。ラスト五分で大問を丸ごと落としているときは演習不足ではなく戦術ミスです。過去問を使って制限時間の七割で解く練習をすると、試合運びが安定します。 ここまで見直しても数字が動かない場合は、塾との相性チェックをしてみましょう。 ・弱点をピンポイントに補強する課題が出ているか ・本人の解いた直後の解説時間が十分あるか ・保護者との共有が具体的か この三つがそろっていれば、環境としては合格点です。足りないと感じたら、担当講師に遠慮なく相談し、指導スタイルを微調整してもらうのが先決です。 とはいえ、半年続けても手応えゼロなら転塾やオンライン併用も選択肢になります。環境を変えることで「同じ努力でも伸びる感覚」が手に入ることは珍しくありません。特に個別指導やオンライン指導は、弱点にドリルのように穴を開けてくれるので、今までの努力が一気に花開くケースが多いです。 ちなみに学習曲線には「停滞期」がつきものです。筋トレでも一定期間重さが伸びない時期がありますが、その壁を超えると急に持ち上がる。テストも似ています。今は力をため込むフェーズかもしれないと、少し長い目で見る視点も持っておくと気持ちが楽になります。 というわけで 1 弱点を数値で見える化する 2 宿題と復習のバランスを整える 3 塾との連携を密にして改善を試す 4 それでも手応えゼロなら環境チェンジを検討 この順番で動くと、悩みが「感覚」から「手順」に変わり、次の一手がはっきりしてきます。
こんにちは! さて、週3回も塾に通って、ちゃんと宿題もこなしているのに成績が上がらない。しかも3ヶ月経っても平均50点前後。この状況、親としてはかなりモヤモヤしますよね。がんばっている息子さんを見ているからこそ、余計に胸が苦しくなると思います。 よくあるアドバイスとしては、「焦らず基礎を固めましょう」や「成績が伸びるまでには時間がかかります」というものがあります。もちろん、これは一理あります。特に算数は、積み上げ型の教科なので、基礎がボヤけていると、いくら問題を解いても得点にはつながりにくいです。 でもですね。 「もう少し基礎を固めましょう」と言われ続けて3ヶ月。しかも何をどうやって固めているのかが見えてこない。この状況って、例えるなら「筋トレしてるのに、鏡を見ても筋肉が一向に見えてこない」みたいなもので、本人も周囲もだんだん疑心暗鬼になります。 ここで一つ、冷静に整理しておきたいのは「がんばっているのに成果が出ない理由は何か?」という点です。 例えば、 ・理解の穴がどこにあるのか明確に把握されていない ・授業や宿題の内容が本人の理解度とズレている ・解き方は分かっているけど、定着のための演習が足りない など、原因はさまざまです。 とはいえ、今の塾がそれをきちんと分析して対策してくれているか?というと、文面から察するに、少し心もとない印象です。 もし僕が保護者としてこの状況にいたら、次のようなステップで動くかもしれません。 まずは、今の塾に「3ヶ月でどこができるようになったのか」「今、特に弱い単元はどこなのか」「次の1ヶ月で何をどう対策するのか」を具体的に聞いてみます。ここで明確な答えが返ってこないようであれば、正直ちょっと厳しいかもしれません。 次に、他塾の体験授業をいくつか受けてみるのもおすすめです。雰囲気や先生の教え方、カリキュラムの設計の違いが分かりますし、息子さん自身が「こっちの方が分かりやすいかも」と感じることもあります。 家庭でのフォローについては、親が全部やろうとすると負担も大きくなりますので、例えば「今日の授業でどこが分からなかった?」と話す時間を5分だけ作るとか、「1日1問だけ一緒に考える」みたいな小さなアプローチでも十分意味があります。 というわけで、 塾を変えるかどうかの判断は、「先生が現状をどう分析し、どう改善するつもりか」にかかっていると思います。そして、変えるなら「分からないまま放置しない」塾に出会えるかどうかがポイントです。 息子さん、嫌がらずに塾に通っているとのことなので、学ぶこと自体には前向きな力があります。だからこそ、ちょっとした環境の違いが、グンと成績につながることもあります。 焦らず、でも勇気を持って、少しずつでも前に進めるようにサポートしてあげてくださいね。
こんにちは! まずは成績アップ、本当におめでとうございます。数字が跳ね上がると大人でも舞い上がれます。まして中2男子、「勝ったからゲームクリア」と感じるのは自然な流れです。 とはいえ、ここで勉強を止めてしまうと、いわゆる“ロケット花火型”になりかねません。勢いよく上がるけれど、すっと消えてしまうタイプですね。保護者の心配はここにあります。 よく聞く対策が「次の目標を決めよう」「将来のためだよ」と背中を押す方法です。確かに王道ではありますが、息子さんの耳には「また数字を追え」という同じ曲が流れているように聞こえるかもしれません。達成感の余韻にひたる人に、すぐ次のマイルストーンを掲げてもエンジンがかからないことが多いです。 ここで視点を変えてみましょう。 テストの点は“結果”ですが、学びそのものは“探検”です。探検の面白さを味わえれば、数字に頼らなくても自分から歩き出します。では、探検モードに切り替えるにはどうするか。 一つ目の提案は「雑談ネタ化」です。たとえば歴史で織田信長を習ったなら「信長が現代に来たらYouTuber向いてそうじゃない?」と軽口を叩く。英語で現在完了をやった日は、晩ごはんの席で「have you ever eaten ナポリタン?」と急に聞いてみる。点数の話題を封印し、学んだ内容を日常会話のスパイスに変えてみてください。彼の中で「勉強=会話の武器」とリンクし始めたらしめたものです。 二つ目は「失敗コレクション」を作ること。テストでは間違いは赤ペンで消されますが、探検ではむしろ“お宝”。息子さん専用のノートやアプリに「今日の珍ミス」を書き込み、家族でクスッと笑う。そうすると点数よりプロセスに目が向きやすくなります。 三つ目は「大人の学びを見せる」作戦。親御さんがスマホで英単語アプリを触る、料理のレシピを科学的に調べるなど、学び続ける背中をチラ見せしてください。「勉強って卒業したら終わりじゃないんだ」と感じれば、彼の中で学習が“学校の仕事”から“人生の技術”に昇格します。 というわけで、次のテスト目標を掲げる前に、学びを日常のなかに遊ばせてみてください。テストのご褒美で止まったロケットに、ふたたび火をつけるのは「点数」より「好奇心」です。息子さんが笑いながら「今日はこんなこと知ったよ」と話してくれたら、その瞬間がゴールテープだと思います。
こんにちは! まず多くの保護者が「個別指導=点数アップの特効薬」と考えがちです。実際には、薬の成分より飲み方が合っていないケースがとても多いです。わかりやすく言うと、風邪薬を飲みながら夜更かししていたら治りにくいのと同じです。 とはいえ「じゃあ何を見直せばいいの?」と感じますよね。ここで三つ、チェックしてみてください。 一つ目は授業内の目標です。次の学校テストで何点を取るかを塾と共有できていますか。目標が「なんとなく理解する」だと、結果もぼんやりになります。 二つ目は家庭学習の量と質です。個別指導は週数時間。残りの一五〇時間近くをどう過ごすかで勝負が決まります。 三つ目は確認テストの頻度です。授業で「できた気がする」状態を、翌週に小テストで測っているか。筋トレでいう次の日の筋肉痛チェックみたいなものです。 ここまでやっても点につながらない場合、担当講師の指導スタイルとお子さんの相性が悪い可能性があります。ただ、息子さんが「塾が楽しい」と感じているのはすごく大事です。楽しさは継続の燃料ですから、火を消さない工夫を優先したいところです。 もし乗り換えを検討するなら「苦手教科だけ別の塾へ」より、まずは今の塾にピンポイントで改善策を頼む方法をおすすめします。例えば数学は毎回計算小テスト、英語は単語リストの音読チェックをお願いするなどです。二か月ほど実行して伸びが見えなければ、その時点で専門塾への転籍を考えても遅くありません。 ちなみに数学は基礎計算を毎日十分、英語は単語十個を声に出して覚えるだけでも一学期で平均点に戻るケースが多いです。派手さはゼロですが、地味なルーティンが最短ルートだったりします。 というわけで、まずは目標共有・家庭学習・確認テストの三点を現塾でテコ入れしてみてください。楽しい環境を残しつつ結果を出す方法が見つかれば、それがいちばん息子さんの自信につながります。