シドニー生活7年を通じ、教育の違いに衝撃を受ける。帰国後、「子どもたちの自己肯定感を高め、笑顔にしたい」と、大手塾勤務を経て、2010年「個別教育クラーク」を創設。2013年「教育先進県ナガサキ」をプレゼン大会で発表。2024年「タイパ最強!AI時代の5日間完成 面接必勝メソッド」上梓。3兄弟の父。
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お子さんがこの春から塾に通い始めるとのこと、新しい環境に期待と不安が入り混じるお気持ち、よくわかります。「塾を変えるべきか」 についてですが、結論としては 、1回のテスト結果だけで判断するのは早いと言えます。成績の伸びには時間がかかるのが普通で、慣れること自体も重要なプロセスだからです。特に、今回は進学するタイミングなので、学校の環境も大きく変わります。慣れるのに時間がかかるお子さんの場合は特に長い目で見て、周囲に相談しながら適切なサポートを見極めていきましょう。 ◯塾の効果が出るまでに時間が必要な理由 成績がすぐに上がるケースは限られています。特に「勉強スタイルが確立していない場合」や、「基礎が不足している場合」、「環境が変わったとき」は時間がかかることが一般的です。効果が見え始めるのは「3か月~半年」が目安です。 塾での勉強内容が学校のテストに直結していない場合や、新しい指導法に慣れていない場合も、結果がすぐに現れないことがあります。また、成績が上がるには家庭学習で授業内容を定着させる復習の習慣をつけることが重要なポイントです。 ◯塾をすぐに変えた方がいい場合 春期講習に参加したが雰囲気がまったく合わず、お子さんが行きたがらず、塾の日は毎回、親子喧嘩になる等 ◯中間テストで期待した結果が出なかった場合はどうする? 1回のテストだけで結論を急がず、以下の点をチェックしてみましょう 1. 塾の授業内容が学校のテスト範囲と合っているか? 塾が以前の学年の範囲に戻って基礎を固めている場合など、テスト結果と直結しないことも。 2. 家庭学習が効果的に行われているか? 塾の授業を復習し、定着させるよう、家庭学習の習慣を見直す必要があるかも。 3. お子さん自身が塾に満足しているか? 授業が「分かりやすい」「楽しい」と感じているなら、結果が出るまで様子を見るのも選択肢です。一方で「質問しづらい」「先生が合わない」と感じている場合は、塾の先生に相談してみましょう。 ◯改善案を試しながら期末テストまで様子を見よう ・塾の先生と相談して計画や学習法を見直す ・家庭学習を充実させ、学校や塾で学んだ内容を復習する ・お子さんがモチベーションを維持できるよう目標を一緒に設定する ◯塾を変えるかどうかの判断基準 期末テスト後の状況を踏まえ、以下の基準で判断してください ・塾の指導スタイルや先生との相性が合っているか? ・家庭学習が効果的に行われているか? ・3か月以上取り組んで成果が全く出ない場合、塾に相談してみましょう。
これはよくある悩みですね!「得意科目は安定しているのに、苦手科目だけ伸びない」というのは、ご推察の通り、「苦手な科目ほどやる気が出ない」という、気持ちの持ち方や学習の仕方が影響している可能性が高いですね。また、得意科目は高い点数をキープできているというのは素晴らしいです。 結論から言うと、今の塾を続けながら、苦手科目の勉強法を工夫することをおすすめします。 ◯苦手科目が伸びない原因は? ① 勉強のやり方が合っていない 「頑張っている」と本人は感じていても、インプットばかりでアウトプット(問題演習)が不足している場合や、時間の使い方に偏りがあるかもしれません。 ② 基礎が固まっていない 苦手科目は往々にして、基礎の理解が不十分なことが原因になっている場合が多いです。 ③ 成功体験が少ない 「やってもできない」という苦手意識が強まり、学ぶことへの意欲が低下していることも考えられます。 それでは、どうする? ① まず「勉強のやり方」を見直す ・苦手科目ほどアウトプットを増やし、実践的な練習を重ねることが必要です。 ・「わかる」=「できる」と勘違いしていないか? 手を動かして実際に解く経験を積むことで、「できる」に変えていきます。 ・勉強時間のバランスを変えてみる 苦手科目に多めの時間を割くことで、集中して克服するきっかけを作ります。 ② 「基礎の抜け」をチェックして補強 ・ 1つ前の学年やもっと簡単な問題を解く ここで間違いが出た場合、その単元の基本的な知識を徹底的に復習します。 ・「簡単」と感じるレベルからはじめる 自信を取り戻し、次のステップに進むモチベーションを高めます。 ③ 「成功体験」を増やして、やる気を出す ・「できた!」という成功体験が増えると、苦手意識が和らぎます。 ・簡単な問題を解いて小さな成功を重ねる 例えば、最初は基礎問題50%の正解を目指し、そこから徐々に目標を上げていきます。 ・1日1題のミッションを作る 「今日はこれだけクリアする!」と、小さな達成感を毎日積み重ねます。 ・間違えた問題をしっかり復習する 「次は絶対、解けるようにする!」と意識しながら繰り返すことで、苦手分野を克服できます。 塾の先生にこう伝えてみる 「苦手科目に手がついていないのが心配なのですが、家庭でもできる具体的な対策を教えていただけますか?」 「アウトプットを中心に勉強を進めるにはどうしたらいいですか?」 大切なのは、苦手科目を克服するために「小さな成功」を積み重ねながら、息子さんのやる気を引き出していくことです。
おっしゃる通り、これも広い意味で学習サポート。多様性を認める社会では、塾にも生徒が安心して学べるよう工夫が求められるようになってきています。特に、学校では「置き勉」を許可するなどして生徒の忘れ物対策を行っていることを考えると、塾にも柔軟な対応を期待されるのは自然なことだと思います。 ◯貸し出し用の教材の準備 忘れ物をした生徒のために代用できる予備の教材を準備しておくことで、学ぶ機会の損失を防ぐ。 ◯置き教材(置き勉)の導入 生徒がよく使う教材を塾内で保管する仕組みを作ることで、忘れ物のリスクを軽減する。 ◯管理をサポートする仕組み 忘れものをしやすい生徒向けに、チェックリストやリマインダーを使って自己管理能力の育成をサポートする。 こうした取り組みがあると、保護者としても安心できますよね。息子さん自身もプレッシャーを感じすぎず、学習に集中できるようになりそうです。ただ、通われている塾がこれらの対策を導入するかどうかは、その塾の方針に大きく左右される部分です。生徒自身に持ち物管理をしっかりするよう指導してくれる塾もあります。その場合は、家庭でも努力と工夫をすることを前提として、塾へは具体的な提案として伝えてみたり、忘れ物をしやすい息子さんへの理解と配慮をお願いすると良いかもしれません。 もし、話し合いで塾の姿勢が変わらない場合は、無理のない範囲で対応しつつ、その塾が息子さんに合っているかどうかを再検討するのも一つの方法です。息子さんの意欲を大切にしつつ、お互いが納得いくよう進められるといいですね。
中学3年生の受験シーズンに入ると模試が増えるのは一般的ですが、親御さんとしては不安や負担を感じられるかもしれませんね。模試には以下のような目的があります。 ◯現状把握と課題の明確化 模試を通じて、志望校の判定や学力の現状を把握し、どの分野を重点的に勉強するべきかを見極める材料にする。 ◯客観的に実力を評価する 学校のテストとは異なり、全国規模での偏差値や順位を知ることができ、実力を客観的に把握する。 ◯本番への慣れ 模試は試験本番を想定して作られているため、時間配分や緊張感への耐性を身につける練習機会とする。 ただし、ご指摘の通り、模試が増えることで学校のテスト対策がおろそかになるリスクもありますし、親子で精神的に疲れてしまうのも心配ですよね。そのため、以下のような工夫をしてみることをおすすめします。 ◯模試の年間スケジュールを吟味する 年6回といっても、全てを受ける必要がない場合もあります。同時期に学校でも模試がある場合などは、最低限、必要なものだけに絞ることができないか、塾の先生に相談する。 ◯模試の結果を長期的に見る 1回ごとの結果に一喜一憂するのではなく、数回分の結果を比較したり、受けたときの状況を分析したりして、成績の傾向を見るようにする。 ◯学習計画のバランスをとる 模試対策と学校のテスト対策を並行するために、勉強の時間配分を計画的にすることが重要です。塾の先生に相談して、具体的なアドバイスをもらうのも一つの方法です。 息子さんにとって、模試が費用以上の価値を生むようサポートしつつ、親子で無理をしすぎない範囲で取り組むことが大切です。
これは気を遣いますよね。 私の塾も個別指導なのですが、やはり、この部分はとても「気を遣われがち」でした。それでも、とても大切なことなので、今では下記の点を必ずお伝えするようにしています。 「個別の塾は先生との相性が大事なので、ご希望があったらお知らせください。例えば、「『英語は◯◯先生がいい』とか『△△先生だけはNG』とか、『やっぱり女性の先生だけで』なども、ご家庭でお子さんが言われるようになったら、ぜひ、お知らせください。もし言いにくい内容なら、講師へは「こちらのマッチングの問題と伝えて、できるだけすぐに対応するようにいたします。」というように、記憶に残るよう丁寧に伝えています。 なぜなら、個別指導塾は隣に先生が座って指導するので、「なんかイヤ」などの漠然とした理由も含めて、「塾に行きたくない」に直結するからです。お子さんの学習環境を整えるために塾に行かせているのに、「先生がイヤ」とか、「遠慮して言えない」というのは本末転倒ですよね。また、それが原因で勉強のモチベーションや成績が下がったり、辞めることになったりでもしたら、ご家庭にとっても、先生や塾にとっても、大きな痛手です。どうか、遠慮なく塾に相談してください。 どうしても伝えにくい場合は、先生の努力や熱意を認めつつ、相性の問題として伝えてください。 ◯伝える例:「いつもお世話になっております。○○(お子さんの名前)が、講師の先生にとても熱心にご指導していただいているようで本当に感謝しています。ありがとうございます。そのうえでちょっと相談なんですが、どうも、その熱心な指導が今は少し子どもの負担になっているようなんです。先生に期待をかけてもらっているのもわかるので、そのことをなかなか言えず、元気がなくなってきているようにも見えます。あれだけ楽しみにしていた塾も、最近は行き渋るようになってきました。今の子どもの状態に合わせて、先生の変更をお願いすることは可能ですか?」 こんな風に伝えれば、「先生が悪い」というニュアンスではなく、「相性の問題で、より良い環境を求めている」という前向きな理由になります。 さらに、「先生には、これまでとても熱心に教えてくださって感謝しています」と重ねて伝えておけば、先生の気持ちのフォローも塾から伝えられるはずです。 気を遣うところだと思いますが、個別指導塾は「講師交代もしやすい環境にある」というのがメリットです。お子さんが今後も楽しく学べるよう、どうぞ相談してみてください。
しつこい営業は負担になりますよね。また、お子さまのために塾をじっくり検討したい気持ちを大切にされている状況が伝わってきました。営業については、そのまま無視したり、着信拒否を設定してもいいかと思いますが、なかなかそれができないという方は、以下のような伝え方をされてみるのはいかがでしょうか。 【相手への敬意を保ちながら、はっきりと伝える】 相手の努力に感謝を伝えつつ、こちらの要求をはっきりと伝えましょう。例えば、 「先日は資料をお送りいただきありがとうございました。とても参考になります。現在、複数の塾を比較している段階で、決定まで少々時間を必要としています。今すぐ決める予定はありませんので、追ってこちらから連絡します。そのため、しばらくお電話は控えていただけると助かります。」と、連絡の主導権を自分に戻す形で伝えるのも効果的です。 それでも食い下がってくるようであれば、こちらが困っている様子を伝えてもいいでしょう。 「丁寧にご案内いただき感謝していますが、家族と話し合う時間が必要です。そう急かされると困惑してしまいます。」と言う形です。 もし、それでも連絡が続く場合、メールや手紙で文面として記録を残しながら、同様の内容を改めて伝えるのも一つの方法です。それにより、相手も状況を理解しやすくなるかもしれません。 お子さんにとって最良の塾選びができるよう祈っています。
とてもいい視点ですね!成績を上げるには、「問題集を買うこと」よりも「問題集を使い切ること」が大事なので、後者の目的を達成するにはどうしたらいいかを考えていきましょう。 1. 問題集は厳選し、一冊をやり切る 確かに、たくさんの問題集を買うとなんだか満足してしまいがちです。そして、どれも途中で終わってしまうと、知識が定着せず、実力がつきにくくなります。 おすすめは、「これなら最後までできる」と思える問題集を選び、それを繰り返し解くことです。一冊を何周もすることで、知識が定着し、理解が深まり、問題を解くスピードや正確性が上がります。 2. 問題集の選び方 問題集を選ぶときは、次の基準で考えてみましょう。 ◯レベルが合っているか 難しすぎると嫌になるし、簡単すぎると飽きてしまいます。問題集は簡単に感じるくらいの「7〜8割くらい解けるもの」なら、サクサク進められて達成感が得られます。 ◯解説がわかりやすいか つまずいたときに解説を読んで理解できるかがポイント ◯問題の量が適切か 分厚すぎると途中で挫折しやすいので、1〜2ヶ月で終わるものが◎ 3. 飽きずに続ける工夫 途中で飽きてしまうのは、単調になったり、成果が見えにくくなったりするから。 こんな工夫で解決できます! ① 3回解くルールを作る 解いて終わりではなく、 1周目:できる問題とできない問題を分ける 2周目:間違えた問題だけ解く 3周目:もう一度間違えた問題だけを解く こうすると、やるべき問題量がどんどん減っていき、回数を重ねるごとに復習の負担が少なくなっていきます。 ② 「できた!」を見える化する ・実行するページをカレンダーやノートに書き出しておき、終わったら◯をつけていく ・「◯%達成」と進捗率を記録する 「ここまで進んだ!」が目に見えると、やる気も続きます。 ③ 短時間で集中する 長時間ダラダラやるより、「25分勉強+5分休憩」のリズムで学習するなど、集中できる時間を区切る方が効果的。キッチンタイマーをセットして、ゲーム感覚で取り組みましょう。 4. もし問題集が合わなかったら? 「買ったけど、やっぱり合わなかった…」という場合もありますよね。そのときは、無理に続けるより、思い切って別のものに変えることをおすすめします。 ただし、「また別のにしよう」をそう何度も繰り返さなくていいように、「続かなかった原因が何か」を分析し、次の問題集の選び方に活かしましょう。
お子さんが塾での学習に手応えを感じ、自信を持っているのは素晴らしいことですね。ただ、学校の授業を軽視する態度が出てきたことには不安を感じられたことと思います。このままでは「学ぶこと=効率と成果」だけになってしまい、長期的に見ると学びの本質を見失ってしまう可能性もあります。このような発言が先生の耳に入ってしまうと、調査書(内申)にも響いてきそうです。 ここで大切なのは、「学校の授業には価値がある」とお子さん自身に気づいてもらうことです。 1. 「学校の授業の価値」を一緒に考える 「学校の授業は簡単すぎる」と言うお子さんに、「たしかに、塾のほうが先取り学習もできて、効率よく感じるかもしれないね。でも、学校の授業って本当に『無駄』なのかな?」と問いかけてみるのはどうでしょう。 例えば、次のような視点から考えられます。 ◯他の人に教える力がつく 学校の授業では「友達にわかりやすく説明する」「先生の説明を聞いて、自分ならどう説明するか考える」ことで、理解が深まる。 ◯コミュニケーションの場でもある 学校は、知識を得るだけでなく、友達や先生との関わりを通して、協調性や社会性を育む場でもある。 ◯「知っていること」でも、新しい視点が得られることがある 先生の話し方や例え話から、自分が考えたことのない視点を学ぶことができる。 これらを伝える際、「学校の授業は大切だから、ちゃんと聞きなさい」とこちらの意見押しつけるのではなく、「学校の授業にはどんな価値があると思う?」とお子さん自身が考えられるように促すのがポイントです。 2. 「効率」だけでなく、「人とのつながり」も大事と伝える お子さんが「塾のほうが効率がいい」と主張するのは、わからなくもないのですが、人生は「効率」だけでは成り立ちません。学校は「人といっしょに学ぶ場所」でもあります。 「社会に出たら、知識があるだけじゃなくて、相手に伝える力や、一緒に働く力が求められるよね。今、学校でどう振る舞うかが、そういう力をつけるチャンスと考えてみるのはどう?」と話してみると、お子さんも少し考え始めるかもしれません。 3. 学校の授業を「活用する」視点を持たせる 「簡単すぎる」と感じる授業こそ、実は学びを深めるチャンスです。例えば、次のような提案をしてみてください。 ◯授業中に「違う視点」から考えてみる 「先生の説明を聞きながら、違う方法で解くとどうなるか考えてみる」など、授業を受けながら自分なりの発見をする習慣をつける。 ◯質問を考える習慣をつける 「授業で先生が唸るような質問を探してみよう」と促すと、能動的に授業を聞くようになる。 4. 「一緒に考える」スタンスを大切にする 大人が「学校も大事だから、ちゃんとしなさい」と言うと、「わかってもらえない」と反発してしまうこともあります。 「あなたの考えも分かるよ。確かに効率的に学ぶことは大事だよね。でも、学校の授業を受ける意味って、何か他にもあるんじゃないかな?」と、一緒に考えるスタンスを取ると、お子さんも「親に押しつけられている」とは感じにくくなります。 ぜひ、この機会をチャンスと捉えて、より深い学びができるよう導いてあげてください。
熱心にお子様を見てくれているのは素晴らしいことですね!だとしても、毎回の連絡対応が負担になるのはよくわかります。親御さんにも事情がありますから。そして何を隠そう、私の塾でも、毎回指導報告書をお送りしています。その立場の私から、対処のしかたをいくつかお伝えいたします。 ●既読スルーでも問題無い? 結論から言うと、全てのメッセージに返信しなくても大丈夫です!おそらくその塾は、毎回報告することを塾の価値(義務)と位置付けされているのだと思います。(私のところもそうです。)ただ、先生の熱意を無視する形になるのが気になる場合は、負担を減らしつつ、先生の気持ちも尊重できるように工夫していきましょう。 【 負担を軽減する方法】 (1)まとめて返信するスタイルに変える 毎回返信するのではなく、週に1回程度まとめて返信すると負担が減ります。 ◯先生への返信例(週に1回) 「いつも細かくご報告いただきありがとうございます!今週のご指導内容、拝見しました。家族と分担してサポートをしていきます。今後ともよろしくお願いいたします。」 こんな感じで、具体的な話には触れず、「報告を受けていますよ」ということだけ伝えてみるのもひとつの手です。 (2)「先生へのお願い」を伝えて負担を軽減 可能であれば、先生に「親として負担にならない範囲での報告スタイル」をお願いするのもアリです。 ◯先生へのお願い例 「先生、いつも詳しくご報告ありがとうございます!とても助かっています。ただ、毎回すぐに返信できないことをたいへん心苦しく思っています。もし可能であれば、特に重要なことだけを週1回まとめて報告していただく形にしていただけると助かります。」 こう伝えれば、先生の熱意を尊重しつつ、親御さんのご負担も軽くできます。 (3)返信のテンプレートを作る 定型文を作ってコピペで対応すると楽になります。 ◯簡単な返信テンプレート 「いつもご丁寧にありがとうございます。大変助かります!」 「ありがとうございます。確認しました!」 「お忙しいところいつも感謝しています。」 「家庭でもやってみます!」 これをスマホの「定型文」登録やメモに入れておくと、サッと送れるので便利ですよ~♪
「質問しないと成績が伸びないのでは?」というご心配、よくわかります。でも、まずおぼえておいていただきたいのは、「質問しない=成績が伸びない」というわけではないということです。お子様の性格や状況に合わせて、できることはたくさんあります。 1. 質問しない子でも成績を伸ばす方法 ◯「わからない」を「わかる」に変える工夫をする ー 授業ノートに「?」マークをつけて、どこがわからないのかを明確にする。 ー 「なぜ?」を3回繰り返して、自分で思考を深める力を養う。 ◯自分で調べる力をつける: ー テキストやGoogle、生成AIを活用し、自分で調べてみる。 ー 調べた内容をノートにまとめ、人に説明できるようにする。 2. 「質問の仕方」を一緒に考える 「質問しないとダメ!」と言うのではなく、「質問の仕方を知っておくと、もっと理解が深まるかもね」と、お子様の気持ちに寄り添って伝えてみましょう。 ◯質問しやすい言い方を探す: ー 「ここまではわかったけど、この部分は自信ないです」 ー 「この解き方で合っているか、見てもらえますか?」 ー 「もし他にやり方があったら、教えてほしいです」 このように、お子様が言いやすいよう、具体的な質問例を一緒に探してみるのもおすすめです。 3. お子様の性格に合った方法を見守る 「質問しない」のではなく、「何を聞いたらいいかわからない」のかもしれません。 まずは、「質問はしなくてもいいけど、わからないことを整理してみようか」と声をかけてみましょう。 質問の仕方を知ることで、学習がスムーズになることは多いです。将来のスキルとしても、持っておくととても役に立つでしょう。でも、大切なのは、お子様が「質問してみようかな」と思えるように、その価値を伝えてあげること。そして、今、できなかったとしても、成績を伸ばす方法はたくさんあるということ。お子様に合った勉強の仕方を、「一緒に探してみよう」というスタンスで、焦らず、できることからサポートしてあげてください。「質問しないとダメ」ではなく、「あなたに合った学び方を見つければ大丈夫」と伝えてあげることで、お子様も安心すると思います。最初は質問が苦手でも、「ちょっと聞いてみようかな」と思える時が来たら、それは素晴らしい成長ですよ。